活動データ
タイム
07:06
距離
16.1km
のぼり
1250m
くだり
1251m
活動詳細
すべて見る最初は太平洋側の山を開拓しに行こうかと思ったのですが天気が良くなさそう。 ならば日本海側にしよう!と、、、 以前YAMAPメンバー翠さんの日記で気になっていた目国内岳に行くことに決定 最近低山ばかりで体がなまっているのとYAMAPメンバーの活動日記に触発され岩内岳まで縦走することにしました。 朝4時に札幌を出て6:40新見峠の駐車場に到着し登山の準備にとりかかる。 駐車場のトイレを拝借したがボットン式だがキレイに管理されておりペーパーのストックも十分で気持ち良く用を足す(蘭越町様ありがとう)。 6:55入山届けを記して登山開始。 開始早々の取り付きが急登なくらいで、ほぼ緩やかに登っていく。 登山道は三合目あたりまで苔の生えた石がゴロゴロする道で滑りやすく登りづらい。 今日はロングコースで自分は体力が無いので、出来るだけ小刻みにステップを刻み体力を温存したい。 でも足の置き場を良く考えないとズルっと滑り逆に体力を使ってしまう。 そんなことを考えながら登ると非常に頭が疲れた。いかに日常で頭を使っていないかがバレる(苦笑)。 7:30前目国内岳山頂到着。 モヤで眺望なし。水分補給して直ぐに目国内岳に向かう。 ここから一旦80m程下って320m程上り返すことになる。 上りかけた辺りから岩がちょこちょこ現れる。 登山道が岩と岩の間を通るところがあり「岩の門」と命名された標識がぶら下がっている。 見たまんまでヒネリも無いが逆にストレートで胸に響く。 頂上に近づくごとに大きい岩が多く点在するようになる。 一応「夏山ガイド」で予習していたので山頂は巨岩の岩場というのは知っていたが、想像していた以上に山頂直下は本格的な岩場の様相。 岩に進む方向がマーカーで記されているが、天候が暗いのと標識が薄れてきてわかりづらいのとで間違った方向に進み行き止まりになるということを数度繰り返しながら山頂を目指す。 岩登りは嫌いじゃないが下手なのは自覚している。 8:36目国内岳山頂到着。 こちらも相変わらず曇りで眺望は悪い。 山頂に登ったことがある方は想像できると思うが、へっぴり腰でセルフタイマーをセットしたカメラをゴリラポッドで設置し、シャッターを押し岩場をズリズリ尻滑りして降りポーズを決めて自撮りの記念撮影をする姿に我ながら滑稽で笑ってしまう。 行動食の甘納豆を食べ水分補給して次に向かう。 今度はパンケメクンナイ湿原までの280m程の下りだ。 這松→ダケカンバ→笹地と幌別岳を眺めながら緩やかに下っていく。 下りはサクサクだが、又これを上り返すのかと思うと少し憂鬱になる。 9:28パンケメクンナイ湿原到着。 ここに来ると少なかった花がちらほらではあるが咲いている。 目国内岳は花の百名山なので少し期待していたが時期が時期なので見かける花は少なく、これまでの登山道は天候も相まって寂しく暗い山登りだったが、花は気持ちを明るくしてくれる。 湿原で見かけた花は、タチギボウシ、ウメバチソウ、イワイチョウ、チシマフウロ、綿毛のチングルマなど。 また湿原の池塘も風に揺らいで、ゆっくり時間が流れている感じが良い。 湿原から岩内岳の方を見ると先行者を発見。今日初めて見かける登山者に元気が出る。 湿原をカメラに収めて岩内岳に向かう。 登山道は笹地を緩やかに登っていく。湿原から先行者を見かけた辺りがちょうど笹地がひらけたところで振り返ると湿原を一望できる。 しばらく笹地を進むと植生が草原に変わり、目の前にニッコウキスゲの群落が現れてビックリ!! 予想していなかった光景に年甲斐もなくはしゃぐ。 良く見るとヒオウギアヤメも慎ましく咲いており良い感じ。 一気にテンション上がる。 小さな池塘を越えて10:09分岐到着。 先行者4~5人が休憩しており、どうやら雷電山へ向かう様子。 こちらは休まずに岩内岳へ向かう。 進路方向に岩内岳の山頂部が顔を出す、それを眺めなら緩やかに登って行く。 山頂付近に差し掛かったところで男女の二人組みに出会う「今日初めてスライドしました」との事。 これから下山して湯元温泉野営場に向かうとのことだった。「気をつけて!」と挨拶して別れる。 いよいよ山頂という手前でネズミの死骸に遭遇する(なぜこんな所までネズミが??)。 アゲアゲだったテンションが少し下がる。 10:26岩内岳山頂到着。 山頂には先行で一人の年配男性がラジオで高校野球を聴きながらトウキビを食べて休憩中だった。 挨拶を交わすと「若い二人組みとすれ違わなかったかい?」と聞かれたので「すれ違った」と答えると「埼玉から来てるらしくって4時ごろ雷電山の方から登って来たらしくって大きい熊の糞がゴロゴロしてたって言ってたよ」と聞いて「あまり早い時間だと熊とバッタリ会うかもしれないので怖いですよね」と答えると「運良かったよね」ということで会話は終わった。 昼食を食べ終わった頃、男性も次の行動に移る為にラジオを止めたのでまた少し話をしたところ恵庭から来たとのこと。 目国内岳にも何度か来ており、今回は岩内側から登り湿原を見て帰るとの事。 「誰も盗まないだろう」そう言い残して大胆にザックを山頂にデポして男性は下って行った。 少し雲が薄くなってきたので目国内岳や岩内港など周りの景色を写真に収める。 男性と入替わりぐらいで夫婦と思われる男女の二人組みが岩内側から上がってきた。 昼食も食べ終えてスマホに届いていたLINEをチェックすると嫁からで「夜、家族で出かけるよ!」との内容。 ゆっくり下山する予定だったが想定外の展開。とりあえず「OK」と返事をして下山の準備をする。 11:16下山開始。 行きはノーポールで登って来たが、帰りは急ぐのでポールを使う。 ガツガツ下っていく、湿原の手前で山頂で出会った男性に再び出会う。 「目国内から沼までは来たことあったけど、これで繋がった」と喜んだ顔。 「良かったですね」と挨拶して先を急ぐ。 湿原から目国内岳への登り辺りから少し右ひざが痛むような感覚を覚え少しペースが落ちる。 山頂が見えるあたりまで来ると、ちょうど雲が晴れて良い感じなので少しスピードを上げる。 山頂直下にザックをデポしてカメラだけ持って山頂に向かう。 2回目は要領を得てサクサク登る。カメラワークもスムーズでポーズも余裕が出てくる(笑)。 多少雲はかかっているが、まずまずの眺望に満足して下山する。 往路と同じで方向標識を見失いタイムロスする。 正規ルートに戻って岩場から顔を出すと女性の単独者が居た。 どうやら自分と同じで道を迷ってるようだ。 「わかりづらいですよね」と声を掛けて別れる。 目国内のエリアは登山道に石が多くいつものようにドンドコ下れない。 この硬い道が利き足のひざにボディーブローのように効いてきたのかもしれないなと自己診断しながら下る。 アップダウンだが勾配が緩いので差ほど苦にしないで前目国内岳に到着。 写真撮影と水分補給して登山口へラストスパート。 14:02、登山口に無事到着。 約束の時間まで戻れる時刻に到着できてホッとする。 こころ残りは目国内岳にあるイワウメと三角点を探せなかったことだ。 また宿題が出来てしまった。 今度は、もう少し早い時期に花の百名山を楽しみにこようと思います。 目国内岳の合目標識を撮影してアップしました。 軌跡と連動してますので「この辺は何合目かな?」などに活用して下さい。
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