ロープウェイで楽チン八甲田は花の山…眺望なし（ガスガスだもん）

仙台は暑いと覚悟していったのに寒い。仕事の忙しさと慣れない土地での生活と疲れから滞在2週目に体調崩す！日中は倦怠感、夕方熱発、おまけにだんだん喉が痛くなり…ついに受診。喉が真っ赤っ赤、と言われたのが11日。そのまま、札幌へ。喉の痛みが消えた頃今度は咳攻撃。これじゃ、山無理でしょ？いや、行く！ 15日青森は晴れ！やったね。八甲田に向かう。青森は中学の修学旅行以来だから…何年ぶりだ？途中、修学旅行で泊まったホテル（廃業してたけど）を見かけうれしくなる。 ロープウェイで楽チンしようとの予定だったのだけど、大岳ピストンにするか酸ヶ湯に抜けるかは未定だったので、とりあえず酸ヶ湯に行ってみる。このまま歩く？と言ってみたものの、やっぱり楽しましょ…どれくらい今日も咳がでるかわからないし、飛行機の着陸時に右耳調子悪くなったのもイマイチよくなってないし…。ってことで、9時始発のロープウェイへ。 山頂駅はいい感じの青空。気持ちいいね～。でも目指す大岳は雲の中。晴れることを期待しながら歩き出す。 湿原を抜け、少しづつガスガスの中へ。せっかくの縦走稜線歩きも、「なんも見えね～」。歩きやすい道なんだけどね。高度感もゼロ。唯一の救いは、たくさんの花たち。 ガスガスはますます濃くなり、霧雨状態の中を歩く。レイン着なくちゃね。風も吹いてきた。 八甲田山という山はありません…というのは、八ヶ岳と同じ。で、最高峰は、大岳。広々とした山頂はいい感じなんだけど、なんたって何にも見えないし強風。とっとと退散し、酸ヶ湯方面へ下山開始。 登りと違ってちょっと急な坂を下り（ここも花がいっぱい）、仙人ヒュッテでランチを流し込み、ここからコースタイム1時間だねって再び歩き出す。…が、久しぶりの歩きに、プチ膝カックン。今までの経験から、ここで無理して歩くと連続膝カックンなので長めの休憩。膝がぶれるので、あとは慎重に慎重に1時間半かけて下山。おかげで、酸ヶ湯温泉からロープウェイ駅行のバスに時間にちょうどよく乗ることができ、タクシー利用にならなくてラッキ～！ 「八甲田山」という映画を昔々映画館で見たときから、「怖い山」というイメージを持っていて、遭難した旧日本軍の霊ががまだ行軍をしているという話を聞いて、やっぱり「怖い」イメージの八甲田だったけれど、花咲く素敵な山だった。今までマイナスイメージ持っていて、青森の皆さん、ごめんなさい。変化にとんだ楽しい山行。ガスってなければもっと…だったけど。 そして、八甲田山から田沢湖高原温泉へ向かったのでした。