【沢登り】破間川・大雲沢&上祝沢

2017.07.30(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 10
休憩時間
1 時間 43
距離
9.1 km
のぼり / くだり
877 / 895 m
56
1 34
2 11
1 13

活動詳細

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守門岳に突き上げる守門川の支流、破間川・大雲沢にいきました。 どうやら、この沢にはとてつもないゴルジュがあるとの事。 記録に乏しくグレードも何も情報のない中手探りで突入しました! 当初、布引の滝周辺から入渓できると踏み登山道から布引の滝へ足を運びました。 しかし、そこは断崖絶壁! 谷底まで推定50mはありそうで、懸垂するにしても先もわからない中行くのは気が引け、他にルートの可能性が有るならと一旦引き返し。 次に向かったのは登山道沿いのナメ滝。 この山域の岩はラバーソールがよく効くようで下降もスイスイ。 30mほど降りると行き止まり。 ゴルジュへの落ち口となっていて、下まで30mほど。 懸垂するかどうか悩みましたが、余り良さそうな支点が無くまたまた引き返し… 地図とにらめっこし、上祝沢を下降すれば行けそうな感じだったので、沢を降り本流へ行くことに。 これは正解で20分ほどで本流へ。 ここから布引の滝までは二つの高い堰堤を越える必要がありますが右岸側に踏み跡があり容易に登れます。 最終堰堤を越えてから本番。 沢の先には深いゴルジュが! ワクワク。 ゴルジュの中に入り少しすると布引の滝。 こりゃ、登れねえわ。って感じのすだれ滝でした。 とても綺麗です。 更に奥に進むと釜を持った6m滑滝。 左岸に斜上バンドがあり、へつる事も出来ますが滝まで泳ぎ直登の方がグレードは低いです。グレードは斜上バンドIII+、滝IIIくらいです。 私は一度滝の水流で弾かれ流されました。 泳ぐと雪解け水が最高に冷たいです(笑) 滝を抜けると取水口(堰堤状)があり、右をへつり壁走的に堰堤下部へ飛び移り。左右どちらも弱点で、左のほうが若干優しいですが濡れます。 その先は3mCS滝。右から登れます。 少し進むと一旦開けゴルジュ内の広い河原となり、雨が降らないのであれば幕営適地です。 ゴルジュ内なので覚悟は入りますが(笑) 更に進むとまた深いゴルジュ。 ゴルジュから霧が吹き出され、なんとも言えない雰囲気です… 中に入ると、すぐに5mCS滝、右をステミングで登ります。 そして上った先が、今回のハイライト絶景ゴルジュです。 霧がかった薄暗いゴルジュの両サイドから細い滝が何条も落ち、更にその上に狭い空が覗く。 写真では表現が出来ない荘厳な雰囲気で、神々しさを感じる事が出来ます。 そのまま進むと大雪渓。 真っ暗で、中に一つ滝を見る事が出来ますが、その先は不明。 とても何百メートル続くかわからない雪渓を潜るのは危険と判断しここで引き返し。 雪渓の少なくなる秋にもう一度挑戦したいです。 図らずしも素晴らしい沢と出会えた楽しい遡行でした。

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