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山登り・アウトドアの新定番

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利尻岳

空上人さん YAMAP Meister Black

  • YAMAPマイスター:ブラック
  • 自己紹介:やっと自由の身になったので、やりたいことを色々とやってます。
    その中のひとつが山登り。若かった時にちーとばかりやってたのですが、四半世紀振りに再出発。
    道具をいちから少しずつ揃えてると、なんやかんやで仲間も増えてきて楽しい山旅が始まってます。
  • 活動エリア:
  • 性別:男性
  • 生まれ年:
  • 出身地:
  • 経験年数:10年未満
  • レベル:中級者
  • その他 その他

利尻島・利尻山

2015/08/08(土) 10:48

 更新

利尻岳

公開

活動情報

活動時期

2015/07/18(土) 04:37

2015/07/18(土) 12:51

アクセス:405人

軌跡・時間・距離

軌跡データをダウンロード
累積標高上り 1,781m / 累積標高下り 1,624m
活動時間8:14
活動距離16.03km
高低差1,697m

写真

動画

道具リスト

文章

北海道の山行も終盤に向かいつつ、今回は北の孤島利尻島の利尻岳。海に囲まれたコニーデの山頂からの眺めは味わいたかったひとつ。出会った人々から利尻は雨、風で登るのを諦めた人々が多数いたので、神様にお願いしていた。
前日は快晴、利尻がフェリーからクッキリと見え、僕の時もよろしくお願いしますと手を合わせた。
ところが、山天予報がコロゴロ変わり、午後は雨がぱらついてくるみたい。
その日はいつもより早足で人々を追い越し、山頂へ。
今日もこの辺で失礼します。
続きをおたのしみに

つづき

羅臼岳で会った紳士からの話で、利尻の宿泊は宿に泊まることにした。
観光センターに電話し、宿を探してもらい幸いにも空きがあり、予約できた。
当初は利尻北麓野営場でテント宿泊にしようと思っていた。
山行で知り合った多くの人が、利尻は行ったけど天候が悪かったり、強風だったりで登頂できなかったと言っていた。
なので、登山口がすぐそばだし、天候が悪かったらお金をかけずにテントでいい日を待っていることができる。そう思い、荷物は多くなり大変だけれども、一昨日まではテント宿泊95%で考えていた。

天候は大丈夫そうであった。久しぶりに美味しい食事を食べてゆったりしたかったこともあり、稚内手前でホテルを予約できた時は海の幸を食べるぞってウキウキしていた。

利尻では生ウニ丼を食べて、ビールを飲んで、海産物を鱈腹食べる。これも利尻岳登頂に匹敵する目的のひとつとなった。
稚内のフェリー乗り場に車を置いて、ザックを担いでの乗船となった。稚内港をぐるりと周り利尻島にフェリーは向かった。次第に利尻岳が大きくなってきた。はっきり、しっかりその姿を見せてくれている。

鴛泊港に接岸、下船すると予約していた『北国グランドホテル』のバスが待っていてくれた。チェックインを済ませ、昼食を食べにホテルから自転車を借りて先ほどの鴛泊港で憧れの生ウニ丼を喰らいつくことにした。
『ウマイ、マイウ、これぞウニ。ミョウバンの味がしない本当のウニ味。幸せ!』と心の中で叫んだ。
土産屋さんをうろうろしていると店のオバちゃんとウニ取りのオバちゃんとが世間話をしていた。ちょっとしたきっかけで僕もその中の世間話に合流することになり、元北海道人と現北海道人とで話が盛り上がった。

ホテルは温泉風呂であった。温泉につかり、夕食の時間がやってきた。
ウニ、毛ガニ、イクラ、ホタテ、エビ、サーモン、鱈、タコ、これでもかと海産物が並んでいる。それらを生ビールと冷酒で喉を潤しながら山行で痩せ細った身体の胃袋に流し込んでいく。
ホテルの最上階にあるレストランからは明日登る利尻岳がどっしり構えてる姿が見えている。

至福の時とはこのことだ。


朝5時前、ホテルから利尻北麓野営場まで送ってくれた。早いためか、僕ともう一人のたった二人だけの乗車であった。
実は天気予報が昨日からコロコロ変わっていた。昨日の朝方の予報は申し分ない晴れ、昼近くの予報は曇りが出てきた、午後の予報は午後から雨マークが出てきていた。頂上から海がはたして見られる景色だろうか、心配であった。
でも、次の日も同じように晴れは期待できなかったので、登ることに決めていた。
ただし、スピードアップして午前中には絶対登頂することに決めた。いつものスピードの1.5倍くらいの速度で足を運んだ。後ろから抜かれることはなく、逆に抜いていった。脚は快調で、体調も申し分ない。今のところは適度な勾配と自分には登りやすい登山道かもしれない。
登るにつれて礼文島や鴛泊港や海岸線が横から目線から上から目線になってくる。別に偉くなったわけではないが、地形がはっきりしてくるのは楽しい。6合目の第1見晴台に到着すると、礼文島含めた海と裾野が広がっている利尻岳が見えてく。トンガリ帽子ではなく裾野の広さを感じる様相である。

第2見晴台に来ると少しずつ、トンガリ帽子になってくるが、まだ裾野が目立つ。
8合目の長官山に着くとトンガリ帽子ははっきりとトンガリ帽子の形になる。実にいい形だ。整っている。
この整った山と何とか同化したいと記念撮影をとるが、同化じゃなくて『ドウ(ニ)カ』してって写真になっている。

ここからは逆に緩やかな尾根歩きになり、周りには様々な花々が咲き巡ってる。残念ながら花音痴の僕は写真を一生懸命とり、後でしっかり調べて記憶に残すことにするが、その記憶はたぶん2日ももたないだろう。でも、美しいと思う心はあるので、それで勘弁してください。
羊さんの追試が待っていそうだ。

利尻岳小屋を過ぎ、次第に山道は火山の岩、石、瓦礫が増えてくる。天候は何とかもっている。ロウソク岩と山頂が見えてきた。この辺りの登山道は火山石で歩きずらく、おまけに道が掘れてきているズルズルの急登で非常に危ない状態だ。登山道を修理してくれているが、追いつかないってところだ。
右側に落ちたらイチコロの絶壁だ。強風の時など怖いだろうなそう思いながら進んで行くと、山頂のやしろが見えた。

8時50分、利尻岳登頂。
青空ではないが、うす曇りの中から海に囲まれた利尻島の全容が見えている。雨に降られることなく、強風にさらされることなく、この景色が見られただけで満足だ。お花畑が綺麗に黄色い絨毯のように咲きほこっている。
360°のパノラマ写真も撮っておくことにする。
簡単な食事をとりながら、海に浮かぶ利尻の自然を堪能していた。

下山は滑らないように特に注意を払いながら降りた。途中、登りでお先に失礼して追い越した多くの人達と挨拶を交わした。皆さん最後の足場の悪い急登で四苦八苦しているようだったので『もう少しですよ』と元気づけた。
その中で、休憩中に少し話した横須賀からの女の子と出会った。
若さ溢れる元気の良い話しやすい女性だった。立ち止まって軽い会話をして別れた。
イイね、若いって。
俺だって、気持ちは若いよ。気持ちは。
そう慰めながら、滑らないように身体年齢にそった歩き方で慎重に降った。

足場の悪い急降が終わり休憩椅子があったので少し休むことにした。ここまできたら、雨が降ろうが風が吹こうが一安心である。
同じ長椅子に座っている人と話をした。群馬からで、北海道の山をあと一座は登って帰りたいと言っていた。昨年も利尻に来たけど悪天候で登れなかったそうだ。やっぱり、多いなこういう人。僕はラッキーだったな。
あと羊蹄山で最後になるから、少なくとも利尻は怪我なく降りたいもんだ。
下かフェリーでまた会えるかもしれませんねといって別れた。

ハイマツの登山道尾根を歩き、避難小屋を過ぎ、長官山に着いた。やはり山頂の三角形の形は美しいと改めて感心した。
この時間ではあったが何人かの人とあった。絶対に山頂まで行くような人と、途中で引き返すことを覚悟で登っている人と、明らかに途中までの人とすれ違った。
登りのピッチ走行のためか、予定していた時間より非常に早いペースであった。このまま行けば、1便早いフェリーで帰ることができそうだ。
そう思うと歩く速度もそのままはやいペースで歩くことができた。

12時30分、利尻北麓野営場に到着。
ホテルに電話して、迎えを頼んだ。

ありがたい。オマケにホテルからフェリーまで時間になったら送ってくれる。更に、まだ温泉風呂は掃除中であるけど入っても良いですよとのこと。タオル、バスタオルまで貸していただき汗を流しさっぱりした。
山行だけでなく、人情とオモテナシの心を味わうことができました。
至れり尽くせりの『北国グランドホテル』。ホテルのまわし者ではありませんが、また行きたい宿になりました。ホテルの奥のスペースに『活けす』があるのも見えました。美味しいはずだ。

ホテルのマイクロバスに乗ると雨が降ってきた。本当にラッキーだ。

イイ思い出をたっぷり身体と心の中に押し込んで、フェリーは鴛泊港をあとにして、稚内に向かった。

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