活動データ
タイム
07:59
距離
11.6km
のぼり
896m
くだり
896m
活動詳細
すべて見る西日本最高峰 石鎚山。チャレンジすることにした。登山口はいくつかあり、どこにしようか迷ったのだが、登山ブーム、山の日前日。鎖場や天狗岳で渋滞するかも・・・人が多いというイメージがあり、早朝に登り始めることができる、土小屋ルートにすることにした。(表参道ルートはロープーウェイの始発の時刻が8時で遅くなる) ナビを検索し、一番近いところにある木の香道の駅で車中泊。手前に長い長いトンネルがある。高度が高いからか、夜は涼しいくらいで、しっかりと眠ることができた。ただ、早く登るために、4時に起床。朝食の準備をする。今回は、マンネリからの脱出。レトルトではあるが、白いご飯と、イワシのかば焼き、味噌汁という和食スタイル。これが結構いける。 ここから、石鎚山、土小屋駐車場まで、移動。ナビをたよりに県道40号を進む。狭い部分も多く、思ったより時間がかかった。結局、1時間ぐらいかかって、到着。 石鎚山登山スタート。6時20分。案内板のところに登山届を出すようになっていたので、しっかり書いて提出。 登山道はよく整備されている。景色を楽しみながら・・・といきたいところだが、ガスがかかっていて遠くまではあまり見えない。それでも、小学生の時に少し来たことがあり、その時の勝手なイメージと共通するような登山道が出てきてうれしくなる。 山小屋とトイレ。寄付金箱に100円を入れ利用する。整備するのにも資金が必要。協力、協力。ここが新しくてなかなか綺麗。中も、宿泊や休憩ができるようなスペースがある。 土小屋登山道からだと、最初の鎖、二の鎖(ロープーウェイからだと一の鎖もある)に到着。岩が濡れているので、滑りそうだったが、せっかくここまで来たのに鎖をパスというのは、プライドが許さない・・・・。滑るということを想定して、慎重に登る。結構きついところもあるし、下を見ると高い。それでも、達成感と妙な興奮が心地いい。二の鎖クリア。続いて三の鎖。ここも、ほぼ垂直に見える鎖。ごつい!足を入れるような三角形の鎖もあり、ここも慎重に登る。途中、休めるところもあり、写真を撮ったりしながら登る。ここも結構長い。三の鎖もクリア。と思ったら、そこが山頂。やった~登頂成功。しかし、相変わらずガスっていて、展望はまったくない。雲の中という感じ。天狗岳も見えない。それでも、待てば晴れるかも、と思い、山小屋の売店へ行く。ここで、コーラを購入し、テーブル席で待つことにした。コーラ480円。まあ、これも納得。これを人力で下から持って上がるのだから、妥当な値段だろう。 隣のテーブルにも晴れるのを待っている2人組み。大阪から来たそうだ。話をしながら、晴れるのを待つ。1時間ぐらい待っただろうか、束の間かもしれないけれど、少し晴れてきた。外に出て、景色を見る。天狗岳も見える。ここも、迷っていたがここまで来て行かないのは、きっと後悔すると思い、岩が滑ることを前提に、より慎重に天狗岳へ向かうことにした。 まず、鎖を頼りに、岩を下りる。そこから、とがった岩場のてっぺんを進む感じで、天狗岳まで行くのだが、本当にやばいところはほんの少しの間で、ほとんど、危険な感じはなく進めた。ただ、数か所は、やばい・・・腰が引けるって感じのところも。垂直に切り立った崖の端っこを通る感じだ。ガスっているので、高度感は普通ほどはないのだが、それでも、やはり怖い。鎖場と同じで、この怖さから、アドレナリンが・・・変な興奮と達成感。なんとか、クリアして、天狗岳登頂。やはり、くせになる。 天狗岳では、再びガスがかかり、展望はほとんどない状態。神社前のスペースに帰ることにした。帰る途中、天狗岳チャレンジの人と数人すれ違う。不思議なことだが、人が急斜面を下りたり、危険なところを通ったりするのを見る方が自分でやるより怖い。 元の場所へ戻って、昼食の準備。いつものカレーメシ。今度は、スプーンを忘れずに持ってきた。(大山シーツ―サミット抽選会でいただいたもの)昼食が終わってしばし、まったりしているとガスが晴れ、天狗岳がはっきりと見えてきた。撮影チャンス。 しっかり、天狗岳を撮影し、満足したところで、下山開始。鎖は使わず、下山通路を通る。 土小屋から車でUFOラインという山の高いところを通る道を通る。ここからの景色は、最高。ところどころ車を停めて撮影したくなるような道だ。昨夜の車中泊のお礼に石鎚山のお土産を買おうと木の香道の駅に行くと、そこは高知県ということで、石鎚山の土産物は置いていなかった。残念。代わりにソフトクリームも購入。うまい! 帰りは、この後、すんなりと帰る予定だったのだが、事件が・・・・なんと、浜田道の途中で、ガソリンがないというマークが点滅。浜田道にはガソリンスタンドはない。益田まではまだ100キロもある。しかも、もう夜も遅くなっていて、24時間営業のガソリンスタンドでないと入れることはできないという危機的状況に・・・・。JAF・・・の文字が脳内をぐるぐる回る。ただ、中国山地を過ぎ、ほぼ下りという状態だ。たぶんまだ、20~30キロは走れるということと、ハイブリッドなので、モーターを上手に使うという方法で、この危機的状況を乗り切れるかも、という淡い期待にかけることにした。高速道をこのまま走るより、下道でゆっくり走る方が燃費はいいしガソリンスタンドに出会える可能性ありと考え、旭ICで下り、県道5号をゆっくりゆっくり進む。できるだけ、モーターを使い、下りには充電をする。時速にすると40キロ程度で進む。車はほとんどいなかったのだが、たまに後ろについた車には、抜いてもらって、このペースを守った。あと、何キロ進めるという表示も0キロとなってしまった。いよいよ危険。それでも下りばかりではなく、上りもあるので、モーターだけではどうにもならず、バッテリーがなくなりエンジンも使う。いつガス欠になるかわからない不安な気持ちで天狗岳と同じぐらいドキドキしながら運転を続けた。いくつかガソリンスタンドもあったのだが、すべて夜のため閉まっていた。やばい。24時間ガソリンスタンドがどこにあるか・・・・1か所だけは知っているのだが、そこまで結構遠い。持ってくれ・・・・と願いながら、ハンドルを握る手に汗が出る。結局、ガソリンがないという表示が出てから60キロ走ったところで、思っていた24時間ガソリンスタンドに到着。石鎚山、天狗岳以上の達成感。なんとか間に合った。 ということで、本日は、石鎚山の鎖、天狗岳、ガス欠回避という3つの出来事を無事クリア。めでたし、めでたし。
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