活動データ
タイム
19:06
距離
10.8km
のぼり
1645m
くだり
1811m
活動詳細
すべて見る春に偶然、地元の里山で出会った先輩と、夏期休暇にアルプスデビューを計画。 何故、北岳かは、絶対数はともかく技術と体力のバランスが自分たちに向いていること、それに第二位の高峰でありながら北アほど知られていないことへの興味も重なり、デビューのチャレンジとして決定。 準備の中で、YAMAPユーザーの方々が投稿されました北岳の登山日記を、連日、拝読させていただき、貴重な多くの情報を授けていただいたことに、ここで感謝を申し上げます。有り難うございました。 さて今回の樹林帯→御池小屋→草すべり→肩の小屋 のルートでは、ガスっていたこともあり、山容と山頂を最後まで見ることができず、これに長い登りと気圧も下がることが加わり、里山では経験したことのない苦しさが増していきました。 そして草すべりをやっとの思いで登りきったところで、次に小屋の直前に聳え立つ岩の壁が現れます。 この岩、威圧感とはこのことであると、これを越えなければ頂上を拝むことはおろか、小屋にさえもたどり着くこともできないぞ、と未熟な心を拒絶するかのごとく、厳しい姿で立ち塞がります。これには正直、本当に心身ともに、折られに折られます。 ところが同行の先輩が、こちらの思いとは裏腹に、躊躇い無く、この厳しい姿に臆すことなど感じさせず、果敢によじ登って行きます。 小屋到着の時刻も迫るなか、先輩の姿を自分に重ね、目の前の石だけに神経を集中させ、最大の難所を一石ずつジワリジワリと克服していきます。 今こうやって振り返ることができるのも先輩のお陰です。さすが先輩、感謝です。 こうして無事に肩の小屋に到着し、1日目は小屋泊となりました。 2日目は5時に朝食を採り、いよいよ頂上アタックです。小屋の横から稜線に上がると、あれほど拒まれていた頂上の姿を、三千メートルを越えてからようやくお目通しがかないました。 肩から見上げる北岳は、これまで想像してきた堂々とした威圧感は無く、むしろなだらかな稜線がピークに連続でつながり、とても穏やかで、迎えてくれているような表情に見えます❗ 頂上に着き、お地蔵さまに手を合わすと、登ってきた苦しみから開放され、達成感というより、生かされている、命を授かっている、という今まで感じなかったような感謝の気持ちを強く感じました。 北岳で我思う、周りに感謝そして😢。
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