異邦人 旧別子銅山 銅山越〜西赤石山

2015.06.21(日) 日帰り

活動データ

タイム

07:51

距離

13.7km

のぼり

1192m

くだり

1189m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 51
休憩時間
1 時間 41
距離
13.7 km
のぼり / くだり
1192 / 1189 m
1 32
10
43
1 1
34
10
1 39
6

活動詳細

すべて見る

日曜日の四国地方はどの山もB判定が目立つ。 眺望が望めないなら以前から気になっていた登山をしながら遺構巡りができる西赤石山に登ってみよう。 旧別子エリアは、別子銅山最古のエリア。 300年前に銅鉱床の露頭が発見され、以来208年間にわたり別子銅山の中心地だった。 別子銅山と言えば東洋のマチュピチュ「東平」というイメージがあるが、旧別子地区こそが別子銅山のルーツであり最も長く繁栄し、近代日本を支えた場所のひとつだ。 旧別子銅山エリアと西赤石山の日浦登山口へは、高知市からは高知自動車道を経て松山自動車道を三島川之江I.Cで降りて国道319号線を南下。 法皇トンネルを抜けて県道6号線を別子ダム方面へと向かう、早朝なら約2時間の行程。 登山口駐車場はキレイな水洗トイレの完備された立派な駐車場で10台ほど駐車できる。 花の時期も終わったが、人気の山なので数台は駐まっているかと思ったが愛媛ナンバーの車が1台のみ。 ちょっと寂しい。 ■過去への道 緩やかな登山口を進むとすぐに石垣等の遺構があらわれる。 この地区だけで鉱山として200年以上の歴史があり、最盛期には4000人以上が暮らしていたという。 無人となって100年ほどが経過し、その痕跡を辿っていると過去への道を進む旅人のような気持ちなる。 役場や小学校、劇場跡など、こんな山の中にあって賑やかな人の営みがあったとは今では想像しにくい。 あちこちと寄り道をしながら撮影をするが廻りきれない。 当然、中々前に進めるわけもなく、遺構のない区間は走っては時間を短縮するの繰り返し。 たっぷりと当時の繁栄に思いをはせながら非効率な山行を続ける。 頭の中では自然と「異邦人」が脳内リフレインを始めた。 ■ガスガスの道 散々、うろうろを繰り返して銅山越えに到着。 ここから西赤石山へは、いつもの登山道へと変わる。 しっかり整備されていてマーカーは少ないが迷うことはない。 覚悟はしていたが、ガスガスで眺望ゼロどころか3m先も見えない状態が少し続く。 まあ、この時期だ雨が降らないだけでも良しとしよう。 頂上が近づいてくると登山道は赤石山系特有の岩陵帯へと変わってくる。 少しだけアドベンチャー要素があり、楽しいが登りきった後のご褒美がガスガス。 やはり岩場は晴れた日が似合うなあ。 ■すべり落ちる道 西赤石山山頂には駐車場に1台だけ駐まっていた車の方が早めのランチを摂っていた。 毎年九州へ行っているそうで、九住山や由布岳の話しで盛り上がった。 しばらく山談義と四国では山ガールに出会うチャンスが少ない談義を交わした後、もうひとつの目的地である天狗岩へと向かう。 が、道標がなければ絶対進まないであろう急斜面に少し躊躇する。 上から見ると45度から50度くらいの斜面だろうか。 そういえばreikoさんのHPですべり落ちるように降りていくと書いてあったのを思い出した。 前日からの雨でズルズルの急斜面を細いロープをたよりに慎重に降りていく。 前回の石立山の後だからマッタリしたかったのに、ちょっと予想外の展開。 数分で天狗岩に到着。 蛇紋岩の美しい岩場で、アケボノツツジの時期に西赤石山を見上げると山全体がピンクに染まっている光景がみられるそうだ。 しかし、今日はその西赤石山ですらガスに包まれて姿が見えない。 やっぱい晴れた日にもう一回来なければ。 ■再び過去への道 天狗岩でランチを摂っていると陽射しが少しずつ射してきた。 ちょっとだけ姿を見せてくれた眺望を楽しみながら下山開始。 下山ルートは銅山越から少し降りたところで目出度町ルートで下山する。 こちらは、往路が役員や迎賓、公共施設跡が多かったのに対し、坑夫家族が生活をしていた下町にあたる場所だ。 相撲が奉納されていたという神社跡や水場などの生活の跡が多く見られるルートで、やはり中々前に進めない。 往路に合流するころには晴れ間も出て、心地よく登山口へと歩いていく。 雨が似合う場所かと思いきや、晴れた日のほうが雰囲気がいいようだ。 ■正面への道 2年前、四国堰堤ダム88箇所巡りというネットの企画に参加していた事がある。 その際に別子ダムを訪れたのだが季節とタイミングが悪く、ダム正面の写真が撮れなかった事が心残りだった。 しかし、今回の登山口駐車場に来るとき、一瞬だけ正面の見えるポイントを発見することができた。 下山後、そのままポイントに向かい、念願の正面写真をゲット。 眺望はなかったが内容てんこ盛りの山行だったなあ。 満足。 下山後の温泉は道の駅「霧の森」で汗を流す。 入浴料400円とリーズナブルなお値段で、トロトロツルツルのお湯はケガや疲労回復にイイという山行後にはうってつけの温泉。 さあ、次はどんな山が待ってるかなー。

笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM7:12 緩やかな出だし
AM7:12 緩やかな出だし
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM7:16 色鮮やかさに惹かれて
AM7:16 色鮮やかさに惹かれて
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM7:19 可憐な白い花 いい加減に花の名前も覚えないといけないとは思うが…
AM7:19 可憐な白い花 いい加減に花の名前も覚えないといけないとは思うが…
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM7:22 円通寺跡 不思議な雰囲気
AM7:22 円通寺跡 不思議な雰囲気
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM7:28 苔むした石積み
AM7:28 苔むした石積み
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM7:28 蜘蛛の巣がふわっと
AM7:28 蜘蛛の巣がふわっと
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM7:29 小足谷集落跡
AM7:29 小足谷集落跡
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM7:31 醸造所の煙突跡
AM7:31 醸造所の煙突跡
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM7:34 小足谷接待館跡
AM7:34 小足谷接待館跡
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM7:35 この辺りには役員の邸宅も建設されいたらしい
AM7:35 この辺りには役員の邸宅も建設されいたらしい
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM7:35 煉瓦と苔
AM7:35 煉瓦と苔
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM7:42 ヤマツツジが緑に映える
AM7:42 ヤマツツジが緑に映える
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM7:50 石造りのアーチ橋
AM7:50 石造りのアーチ橋
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM7:56 ダイヤモンドを散りばめた先端部が今も孔底に残っているので、いつからかダイヤモンド水と呼ばれるようになった
AM7:56 ダイヤモンドを散りばめた先端部が今も孔底に残っているので、いつからかダイヤモンド水と呼ばれるようになった
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM7:57 ダイヤモンド水の苔
AM7:57 ダイヤモンド水の苔
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM8:06 ここを通って銅山越えへと向かう
AM8:06 ここを通って銅山越えへと向かう
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM8:06 貴重なものなんじゃないんでしょうか えらく無造作に放置されてますが
AM8:06 貴重なものなんじゃないんでしょうか えらく無造作に放置されてますが
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM8:09 第一通洞南口へと向かう道
AM8:09 第一通洞南口へと向かう道
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM8:10 金庫跡
AM8:10 金庫跡
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM8:11 第一通洞南口 当然中は立ち入り禁止
AM8:11 第一通洞南口 当然中は立ち入り禁止
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM8:35 別子銅山のルーツ1番坑
AM8:35 別子銅山のルーツ1番坑
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM8:35 歓喜に沸いたから歓喜坑という名前が付けられたという
AM8:35 歓喜に沸いたから歓喜坑という名前が付けられたという
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM8:36 別子銅山と住友の発展は全てここから始まったという
AM8:36 別子銅山と住友の発展は全てここから始まったという
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM8:39 銅山越えへの石畳 濡れているとよく滑る
AM8:39 銅山越えへの石畳 濡れているとよく滑る
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM8:48 アザミ嬢のララバイ 知らない人はお父さんお母さんに聞いてね
AM8:48 アザミ嬢のララバイ 知らない人はお父さんお母さんに聞いてね
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM8:48 東赤石へは4時間ですか
AM8:48 東赤石へは4時間ですか
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM8:49 当時、背負子に鉱石を入れ、ここを越えて新居浜へと運んでいた
AM8:49 当時、背負子に鉱石を入れ、ここを越えて新居浜へと運んでいた
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM8:58 お地蔵様が祀られている
AM8:58 お地蔵様が祀られている
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM9:08 晴れていればいい景色なんだろうな
AM9:08 晴れていればいい景色なんだろうな
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM9:19 お、かわいい
AM9:19 お、かわいい
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM9:27 自然石を指標にしているのを見たことはあるが自然石に刻んだものは初めて見た
AM9:27 自然石を指標にしているのを見たことはあるが自然石に刻んだものは初めて見た
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM9:52 少し晴れてきたか
AM9:52 少し晴れてきたか
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM9:53 頂上近くからは岩陵帯が続く
AM9:53 頂上近くからは岩陵帯が続く
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM9:55 西赤石山
AM9:55 西赤石山
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM10:01 西赤石山1625.68m二等三角点
AM10:01 西赤石山1625.68m二等三角点
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM10:01 先客がおひとり
AM10:01 先客がおひとり
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM10:14 愛媛県の愛南町からこられたそうだ
AM10:14 愛媛県の愛南町からこられたそうだ
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM10:14 これはチャンスとばかりに先日届いた黒バージョンで撮っていただいた
AM10:14 これはチャンスとばかりに先日届いた黒バージョンで撮っていただいた
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM10:57 八七?苔がまたいいところに
AM10:57 八七?苔がまたいいところに
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM10:57 天狗岩直下
AM10:57 天狗岩直下
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM10:59 美しい蛇紋岩
AM10:59 美しい蛇紋岩
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM10:59 天狗岩
AM10:59 天狗岩
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM11:00 晴れていれば素晴らしい眺望らしいがガスガス
AM11:00 晴れていれば素晴らしい眺望らしいがガスガス
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM11:08 本日の山ラー 金ちゃん 徳島ラーメン エネルギー466kcal 本場の味は少し言い過ぎのような…
AM11:08 本日の山ラー 金ちゃん 徳島ラーメン エネルギー466kcal 本場の味は少し言い過ぎのような…
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM11:10 お、少し晴れた!
AM11:10 お、少し晴れた!
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM11:11 やっぱ陽が射すと違うな
AM11:11 やっぱ陽が射すと違うな
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM11:14 水玉
AM11:14 水玉
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM11:33 足場の悪い岩場で決死の自撮り 腰が引けてる(笑)
AM11:33 足場の悪い岩場で決死の自撮り 腰が引けてる(笑)
笹ヶ峰・寒風山・平家平 AM11:55 天狗岩へは滑り落ちていくような道
AM11:55 天狗岩へは滑り落ちていくような道
笹ヶ峰・寒風山・平家平 PM12:49 きのこ
PM12:49 きのこ
笹ヶ峰・寒風山・平家平 PM12:54 ほわーっと
PM12:54 ほわーっと
笹ヶ峰・寒風山・平家平 PM1:12 住友林業の鉄塔
PM1:12 住友林業の鉄塔
笹ヶ峰・寒風山・平家平 PM1:27 坑道の排気斜抗
PM1:27 坑道の排気斜抗
笹ヶ峰・寒風山・平家平 PM1:30 小魚のレリーフ?
PM1:30 小魚のレリーフ?
笹ヶ峰・寒風山・平家平 PM1:37 元禄7年に起きた山火事で亡くなった131名の御霊を供養するために築かれた蘭塔婆
PM1:37 元禄7年に起きた山火事で亡くなった131名の御霊を供養するために築かれた蘭塔婆
笹ヶ峰・寒風山・平家平 PM1:38 石垣の苔
PM1:38 石垣の苔
笹ヶ峰・寒風山・平家平 PM1:44 エッジがカッコイイ
PM1:44 エッジがカッコイイ
笹ヶ峰・寒風山・平家平 PM1:46 大山積神社跡に残された碑
PM1:46 大山積神社跡に残された碑
笹ヶ峰・寒風山・平家平 PM1:49 大山積神社への参道
PM1:49 大山積神社への参道
笹ヶ峰・寒風山・平家平 PM2:17 晴れてきた
PM2:17 晴れてきた
笹ヶ峰・寒風山・平家平 PM2:24 陽が射すとまた雰囲気が変わっていいな
PM2:24 陽が射すとまた雰囲気が変わっていいな
笹ヶ峰・寒風山・平家平 PM2:26 いいコントラスト
PM2:26 いいコントラスト
笹ヶ峰・寒風山・平家平 PM2:27 ちょうどシダに陽が
PM2:27 ちょうどシダに陽が
笹ヶ峰・寒風山・平家平 PM2:47 お世話になりました
PM2:47 お世話になりました
笹ヶ峰・寒風山・平家平 PM2:48 無事下山 人目が多かったので下山の舞は自粛
PM2:48 無事下山 人目が多かったので下山の舞は自粛
笹ヶ峰・寒風山・平家平 PM2:50 四国堰堤ダム88箇所巡りの別子ダム判子
PM2:50 四国堰堤ダム88箇所巡りの別子ダム判子
笹ヶ峰・寒風山・平家平 PM2:55 念願の別子ダム正面
PM2:55 念願の別子ダム正面

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