三ツ峠山(初心者登山6座目)

2017.08.27(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 16
休憩時間
33
距離
16.8 km
のぼり / くだり
1501 / 1239 m
1 14
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活動詳細

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1月ほど前、登山を始めて改めてアニメ「ヤマノススメ」を見直した。中でも、あおい嬢が山の楽しさを自覚する三ツ峠山の話に感動し、この夏の内に登ろうと思っていたが、うだうだしてたらもう8月最後週末。。。そしてもう一つ、帰省中に読んで久しぶりにがっつりヤラれた佐瀬稔の山岳ドキュメント激熱クラシック「狼は帰らず」「喪われた岸壁」に岩登りの練習場として三ツ峠山の屏風岩がちょろっと出てきて、岩登りというものを実際に見てみたい、という事で個人的に機が熟しまくったので三ツ峠山に登ってきた。 今回は、登りはヤマノススメに倣い三つ峠駅から登山道まで歩き、そこから開運山の頂上を目指すルート。下りは御巣鷹山に寄ってそこから木無山~天上山へ縦走し河口湖へ下るルートを計画。 4時起床。おにぎり3つ握るのはもはや儀式。卵かけごはんで朝食を手短に済ませ、浅草橋駅へ向かう。今回は都内~大月を往復すると若干お得なJRの週末おでかけパスを購入。5時過ぎの電車で山へ向かう。八王子までは電車も空いていたが、そこから大月へ向かう松本行の電車へ乗り換えると登山スタイルの人々でほぼ満員でビビる。座れなかったので立つ。大月で富士急行に乗り換え、そこから三つ峠駅までおよそ30分立ちっぱで電車に揺られる。 8時前に三つ峠駅に到着。あれだけ人がいたのにここで降りたのは5人程度、三つ峠駅から登るルートが一番人気だと思っていたのでこれまたビビる。駅に置かれたヤマノススメの看板に、遂に来たことを実感。写真を撮って登山開始。 遠くに三ツ峠山の特徴的な山頂を眺めつつ登山口に向かって歩いていたが、歩けど歩けど辿り着かず道を誤ったかと不安になったが1時間弱かけて登山口に到着。途中、ヤマノススメで温泉に入ってたグリーンセンターの前を通ったが、私は河口湖に下りるのでここの温泉には入れないんだよなーと思うと切なかった。 登山口で、三ツ峠にはトレーニングがてらよく登るという地元のおじさんに話しかけられた。歳を聞くと70歳だそうで、先週合った両親の老いぼれっぷりと比較すると何と立派な事かと感心する。やはり人間、足から老け込んでいくんだなと実感。10分ぐらい同行したが、話題も尽きたので先に行きますと別れを告げペースを上げる。 股のぞきに到着すると、頂上付近は雲に覆われているものの日本一は伊達じゃない存在感を放つ富士山が見えて素直に感動した。クソデカい。今まで富士山に興味はなかったが、やはり一度は登ってみるべきだろうと考えを改めるほど。そこでしばらく休んでいると先ほどのおじさんが、颯爽と追い抜いて行った。 5分ほど休んで出発。先ほどのおじさんの歩き方を見て歩幅を小さくし過ぎていた事に気づき、若干歩幅広めでゆったり足を動かすと随分楽になった。 そこから八十八大師までは馬返しといわれるヤマノススメでもあおい嬢がバテていたゾーンだが、個人的には歩き方を変えたことですこぶる快調に登る。そこで先ほどのおじさんが昼食休憩中で会釈をして通過。再度、抜き返す。 ここでけっこうな空腹を感じ始め、体も急に重くなりエネルギー切れを実感するが所謂シャリバテを身をもって体感しようと、しばらくそのまま登り続けることに。 屏風岩に近づいてくると道も荒れてきて、あおい嬢がビビっていた滑落防止のロープの張られたゾーンもあった。怖い、というレベルのものではなかった笑 屏風岩の下に到着。半端ない威圧感を放つ強大な岩壁に絶句。大感動。が、同時にエネルギーが完全に切れて貧血の眩暈の様な症状が出てきたので、崖に面した景色の良い場所に一人用ソファの様な調度良い岩を見つけ、ドカッと座って昼食休憩。しかし、屏風岩はいくら見ていても飽きない、素敵。そして、その下で岩登りの準備をする人を畏敬の念を持って観察。っつうか、この人たちこの岩壁を登ろうと思う時点で相当狂っているよな。そして、その狂った人の中でも更に狂っているのが佐瀬稔の本に出てくる人達ってことなんだろう。クソ恐ろしい。 と言いつつも、完全に岩壁というものに心をロックされ、自分も岩壁を登ってみたいという危険な欲求が芽生えてきたのも事実。とりあえず、モンベルとかがやってる岩登り講習でも受けてみようか。 などと思っているうちに、おにぎりのエネルギーが全身に満ちてきたので山頂へ向け出発。っつうか、自分の体のエネルギーの増減をここまで露骨に体感できるのって何か面白いと感じる。 屏風岩を過ぎてすぐの分岐点で誤って三つ峠山荘方面に登ってしまった。山荘までは急な階段が15分ぐらい続きかなり削られた。で、階段を登り切り山荘へ着くと目の前にそこより高い場所があるのに、そこが頂上だと思いコーラを買って飲んでしまった。すぐに間違いだと気づき、コーラ一気飲みでタポタポのお腹を抱えて山頂アタック再開。15分ぐらいで開運山の頂上aka三ツ峠山の最高峰に到着。残念ながら、富士山側の天気は回復しておらずほとんどその姿は拝めなかった。反対側の南アルプスの方はよく見えた。 5分休んで、御巣鷹山方向に歩く。途中の道は、広くよく整備され植物も多く楽しめた。ここで、今度は一人で歩くおばさんにトマトを食べないかと話しかけられ、塩付けにされた冷やしトマトを2つ頂く。めちゃめちゃ体に染みる。このおばさんも地元の人で70歳ぐらい、最近膝を悪くしたのでトレーニングがてら登ってきたと言っていた。それ何か間違ってないかと思った笑 おばさんに植物の説明を受けつつ御巣鷹山山頂まで同行。御巣鷹山はアンテナ塔が3本立っているだけで、山頂を示す標識も看板も無く、おばさんがいなければ山頂を探して奥の登山道を進み本社ヶ丸方面へ下ってしまっていた事だろう。。。 山頂でおばさんと別れ、木無山方面へ下山開始。15分ぐらいで木無山へ到着、山頂を示す看板はあったがそれ以外何もなく通過するのみ。そこから天上山への尾根歩きは、特に見どころもなくひたすら退屈で長い道のりだった。ヤマノススメで三つ峠駅からのルートをピストンしていた理由がわかった気がする笑 2時間ぐらい歩いて天上山到着、そこからは観光客でにぎわうロープウェイ横目に歩いて河口湖まで降りる。この2時間の間に富士山の雲が晴れればと願って天上山まで歩いたが、そううまくもいかず、ここでもその姿は拝めなかった。残念。 下山後は、河口湖沿いに歩いてロイヤルホテル河口湖の日帰り温泉で汗を流しビール。最高。 2時間近くゆっくり休んで河口湖駅へ向かって歩く。河口湖周辺ですれ違う人の8割は外国人旅行者。大人気なんだな、知らなんだ。 16時半ぐらいの大月行きの電車で帰路につく。帰りのBGMは宮武BONESの1stデモCD。痛快なスラッシュコアと夕暮れ感あるダブな曲が交互に入っていて、最高に夏を体現している音楽だと思った。 途中飯田橋でカレーを食べて20時過ぎに自宅に到着。片道3時間はキツイ笑 とりあえず、今日は屏風岩がとにかく凄かったのでこれを見ただけでも登った甲斐があったなと思った。ただ富士山もバッチリ見てみたいと思ったので、冬の天気が良い日に再チャレンジしようかなと思う。次は本社ヶ丸から縦走してみたいが、ネットで見る限りあそこの山の熊遭遇率高くないか?

活動の装備

  • コロンビア(Columbia)
    セイバー3ミッドオムニテック
  • モンベル(mont-bell)
    ジオライン M.W. ラウンドネックシャツ Men's
  • ワコール(Wacoal)
    CW-X スポーツタイツ スタイルフリーボトム (ロング丈) 吸汗速乾 UVカット VCO509 BU S [メンズ]
  • クレッタルムーセン(KLATTERMUSEN)
    KLATTERMUSEN(クレッタルムーセン) MIMER22 Citronelle 【正規取扱店】

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