ねこ1号、ねこの城に凱旋

マヤグスク(猫の城って意味)の滝を訪れるのは何年ぶりか、 今回これだけは何が何でも成功させたかった。 が、そんな日に限って雨。 昨晩の予報では晴れって言ってたやんか… まぁ、これが西表クオリティ。 だが雨は僥倖でもある。 真夏のマヤグスクの滝ツアーは通常NG。 出かけたとして、成功確率は30%以下。 そう、高温多湿に耐えられず、リタイア続出なのだ。 せっかくガイドに無理を聞いてもらったのだし、なんとか成功させたい。 そこへ雨。これはラッキーとも思ったが、ちぃと降りすぎちゃうか？ 上流で降って増水すれば渡渉できない。 ガイドと相談し、カンピレーの滝まで行き判断しよう、と。 ３０分ほど歩いてカンピレーの滝到着。 やや増水しているが、にごりもなく問題なさそうとの判断。 マヤグスクへ向けてジャングルに入ります。 ここからは生き物天国ヒル地獄。 特別天然記念物のセマルハコガメやキノボリトカゲ、でかい女郎蜘蛛、ヤスデやカニ、エビ いろんな生き物が登場。 しかし10分も歩けば足に何かついてる･･･気にしないことが一番。 やがてイタジキ川を渡渉し、マヤグスクの滝の雄姿が見えてきた。 本土では見たこともない、見事な滝。 でも訪れる人は極わずか。 もちろん、到達困難だから。 でもそれがいい、だからいい、そのままでいい。 願わくばこの手付かずの自然がいつまでもこのままでいてくれるように… このコース、ルート自体はそれほど危険はないし、案外明瞭。 しかし、スケジュールの問題や、携帯圏外でレスキューも呼べないエリアなので、 現実的にはガイドなしでは入山できないと考えたほうがいいでしょう。 西表島のネイチャーガイドは数多くありますが、マヤグスクツアーはメニューにあっても開催しないところが多く、実際に連れて行ってくれるのは3社くらいです。 どーしても行きたくなった人はカツアーガイド「カラカラ」さんに相談してみましょう。