活動データ
タイム
06:57
距離
14.0km
のぼり
1561m
くだり
1561m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る去年登った夕張岳から眺めた山容のカッコ良さに惚れて今年の山行計画にリストアップしていた芦別岳に行って来ました。 朝4時に札幌を出発し6時頃山部に到着。 現れた芦別岳を間近に見てその堂々とした山容にテンション上がる。 登山口が良くわからず、山部自然公園付近の民家で洗車中のおじさんに聞くと「ここに来る手前の立派な石碑があるとこだ」教えてもらい来た道を戻ると柵と登山ポストがあったのですぐにわかった。 立派な石碑は旭商生の遭難碑。駐車スペースに車を停め6:30に登山を開始する。 登山道は尾根上にあり森林の中を進んで行く。 間もなく伸吟坂が始まるが名前ほど苦しみ呻くほどではないが多少勾配がきつくなる。 この季節なので花も少ないがツルアリドオシの可憐な姿に癒される。 そうこうしているうちに見晴台に到着。 ややガスった富良野の街を見下ろしながら給水して再び登り始める。 道はガレ状に変化し、ユーフレ小屋に続く覚太郎コースとの分岐にぶつかる。 そこを過ぎると笹地になり急傾斜をトラバースする場所があるが、地元山岳会の方だろうか登山道の傾斜側キワを刈り払ってくれているので安全に進むことが出来た(感謝感謝)。 そこを過ぎると風知草のような草が生い茂る気持ちの良い緩やかな尾根道になる。 このあたり来ると木々の間から旧道の山並みを望むことが出来る。 見晴らしの良い場所でザックをおろし行動食の大福をパクリする。 絶景の山並みを見ながらの大福は実に美味い。 一服してからまた登り始める。 8:50半面山に到着。ここから雲峰山に向かって少し下る。 下りきる辺りから手前に雲峰山と奥に芦別岳がズドーーンと現れる。 思わず「カッコイイ!」と言葉が漏れ変なスイッチが入りテンション上がる。 興奮しながら進むと間もなく熊ノ沼という池塘がある湿地にでる。 この辺りに来ると陽を遮ってくれる木々も少なくなり暑さが増してくる。 熊ノ沼を過ぎた辺りで、ここにも旭商生の慰霊碑が建っている。 屏風岩を眺めながら雲峰山に向かって登り詰めていく。 この辺りに来るとウメバチソウやミヤマリンドウなどの花が咲き誇り写真をパシャパシャ撮りながら、えっちらおっちら登っていく。 雲峰山を登り詰めてジグザグを切りながらまた下る。 下り切ると今度は山頂への登りが始まる。 登山道は急勾配で本来の登山道はえぐられ荒れており脇を通る形で新たな道が出来ていた。 植生はダケカンバと笹地で、この辺りからウメバチソウが登山道の脇を飾る。 山頂手前はお花畑になっておりチシマフウロ、ミヤマリンドウ、ヨツバシオガマなど多種多様な花々が咲き誇る。 花を愛でながら疲れてきた体に鞭を振り頂上を目指す。 山頂直下から山頂へのアクセスは直接山頂に向かうコースと南側を巻きケルン側に出て山頂に向かうコースがあり、山頂直接に向かう標識は石にマーキングされている。 標識が地味過ぎて見過ごしてしまい南側を巻くコースから山頂へ向かってしまった。 10:05山頂到着。 あいにく眺望はガスで何も見えずで残念だが、高度感(写真ではあまり伝わらないが)と達成感は満足のいくもの。 旧道の北尾根はナイフリッジでビビリの自分に渡れるだろうかなどと考えながら眺める。 山頂は狭く先行で単独の男性一人と単独の女性一人が休憩していた。 自分も山頂標識のそばにザックを下ろし本谷のルンゼを眺めながら早目の昼食をとる。 昼食を食べているとオスプレーのザックが似合う単独の女性(以降オスプレーさんとする)がハイドレーションで水だろうかチュウチュウ美味しそうに飲んでいる。 以前からハイドレーションが気になっていたので、実際の利用者の意見を聞きたくなって「ハイドロ良いですか?」と聞いてみる。 オスプレーさん曰く「良いですよ、でも量が見えないので調子に乗って飲みすぎることがある」とのこと。 「手入れはどうですか?」と聞くと「それほど面倒ではないけどスポーツ飲料だとカビがはいやすいので水がオススメ」との回答。 なるほど実際の利用者の意見は参考になる、購入検討の価値ありかな。 オスプレーさんは先に下山して行き、その後続々と登山者が山頂に到着してくる。 ガスが晴れるのを待っていたが、晴れる気配が全く無いのと山頂が手狭になってきたので下山することにする。 登山前は「余裕があれば旧道から下山してみよう」なんて考えていたが全く余裕無し(苦笑)。 11:00に下山を開始する。 下山は山頂直接コースから下る。往路では気がつかなかったがお花畑に熊の糞を発見する。 こんな上まで登ってくるとは美味しい草か虫が居るのだろうか? サクサク下っていくと日曜ということもあって登山者と結構スライドする。 その中に手ぶらの男性ペアとスライドする。 こんなロングコースに水筒も持たずに無謀だなと思いながら下っていると熊ノ沼手前あたりに2つのザックを発見。 なるほどデポしてったのかと納得する。 半面山に着いたところでオスプレーさんに追いつく。 熊除けだろうか鐘が設置されている。下山の無事を祈って鐘を鳴らし再び下山開始。 運動不足からかこの辺で足がプルプルと笑い出す(情けないトホホ)。 見るからにトレランやってます風の男性とスライドする。彼は「足が笑うなんて無縁ですよ」的な感じで颯爽と登って行った。 プルプル笑い続ける足で12:40見晴台に到着。 見晴台を過ぎてしばらくして日本語の上手な軽装の外人登山者とすれ違う。 えっ!今から山頂へ向かうのか、コースタイム通りに行くと山頂に着くのは15時を過ぎるだろう。 あの身なりだとヘッドランプも持っていない気がするが大丈夫だろうか?さっきのトレラン風の彼であれば心配しないのだが、、、。 彼の安否を気にしながら歩みを進める。 麓ではライブをやっているようでジャガジャガ響くロックを聴きながらの下山となった。 13:30無事登山口に到着。 澄み切った山頂で眺望と旧道を辿るという宿題を残して札幌へ帰宅しました。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。