能郷白山 能郷谷から 無念のリタイア

能郷白山に能郷谷から登る予定でしたが、途中で涙のリタイアとなりました。 原因はコースタイム8時間ちかいルートなのに、スタート時間が遅く余裕がなかったのと、体調がイマイチだったことです。が、一番予想外だったのは最初1時間の林道歩きが予想よりキツかったことです。 林道というからには歩きやすくて、時間だけかかる感じを予想してましたが、実際は場所によってはかなり荒れていて、思ったより体力消耗しました。 そして何よりこの林道、メンタルを削られます。 まず、林道に入ってすぐ、左斜面からフコーッ！という呻き声が聞こえ、ガサガサと大きな音が聞こえます。ついにクマーと遭遇かと思ったらイノシシ三匹と遭遇。どっか行くまで待ってから再スタート。メンタルダメージその１。 次に途中から林道？っていう感じに道が荒れて草が茂ってきます。若干不気味です。虫がたくさんいるので、バッタに衝突されます。メンタルダメージその２。 そして最後に。道の上に嫌なものが落ちてます。 レベル１、沢山の糞。まぁ、これは臭いだけ。出るもんは出るんで我慢。 レベル２、虫、サワガニ、ミミズ、モグラの死骸。モグラってなんだよ！ レベル３、首を持ち上げたまま絶命してるヤマカガシ。立ったまま絶命とか、ラオウか！ 因みに帰り道にはちゃんと横倒しになってて、虫が群がってました。メンタルダメージその３。 そんな心身ともにダメージを負った状態で、登山口からの急登に耐えられるはずもなく、途中の見晴らしがある名もなきピークを山頂とし、下山しました。本当にいい天気だったので、残念です。 帰りにまた林道を歩いていると、もう２時を回っているのに人が一人登ってくる。絶対人が来ない自信があったのでビビる。いまから山頂目指すのは無理だろうし、登山以外の趣味の人かなと思いつつ、駐車場まで戻る。すると、駐まってるのは朝と同じ、自分ともう一台の車、そして同じバイク。 おかしいなと思いつつ、車を運転し、立派なオスのシカをどけ、猿の路上会議を中断させながら下ると、かなり下の路肩に車が。まさかただでさえ長い林道歩きをより長くする人がいるのだろうか？ ミステリーである。