活動データ
タイム
13:14
距離
11.3km
のぼり
1491m
くだり
1494m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る~introduction~ 今までほとんど考えてなかった富士山への登頂。目標としては後回しの山でした。 昨年、会社のハイキンググループである「(仮称)地球防衛軍」のSパイセンを中心とするメンバーが富士宮ルートから富士山登頂を目指しましたが、九合五勺で悪天候のため無念の撤退!今年はそのSパイセンの50歳記念&昨年のリベンジ、ということで同じ富士宮ルートから最高峰を目指すこととなり、私もそのメンバーに入ることと相成りました (゚▽゚*)ニパッ♪ プラン立案や段取りは、昨年もSパイセンに同行したK後輩にお任せしました。今回は前回の富士登山と同様、富士山ツアーで有名な「サンシャインツアー」のガイド付きを選択しました。これは昨年同プランで行ったSパイセンの強い勧めもあったからです。私としては初めてのガイドさん付き山行でした。 なお今回のザックの重量は、事前に聞いていた「7㎏以内に抑える」との目標から、THE NORTH FACEの「TERRA 25」(既に廃版)を選択。一番初めに買ったザックで一番身体に合っていて、ここ一番に使用するお気に入りの「一番づくし」ザックです。水も2ℓに抑え、ゼリーや行動食を含め、何とか7㎏に抑えることができました。あと足りないものがあれば、道中で購入するつもりです。結果としてはギラギラと暑い環境はありませんでしたので、水分は追加購入しませんでした。 (※ これから先は、備忘録的に細かい内容も含まれています。また「サンシャインツアー」ってどういうのか、興味のある方は参考にしていただければ幸いです。また個人的な考えも含まれていますので、不愉快な思いをされたら申し訳ございません。) 平成29年8月9日(水) ワンコの散歩ついでの奥さんに見送られて最寄り駅から出発 (* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪ 22時55分にJR京都駅八条口アバンティ前にて集合。大阪を経由するバスは予定到着時間より少々遅れました。早速乗り込むと前席まで結構すき間のある「ゆったりシート」。完全には寝れないですが足が延ばせます。これはゆったりシートを選択したK後輩のファインプレー!しばしの間ですがゆっくり身体を休めます (-.-)Zzz・・・・ 平成29年8月10日(木) 途中2度のトイレ休憩の後、清水SAにて朝食と衣服の着替えをします。そして富士宮5合目(2,400m)には8時過ぎに到着。ここでトイレをして1時間程、高度に身体を慣らしていきます。当日のお昼ご飯として、パン(ミルクパンと粒あんパン)、ゆで卵、お茶の配給がありました。荷物軽減のためミルクパンとゆで卵はすぐ食べました。 9:30頃、ガイドの後藤さん登場。お世話になります <(_ _)> 説明の後、早速登山開始!地球防衛軍出動です (`・ω・´)ゞ 本日目指すは九合五勺の「胸突山荘」(3,460m) (* ̄0 ̄)/ オゥッ!! 事前の説明通り、ペースは超スローペース!YAMAPの標準タイムより全然ゆっくりです。おそらく快速YAMAPメンバーの中では苛つくのではないか、と思う程のスローペースです(笑) なるほど、これだからSパイセンは余裕ブッこいてたんやな・・・と納得 (-。-;) 山の天気は移ろいやすい、といいますが、富士山はまさにその典型例かと思いました。晴れてきた、と思えば急にガスが・・・これは写真を撮るのも難しいですね (-_-;) 今回同じツアーでガイド付きを選択しているのは、我々を含めて26名。ガイドさんと添乗員のお姉さんに先頭と最高尾を挟まれてのスタートです。我々は中団を形成します。大体30分程で休憩を入れていく、とのこと。 30分かけて6合目の「雲海荘」(2,490m)に到着。ガスワンダーです。少し休憩して出発。新七合目の「御来光山荘」(2,780m)へは途中2度程の休憩を挟んで11:30過ぎに到着。ガスが晴れたり発生したり、の繰り返しです。ギラギラとした暑さでなくてよかったです。 元祖七合目「山口山荘」(3,010m)へ向かう道中、つい最近「マツコの知らない世界」に出演されて「ミスター富士山」と言われた 賽川欣介(じつかわよしのぶ)さんをすれ違いざま拝見しました。富士宮ルートを1日二往復(毎回ではないと思うのですが)されているので、もしかしたら会えるかも、と思いましたが、本当に拝見できるとは・・・二往復される予定かな、と思ったので、お声掛けして足を止めるのは愚策。なので記念撮影はしませんでしたが、見送り過ぎて思わずカメラを撮るタイミングがズレてしまいました・・・(-_-;) 「山口山荘」到着は13:00前です。結構なスローペースですがやや遅れる方も・・・しかし脱落者はいません。昼食休憩、というものはありませんので、休憩毎にこまめに、水分・塩分・シャリ補給をしていきます。 ここでしばし休憩の後、八合目の「池田館」(3,250m)に向かいます。ここから先はやや岩がゴロっと出てきます。またミスト状の雨のため、ここでザックカバーを装着しました。ええっとSパイセン、ザックカバーが表裏反対です (///ω///)♪ 八合目に向かう道中で標高3,200mを超えました。今までの人生の最高峰が3,190mの奥穂高岳だったので、標高だけは超えてしまったようですね。しんどさは奥穂の方が数段上ですけど。 15分程の休憩(後続待ちを含む)の後、九合目の「万年雪山荘」(3,460m)へは更に休憩を取りつつ1時間弱で到着。休憩をした後、いよいよ最後の「胸突山荘」へ (^▽^)/ 空気の薄さも気になり始め、軽い頭痛、あくび(寝不足もあるし、高山病の症状とも)も出始めます。まぁつづら折りのルートをスローペースで登るのだから眠気も出てきますわな・・・(-_-;) そういえば早くから「酸素ボンベガス」を吸入しているおばちゃんがいましたが、これはガイドさんから注意されていました。高度に順応してきた身体がリセット状態になり、余計にしんどくなるから、とのこと。使用は最後の最後、ですって。なるほど。 16:40に「胸突山荘」到着!!\( 'ω')/ ガイドさんの目標の17:00よりも少しだけ早く到着出来ました。小屋内での行動の説明を胸突山荘の主人より説明を受け、その後明日の朝食の配給(ブルーベリーパン、メイプルパン、リンゴジュース)を受けた後、簡単な明日の準備をして17:30より晩御飯です。これは定番のカレーですね。あっと、ゆで卵を残していたNパイセン(今回、地球防衛軍へは1回キリのスポット参戦。Sパイセンと同い年だが、一家で槍ヶ岳縦走や北岳縦走をこなす等、我々とはレベルはケタ違い!)は玉子カレー・・・これはナイスですね。残していたらよかった (*´σー`)エヘヘ 日の入りははっきりと見えませんでしたが、Nパイセンが沸かしてくれたココアを飲みつつ(ごちそう様でした。というか、バーナーやコッヘルを持って登ってたんや、とビックリ!)夕暮れの景色を楽しんでから就寝(多分19:00過ぎかな?)しました。 平成29年8月11日(金) 今日は山の日。2:30には起床。トイレを済ますために外に出ると、そんなに寒くない。これはラッキー。しかし既に多くの人が・・・さすがは山の日デス。山頂方面を見上げるとヘッデンの長い列が見えます。 3:20に山頂を目指して最後の登りを開始。出発時に胸突山荘の主人とハイタッチして出発します。既に頭が痛みます。大きく息を吐きだします。ここから先もスローペース。空気が薄いのを自覚せざるを得ません。少しでも隊列が止まれば深呼吸をしました。足は進みますが心臓はバクバクします。今までも3,000m級の山々に登った事はありますが、それまでの山行時では経験したことのない位の頭痛と息苦しさです。ただこれは山の日のご来光を見ようとする人々で大渋滞し、かなりのスローペースとなったことが幸いして、なんとかゆっくり歩くことができました。そして4:00過ぎに山頂に無事登頂 ヾ(*´∀`*)ノ 地球防衛軍、ついに日本一の頂に!やったね!! しばしツアー客全員を待ちました。実は自分にとってこの待ち時間の使い方がもったいなかった。ミストの様な霧で衣服は濡れていたのですが、このタイミングでダウンを脱いでカッパに着替えるのを忘れていたこと。下り用のトレッキングポールを出すのを忘れていたこと・・・ ツアー客全員が山頂に登頂成功しました (*´▽`*) すごいですね。ここから希望者のみ剣ヶ峰を目指します。もちろん行きます。ここからは馬の背を歩き、剣ヶ峰の石碑と三角点を目指しますが、ガイドさんの判断で「石碑近くには行けるだろうが、石碑のところまでは今日はすごく人出が多く、無理」との判断なので、近くまで行くことにしました。確かに石碑まではすごく並んでいます。これでは5:30の下山開始時刻には間に合わないかも(ツアーでは時間厳守は絶対です!!)、と思い、目前にして無念の撤退。あと数十段だったのですが「剣ヶ峰」と言われるところに来れたからまぁええか、と一人納得・・・先行していたNパイセンとK後輩に石碑の写真撮影を託し、私はカッパを着てポールを取り出し、他のメンバーと共に馬の背を下ります。この時に事前にカッパやポールを先の待ち時間中に準備しておけば、もしかしたら石碑に到達できたかも、と思いましたが、ifを言っても仕方がないですね・・・(*´σー`)エヘヘ 山頂にある浅間大社奥宮では全員でお参りできました。そして無事の登頂を感謝してからここで記念撮影を。その後「山頂富士館」にてバッジを購入(三角点より最重要ミッション!!)し、トイレを済ませ(これも先日「マツコの知らない世界」で出演されていた、「トイレの神様」を拝見しました)いざ下山開始。下山ルートはガイドさんの判断で、当初予定されていた富士宮ルートのピストンではなく、宝永火口を巡る「御殿場ルート」へ急遽コース変更。これは山の日で富士宮ルートを登ってくる登山客を避けるためだったとか・・・登りとルートが違うので、これはラッキーです (*´▽`*) 御殿場ルートはとても歩きやすくて空いています。コースも長く小屋も少ないですが、富士宮ルートの濡れた岩場よりもリスクは少なそうです。 最初の休憩は八合目の「赤岩八合館」(3,350m)。そして更に30分下って七合五勺の「砂走館」(3,110m)でも休憩。ここでのガイドさんの説明では、少しだけ「大砂走り」に行く、とのこと。今回は使わないかも、と思っていたスパッツをここで装着。そしていざ ┏| ̄^ ̄* |┛ 大砂走りは踵から着地すると止まる、とのこと。これ結構楽しいかも・・・(≧▽≦) スピードが乗ってくると楽しいデス。ついはしゃいでしまいました (-_-;)(*´σー`)エヘヘ この後はプリンスルート(平成20年に皇太子殿下が富士山に登られた時に通られたルート)を通って宝永火口を見学。ガスっていましたが、時折見える火口が迫力ありますね。ここでも少し砂が柔らかいところがあったので、ちょっとはしゃいでしまいました。 下りてくるとベンチで休憩(ここも皇太子殿下がお休みされた場所をちなんで「プリンスベンチ」っていうんだそう)していると、ここでガイドさんの先導ではなく、フリーとなりました。ここからは富士宮ルートの六合目を経由して下山します。 お世話になったガイドさんの後藤さんと記念撮影(許可はいただいています)してからゴールを目指します。本当にありがとうございました <(_ _)> 富士宮ルートの五合目に着いたのは9:18。予定の10:00よりもだいぶ早かったですね。バスが10:00に到着予定なので、しばし身支度してバスを待ちます。そして出発予定時刻通り10:40にバスは出発しました。 1時間程でお風呂と昼食会場の「花の湯」さんに到着。昼食時にはカンパ~イ。バスツアーだから全員で飲めますね。けどお風呂と食事で1時間30分だけって、ちょっとキツくない? http://www.tokinosumika.com/hananoyu/ 今度は5分程バスで走って「浅間大社」へ。ここでの停車時間は30分のみ。無事下山できたことをお礼した後、返す刀で「お宮横丁」へ。事前にいただいていたクーポン券を握りしめてお土産とジェラート、富士宮焼きそば(とビールのセット!)を素早く購入してバスに乗り込みました。そしてバス内でまたもやカンパ~イ (/・ω・)/ 帰りはお盆の帰省渋滞につかまり、20:00にJR京都駅に到着予定が21:45となりました。ここで大阪で下車するK後輩と別れました。今回は色々と段取りをありがとう<(_ _)> 奈良在住のNパイセンともここで分かれ、それぞれの帰路に。 最寄り駅に奥さんに迎えに来てもらって、ご近所のSパイセンを送ってから自宅に無事到着!!今回の山旅は終了しました。 今回、私にとって初めてのガイド付き登山となりました。全員を無事に下山させる(目標はあくまで「山頂への登頂」ではない!)ための様々な判断をしなければならないガイドさんってほんと凄いと思います。下山時に少しお話できましたが、我々を下山させた後、また夕方には別のツアー客の引率があるそうです。お疲れ様です <(_ _)> それと添乗員のお姉さんもお疲れ様でした <(_ _)> そして何より今回一緒に行った地球防衛軍のメンバー全員で無事に登頂し、そして無事に下山できたことに感謝します。 「ミレー・ドライナミックメッシュ」の使用レポですが、今回は日本最高峰での1泊での使用でした。 雨と晴れ間の繰り返しによる巡ましい環境でしたが、「汗冷え」を実感することはありませんでした。今回はそれ程過酷な環境ではなかった、ということだったかもしれませんが、私にとって今回の使用はアドバンテージになったと思っています。 ファイントラック スキンメッシュの比較でいうと、高山と低山での使用で使い分けは(夏と冬、と使い分けでも)出来そうですね (^▽^)/ ~エピローグ~ 富士山に対する感情は、それまでのほとんど無しから、とりあえず登ったので愛着はやや生じてきました。「やや」というのは、独力で登れた、という実感はなく、ガイドさんに手伝っていただいた感があるからですかね。山頂できれいな景色でも見ていたらまた違う実感が湧くのでしょうが (*´σー`)エヘヘ 「富士山は見る山だ」って思っていましたが、このセリフを言うためには、実際に登ってみないと比較もできない、と思っています・・・そして実際登ってみて思ったのは「やっぱり富士山は見る山」でした(笑) だって登っていても面白くない!!(爆) 「日本人なら一度は富士山に登らないと・・・」という義務的登山は考えていませんでした。そろそろ富士山に登ってもいいかな、という程度。富士山に行く前に槍ヶ岳は登りたいな、という漠然とした目標はありましたが、これも4年前に登ってるし・・・まぁタイミングです。しかし日本最高峰に敬意を払いつつ臨んだつもりです。 今回、山頂に到達してもはしゃぐ気持ちは自分としてはなれませんでした。早朝、薄暗い雨混じりの天気で周りの景色もよく見えなかった、ということもあって、とりあえず(山頂に)来たな、と思った程度・・・意外とこみ上げてくる感情はありませんでした。自分にとってここは通過点でゴールではないので。(他の方の感動を否定するつもりは毛頭ございません)・・・f(^_^; この日は山の日。多くの人が富士山を訪れていたと思います。外国人の方も多く来られていました。ガッチリ装備を決めている方から、ハイキングや散歩ついでみたいな方、登る気ある?的な方(頼むからゴミ袋を被って登るのはやめておくれ)、色々と拝見しました。今回参加したツアー客の中では、お祭り騒ぎみたいにはしゃぐ、マナーの悪い方がいなくて幸いでした。無知識な軽装備で安易に登るのも良くないと思うので、高額な入山料(関所みたいやけど)を設けてもいいと思います。 富士山が登山初めて、という方もいらっしゃると思います。「日本の最高峰に登ったから登山はもういい」と思われる方も多いでしょう。そこで終わられる(というか登山のを全てをやりつくした気になっている)方は山とはご縁がなかった、と思いますが、できればその後も山登りは続けていってほしいなぁと思います。多くの方が山に親しみを感じ、山でのマナーを知ることで、より良い環境(ソフト・ハードの両面)が整うのでは、と愚考します。個人的にも山登り(ハイキングや散歩程度でもいいんです)をすることで心身共に健やかになると思います。だって山登りっていいことだらけではないですか!!多くの方が山を、山登りを好きになってほしいな、と山の日に日本で一番高いところで山を想っていました。 101回目の日記もまた、記念すべき山行となりました (*- -)(*_ _)ペコリ それでは、またどこかの山で・・・(@^^)/~~~
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