活動データ
タイム
07:14
距離
10.2km
のぼり
256m
くだり
1492m
活動詳細
すべて見る(前回までの八ヶ岳・赤岳 https://yamap.co.jp/activity/1173860) 昨夜は午後9時の消灯とともに眠りに入り、ふと気がつくと3時50分すぎ。これでも6時間は眠ったことになります。普段より長く寝ねるのにまだ4時前とはかなりのお得感があります。四時過ぎに部屋の明かりが一斉について皆が起き出します。 外に出ると、赤岳の方向には明るい月ぐ、東の空には雲がかかりほんのり明るくなってきています。 やがて日の出の時間を迎えると辺りはすっかり明るくなり、流れる雲海に暖かい金色の朝日が差し込み、地上がきらきらと輝いて見えます。 雲海の下には街があり、夜明けの時間、曇り空の切れ目から朝日が差し込んで来るのが見えるはず。自分たちは、その光景を雲の上から眺めているなんて、考えて見たら贅沢ですよね。 赤々と焼けた朝焼けにはなりませんでしたが、朝の雲海をたっぷり味わった後は、朝ごはんです。 朝食は4時50分から順番に30分間隔で頂きます。バイキングで、卵焼き、ソーセージ、肉団子、おひたし、梅干し、味のり、ご飯と味噌汁、オレンジが好きなだけいただけます。1回目は少なめに盛り付けたものの、食べ始めたら美味しくて、最初に盛り付けたのより多くをお代わりしちゃいました(^^;; 腹ごしらえを終え、いよいよ赤岳に向かって出発です。正面に覆いかぶさるようにそびえる赤岳。ガスがかかっています。昨日からずっとみていた、赤茶けた岩肌のジグザクの登山道が、三角形の頂点に向かって目の前に繋がっています。歩きはじめたものの、まだまだ身体が寝起きというか、あったまっていない状態だからなのか?なんとなく重い感じ。風が冷たく寒いので、長袖+半袖速乾シャツの上からライトダウンを羽織った状態でもちょうどいいくらいです。最初は足元のザレ場、石も小さく、じゃりじゃりした感じだったものが、石がだんだん大きくしっかりしてきて歩きやすくなってきます。 振り返ると、西から東に風が吹いてくるのにあわせて横岳もガスがかかっています。下を見下ろすとあっという間に赤岳天望荘が小さくなっていてびっくりです。そうこうするうちに目の前の三角形の部分はだんだん小さくなってきて、あっというまに頂上に。とおもったら、赤岳、ピークが2つあるんですね。となりの御社がある頂上はガスで見えません・・・。頂上山荘でお土産を見ているうちにガスが薄くなり、隣のピークが見えたので早速移動。2899mの赤岳山頂に到着しました。 展望荘から空荷で登ってきている方も多数。そんなに広い頂上ではないのですが、ポールの前で皆が思い思いのポーズで写真をとっています。はるか下には行者小屋が見えます。昨日はあそこから見上げていたのに、と思うと感慨もひとしお。風が吹きガスが流れ、高い雲が動いて、刻一刻と視界がとどく範囲が変わるのを楽しんでいるといくらいても飽きないですね。 名残惜しいものの下山です。今日は、さあ、ここからが今日のメインイベント、文三郎尾根の下りに身が引き締まります。頂上の脇を抜けたところから急な下りが始まります。狭い岩の間をくぐるようにした段差の大きい足場を1つづつおりていきます。鎖や手がかりがあるし、眺めは良くて高いところにいる感じはしますが、落ちてしまいそうな危険な感じはしないです。途中で靴紐が緩んでいるの気が付きました。いつもどおりきっちり締めていたつもりだったのですが。この下りだと、足首あたりの動き方も大きく紐が緩みやすくなったりするんでしょうか。もし、この岩場で、紐を踏んで転んだりしたら、即怪我につながってしまいます。改めてしっかり結ぶようにしました。 だいぶ進んで振り返ると、赤岳の頂上付近のぎざぎざが逆光で縁取られてキラキラと光り、さらにそこにガスが絡んで幻想的な光景が広がっています。進行方向には、中岳と阿弥陀岳が連なり、行者小屋が小さく見え、横岳が大きな裾野を広げて踏ん張っています。山頂にはガスがたなびいています。他では見ることができないこの光景、今回のコースの中でもダントツの大きさと迫力です。 足元を見れば、ツメクサなどの高山植物がところどころに咲いています。鎖が終わると、今度は、しっかりした階段での下りが続きます。階段には、ステップ毎にマンモスのバッチが付いています。MAMMUTが支援したんですね。山の中って、国、県、市町村、電力会社や山林業の方などいろいろな権利関係のややこしさもあるのでしょうけれど、工夫次第でできることはいろいろありそうです。他のメーカーもいろいろなサポートをしてくれていると思いますが、こういう取り組みもいいものですね。 それにしても、昨日の地蔵尾根と比べると文三郎尾根は随分と厳しい印象です。これをのぼって赤岳頂上まで行くのはちょっと気が引けます。帰りの下りにして正解だったと思います。景色と高山植物とMAMMUTのマークを見ているうちに、やがて森林のある標高までおりてくると程なくして行者小屋に到着です。ここに来たのがたった半日前のことだったとは思えません。まだ早い時間でしたが、行きがけに目を付けていたカモシー丼をいただきました。しっかり濃い味の丼で、朝から行動してきた身体にはピッタリ。唐辛子マヨネーズがポイントですね。 此処から先、美濃戸までの長い道のりは、昨日難儀した工程です。時間にも余裕があるので、今度は北沢コースで赤岳鉱泉の小屋を経由して行くことに。途中、中山乗越の案内板が金属できた年季の入ったものだったのが印象的でした。(ここのすぐ脇には中山尾根展望台があるとのことで、同道した友人は様子を見に行くことに。なかなかの眺めだったようです) 赤岳鉱泉は、カレーとパスタの種類が豊富で魅力的。満腹だったのですが、カレーとパスタをみんなでシェアして頂きました。泊まりの方は夕食がステーキとポトフだとのこと。なんともいい雰囲気。行者小屋からはすっかり食べ歩きツアーとなっています。 赤岳鉱泉を過ぎるとあともはもうひたすら歩くのみ。昨日からの道筋を思い出しながら、山小屋の楽しさ何かを話ながら先を急ぎます。 だんだんと沢の水が増えて、流れる音が大きくなってきます。最初のうち、川のそこが赤錆のような色をしていて、森と苔の緑と、川底の赤色、トリカブトの紫、青い空と白い雲、と、目に入るもの、どれここれも、とてもカラフルでした。 最後の1時間、美濃戸から美濃戸口までの歩きは今回の山行の仕上げです。行きと同じ道を歩いて戻るわけですが、昨日は、ああ山に来たんだ、自然でいいなぁと思いながら歩いた砂利道が、今日はすっかり人工的で味気ない感じがするのにはびっくりです。赤岳周辺が以下に力強く大きなものだったかということを改めて感じました。 ということで、美濃戸>南沢>地蔵尾根>文三郎尾根>北沢>美濃戸ということで、八ヶ岳・赤岳をぐるっと八の字に歩きました。 初めてのヘルメット、山小屋一泊で過ごし、本当に楽しくすごせました。 これで本当に今年の夏はおしまい。です。さあ次は紅葉だ(笑) 八の字の足跡・その1(八ヶ岳・赤岳)(https://yamap.co.jp/activity/1173860)
活動の装備
- ペツル(PETZL)エリオス
- ワコール(Wacoal)CWX スタビライクスモデル
- ローバー(LOWA)メリーナGTX 「メンズ」(7.5)
- ライペン(RIPEN)アライテントアライテント ARAI TENT ビバークツェルトソロ キャンプ用品【Mens】【Ladies】
- ブラックダイヤモンド(Black Diamond)コズモ
- ブラックダイヤモンド(Black Diamond)Boost 34
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