活動データ
タイム
07:55
距離
10.3km
のぼり
676m
くだり
679m
活動詳細
すべて見るなにげに始まった両親と登山シリーズは、ついに久住山へ登る事が現実のものとなりました。 むかし登山をしていた父は大丈夫としても婆さんは厳しいのでは無いかと思っていましたが、毎日のように登山道具を買い揃える両親を見て、もうこれは止まらん!暴走トレインや!と僕も不測の事態に備えてバッチリサポート体勢を整える事にしました。 まずファーストエイド関係は、いつも携帯しているのがそもそも大量なので買い足しは無し。 これはソロがほとんどなので止血剤、捻挫、骨折、体調不良などを主にシステムを組んでいます。 実際に処置したことあるのは静脈性出血と捻挫くらいですが両方とも登山以外での怪我なので、これを山の中でもやりやすいように工夫して携帯しています。 病気に関してはこんなシステムを組んでニヤニヤしていること自体が頭の病気なのかもしれませんが、これは処置のしようがありません。 次に、熱中症対策として、「叩いて冷える冷却材」を追加しました。 これは袋を叩くと冷却が始まり15分程度は冷たすぎるくらいに冷えるというモノで、実際に一つ使ってみましたが、直接肌に当てると冷えすぎて痛いくらいでした。 少し重いのが欠点ですが緊急に冷却が必要な場面において、叩いて初めて冷却が始まるという道具を山に持っていけるのは相当に心強いです。そして、捻挫にもってこいの道具でもあります。 道具というかただの冷却材なんですけどね。一個100円。 これを首に2つ、脇に2つ、予備に1つの5つを持っていきました。 別に凍らせたペットボトルも2つ、凍らせたプラティパス2L、山専に氷×2など、とにかく水は大量に持っていきました。自分用の飲水はハイドレーション2Lです。 その他にタープとグランドシート、気化熱を促すための速乾タオル、エムシェルターなどです。 食料もアミノ酸系のゼリーを凍らせたものと、BCAAとグルタミンの粉末を追加。これは結局僕が飲みました。 と、言う思考を親父もしていたようで、僕が叩いて冷える冷却材を買って帰った日に同じものを親父も買ってきてました。 食料もカロリーメイト(メープル味)とチョコボール(ピーナッツ)が総カブリしました。 うむ、遺伝というやつか。 あとはいつものカメラ機材で結構な重量になりました。 この2ヶ月でけっこう痩せてしまったので両親より僕の体力が心配でしたが、ウエストが細くなったせいでバルトロのウエストベルトが目一杯締めてもフィットが甘くなった以外は大丈夫でした。 そんなこんなで無事に久住山へと登頂をして両親と壮大な景色を堪能でき、あれこれ用意した道具を使わずに済んだのは良かったと思います。しかし、下山中にヘリが来て旋回をはじめました。最初はテレビ局なのかと思いましたが救助のヘリだと気がついて望遠レンズで見てみると星生山からの登山道で手をふっている男性の姿が見えました。 その近くで横になっている女性も確認できます。しかし、ヘリは登山者が多すぎて誰が救助者なのかわからないようでずっと旋回をしていました。 救助者を見つけて収容するまで5分程度でしたが、やはり不測の事態ではヘリを迷わず要請し、目立つ物を振る以外に見つけてもらいやすい行動は何かと考えるきっかけにもなりました。 もちろん、やみくもに救助要請をすることでは無く、自分で対処出来るようにしておくのが第一ですが、そのボーダーラインは他者が加わることで簡単に崩れます。 もし両親が倒れたとして、自分で処置しようとして救助要請が遅れてしまう事のないように道具はあくまでも次への繋ぎだと再認識した一日でした。
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