活動データ
タイム
15:19
距離
26.6km
のぼり
1543m
くだり
3684m
活動詳細
すべて見るいよいよ旅もクライマックス! 旅の最後の2日間は長大な栂海新道を日本海親不知を目指して、標高2,418mの朝日岳から海抜0mまで下ります。前日にAさんが仲間に増え更にパワーアップし、いざ出発です! 【9日目:朝日小屋~朝日岳~黒岩山~犬ヶ岳~栂海山荘~白鳥山~白鳥小屋】 8月13日(日)曇りのち雨 長いようで短かった旅もあと2日。いよいよ旅のメイン、栂海新道にアタックです。 当初の予定ではこの日は栂海山荘に宿泊する予定でいましたが、前日にCさんやAさんとも話し合い白鳥小屋まで一気に行くことに決めました。(白鳥小屋まで一気に行くには、栂海山荘に着いてから決める気持ちでいてはダメなんです。初めから白鳥小屋へ行くという強い意志が無ければ着く事はできません!) キレット小屋以来3日振りの晴れの朝を迎え気分良く小屋を出発。これから向かう朝日岳が正面に見え、山頂に向かう途中では剱岳も見えてます。しかし好天も束の間、朝日岳山頂に着く頃にはまたしてもお天気が怪しくなってきました。先程まで晴れていたのにもうガスが掛かって展望は無し… 朝日岳山頂から吹上のコルまで下ると、いよいよ栂海新道のスタートです。栂海新道に入り樹林帯の中を少し歩くと木道となり、そこからは視界が広がります。アヤメ平、黒岩平を横切り一登りすると黒岩山に到着です。 黒岩山から先、栂海山荘までは稜線を歩きます。お天気が良ければ展望が良いのですが、相変わらずの愚図ついた空模様のため展望は無し。また、稜線は小さなアップダウンを繰り返すので地味にきついです。サワガニ山、犬ヶ岳のピークを踏み、犬ヶ岳のピークを少し下ると栂海山荘に到着です。朝日小屋を出発してここまで約6時間30分、まずまずのペースです。 栂海山荘で軽い昼食を取り一休みした後、再び白鳥小屋を目指し出発です!この辺りから雨も本降りとなり、次々に現れるピーク(黄連山、菊石山、下駒岳、)の度に登下降があり、おまけに登山道はここ最近の雨のせいか酷い泥濘で、木の根も生い茂り滑り易くて、もう笑っちゃうくらい大変でした。特に最後の白鳥山の登りは「まだ登らせるのかよ~!」って感じでした(笑) 白鳥山の山頂に出ると、そこには白鳥小屋があります。Cさんは既に到着していて、後からAさんも到着。この日の白鳥小屋の宿泊者は9名。小屋の定員は25名なので(定員だと、かなり窮屈だと思いますが)、ゆったりと過ごすことが出来ました。マットや毛布も小屋に備わっているので寝袋やマットを持参する必要はありませんでした。 さて、明日はいよいよ最終日。相変わらずはお天気は悪そう。最後くらい晴れて欲しいのですが... 【10日目:白鳥小屋~坂田峠~栂海新道登山口~親不知海岸】 8月14日(月)雨のち曇り いよいよ旅も最終日。この日は歩く時間も5時間程と短く、ゴールの親不知海岸で日本海を見た後は近くの「親不知観光ホテル」で風呂に入って後は帰るだけ。 ゆっくりと朝食を取った後、7時頃に小屋を出発。最後の日も小雨が降る生憎の空模様。白鳥山から急坂を下り、ぬかるんだ沢上の道を歩き、シキ割の水場を過ぎさらに下ると車道の通る坂田峠に。再び山道に入り坂田峠から尻高山、二本松峠を経て最後のピーク、入道山に到着。山頂は展望は無く手書きの山頂標識があるのみ。(山頂標識が無ければここがピークだとは気が付かないだろう)入道山から更に1時間、山道を下ると栂海新道登山口に到着。 登山口の前の国道8号線を渡り、「日本海・栂海新道起点」への遊歩道を400m程降りると、遂に10日間の旅の最終目的地、親不知海岸に到着です!やっぱり感慨深いものがあります。暫しこれまでの旅を振り返ります。そして最後に、白鳥小屋近くの水場から汲んできた北アルプスの水を日本海へ還します。これにて10日間の旅も終わりです。 長いようであっという間の10日間でした。正直、全然疲れは無く、まだ一週間位は歩き続けられます。休みがあるのなら、このまま近くの剱や白山あたりへ行きたいくらい(笑) 今回の旅、お天気には恵まれませんでしたが、素敵な仲間と素敵な出会いがあり、毎日が楽しくて、本当に素晴らしい旅となりました。 さて、来年は何処へ行こうかな?! おわり。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。