活動データ
タイム
17:09
距離
18.5km
のぼり
1363m
くだり
3165m
活動詳細
すべて見る縦走の3~4日目は裏銀座の稜線を北へ進みます。お天気が良ければ読売新道や表銀座等の展望の良い稜線歩きとなりますが、台風5号が北アルプスへ接近中とのことで、どうなる事やら... 【3日目:野口五郎小屋~烏帽子小屋~南沢岳~不動岳~船窪岳~船窪小屋】 8月7日(月)晴のち曇りのち雨 前日、就寝時は雨が降っていましたが、朝目覚めると意外にも快晴。この日もコースタイムは10時間超とハードで、午後からのお天気にも不安があるため5時前には小屋を出発。 左手に水晶岳や赤牛岳、薬師岳、右手に唐松岳や餓鬼岳、常念岳等、表銀座の山々、後方には槍穂を眺めながらの稜線歩きは最高でした。野口五郎小屋から烏帽子小屋までの稜線は平坦で歩き易く、人が少ないのも良いです。烏帽子岳から船窪岳の間は更に人が少なく、不動岳から船窪小屋までは誰一人とも会いませんでした。 烏帽子岳から船窪岳へはコースタイムも長く急坂やアップダウンが連続し、岩場や鎖場、梯子も多くタフなコースでした。船窪岳第2ピークを過ぎる頃には雨も降り出し本当に辛かったです。野口五郎小屋を出発してから約11時間、やっとのことで船窪小屋に着きました。 この日の船窪小屋の宿泊者は、台風が接近していることもあり僅か四名。ゆったりと一夜を過ごすことが出来ました。 噂通り船窪小屋は素敵な小屋で、小屋の人はとても感じが良くて、食事は手造りで美味しく、食後のランプの灯の下で行う茶話会も楽しかったです。 しかし、台風は接近中で雨は降り続き翌日が心配です... 【4日目:船窪小屋~七倉】 8月8日(火)雨 朝、目が覚めると台風は富山辺りを通過中。外は雨、意外にも然程強い降りでもなく風も強くない。標高の高い北アルプスの山が台風の壁になっているのか? この状況下で以下の三つの選択肢がありましたが、一番リスクの少ない③を選択することに。 ①当初の予定通り、船窪小屋から北葛岳~蓮華岳~針ノ木岳を経て新越山荘へ向かう ②船窪小屋から北葛岳~蓮華岳を経て針ノ木雪渓を下り扇沢へ下山後、信濃大町で宿泊 ③船窪小屋から七倉へ下山後、信濃大町で宿泊 船窪小屋から七倉までは標準コースタイムが4時間なので、ゆっくり小屋で他の登山者と談話したりして寛いだ後、小屋を出発しました。(因みに他の宿泊者3人はこの日は烏帽子岳方面へ向かう予定でしたが、3人とも小屋に留まることに) 雨の降る中、小屋の方が出発の鐘を鳴らしながら見送って頂いたのがとても嬉しかったです。 船窪小屋から七倉までは船窪新道を下りますが、登山道は良く整備されてはいるものの急坂で木の根が多いため滑り易く難儀しました。幸い台風はゆっくりと遠ざかっているようで雨は強い降りでは無く、風も殆ど無かったです。 船窪小屋から船窪新道を約四時間下ると七倉登山口に到着。この日は台風の影響で、高瀬ダムへは車両は通行止めだったようで、七倉で足止めされた登山者が大勢居ました。 七倉へ下山後はタクシーで信濃大町駅まで行き、駅近辺の宿に宿泊しました。 久しぶりに風呂で汗を流し、美味しい食事も取り、ゆっくりと一夜を過ごすことが出来ました。 3/5へ続く。
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