活動データ
タイム
06:37
距離
19.4km
のぼり
857m
くだり
857m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るこれまで天橋立に行ったことがありませんでした(松島と安芸宮島は行ったことがあるので、最も近いところが最後になってしまいました)。特に日本三景にこだわっていたわけではありませんが、妙に見に行っておきたいと思ったこと、行くのなら夏の間と思ったこと、金引の滝について教えて貰ったこと、などから、ちょうど天気のよかった今日に早起きして行ってきました。 家を5時頃に出て、京都縦貫道で宮津へ。1時間半くらいで到着するのは、高速道路の偉大さですね。計画では金引の滝は最後かなと思っていたのですが、立派な道標が出ていたのと、ちょうど朝日が差し込んでくるため、最初に見てくることにしました。滝のすぐ近くに余裕のある駐車場があり、普通の靴でも滝まで容易に到達できます。滝壺のすぐ近くまで寄ることができるので、近くに行くと水しぶきが凄いです。迫力のあるいい滝でした。ただ、ここへは朝日が届いておらず、光については残念でした。 続いて文殊地区まで。智恩寺の駐車場がいつから入れるのかがわからなかったので不安だったのですが、どうやらいつでも入れるようです(ただし、係員はいないので、帰りに払う必要があります。600円。天橋立に隣接しているので、ここに停めるためなら早く出発する価値があります)。智恩寺は文殊菩薩が本尊なので、学業や合格祈願の参拝者が多いようです。海岸には「知恵の輪」が据えられています。 ここから、小天橋、大天橋を渡って松並木に入ります。小天橋は後で触れますが回旋橋で、船が通る時に90度回転する仕組みになっています。松並木は2kmあまり続いているのですが、ここを歩いても正直あまり面白くありません。でもまあ、歩いておかないと天橋立に来たことにはならないのと、もうひとつやっておかなければいけないことがあります。というのも、ヤマレコのレポートに、「海抜0mから登る登山」ということで天橋立から鼓ヶ岳が紹介されており、私もそれに倣って、海に触れてから登ってみようと思ったわけです。 ようやく松並木を渡り終え、元伊勢籠神社に参拝。丹後国一之宮だそうです。もともと伊勢神宮の外宮はここに置かれていたそうです。多くの観光客はケーブルカーやリフトで傘松公園に登るのでしょうが、それでは"Sea to Summit"にはならないので、横の石段を登ります(虫が多いです)。ちょっと嫌になった頃に公園に到達。「股覗き」の台がいくつか置いてあります。天橋立はその上にいると「ふーん」ですが、上から見ると確かにきれいです。ただ、写真では恐らく伝わってこないと思います。恐らく、実際に足を運ばないとここの良さは伝わりにくいのでしょう。 さて、ここで終わりにすると山登りにならないので、さらに上を目指します。成相寺(なりあいじ)まで舗装道路を登っていきます。大体予想ができたことですが、観音寺でした。参詣はせずに、そのまま展望台までの道を辿ります。成相寺はもともとはもっと上に位置していて、室町時代に今の場所まで降りてきたそうです。途中、昔の五重塔の跡とか本堂の跡とかを通過し、展望台へ。ここからは天橋立が宮津湾と阿蘇海をまっぷたつに隔てているさまに加え、宮津湾の向こうの由良が岳、舞鶴湾、青葉山などを望むことができます。 そして更に上へ。ここからようやく土の道が混じってきます。鉄塔の横を越えて、自動車道と交差するところに、鼓ヶ岳頂上への標識があります。この標識があったので自信が持てましたが、ここから上の道はかなり荒れています。特に笹が多く、笹をこいでいく箇所がいくつかあります。頂上には2等三角点。これでSea to Summit達成です。ただ、標識には「鼓ヶ岳展望台」と書いてあったのに、頂上からの眺望は全くありません。 ここでそろそろおなかがへってきました。下山途中、さっきの展望台に「美人茶寮」というのがあったのですが、どうも飲物ばかりのようなのと、名前に恐れをなしたため、ここには入らずさらに下へ。下山してきたあたりも通過し、天橋立をそのまま渡り、結局小天橋近くの食堂に入りました。これにはちょっとわけがあって、そろそろ小天橋が回旋する時間になりそうで、この店なら窓から見えるだろうというわけでした(そして、まさにその通りになりました)。 続いて、南側からの眺望を楽しむためにビューランドへ。最初は歩いて登ろうかと思っていたのですが、歩いては行けないようです。ただ、そろそろ登るのに飽きてきたので、これ幸いとリフトに乗り込みます。ビューランドからは飛龍観と言って、空へ登ろうとする龍のような橋立が見られると言うことでしたが、結論から言って私にはここからの橋立が最も美しく見えました。恐らく、北から見るよりも水平距離が近いため、迫って見えてきているのだろうと思いました。 その後、智恵乃湯で入浴して駐車場に戻って帰宅。結局感想なんですが、天橋立の写真はそこらじゅうで目にして、「まあこんなもんか」と思っていたところはありました。しかし、写真よりも実物の方が確かに印象的であり、観光客が多く訪れることも理解できました。確かに名勝ですね。 このレポートはヤマレコのミラーです。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1231728.html
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