槍ヶ岳から北穂高岳

2017.09.09(土) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 45
休憩時間
2 時間 12
距離
22.6 km
のぼり / くだり
2119 / 661 m
DAY 2
合計時間
8 時間 7
休憩時間
1 時間 34
距離
12.5 km
のぼり / くだり
568 / 1974 m

活動詳細

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(学生時代) 山仲間3人と蝶が岳→常念岳→槍ヶ岳→南岳と歩き、晴天の中、大キレットを目の前にして、新穂高温泉に下ってしまった苦い思い出があります。以来、大キレットについては特別の思いをもっていました。大キレットを歩きたい。。。 (出発当日~あれから約40年) 今度の土日は晴天が予想されていましたが、上高地への夜行バスは満席で予約できず、仕方ないので、南アルプス白根3山に行こうと考えていました。やっぱり今年も大キレットは無理か。。。ところが、当日夕方、スマホをいじっていると、なんと空席表示が。何も考えずに直ぐに予約を入れました。上高地に行ける!夜行で出発する予定はなかったので、8時30分に帰宅し、30分で荷物をザックに放り込み、家を出ました。どたばたでしたが、期待が膨らみます。 登山ルートは、1日目:上高地→横尾→槍沢→天狗原→南岳小屋 (実際は、槍ヶ岳経由に変更) 2日目:南岳小屋→大キレット→北穂高岳→涸沢→横尾→上高地 としました。 (1日目) 夜行バスは早朝5時20分頃上高地に到着。登山届を記入、放り込んだ荷物のパッキングをやり直し、5時40分頃、出発。横尾には、順調に7時40分頃到着。もしかしたら、天狗原経由でなく槍ヶ岳経由で行けるかもしれない、との望みが膨らんできました。槍ヶ岳に行ければ、こちらも凡そ35年振りとなります。槍沢の清流にも励まされペースが上がります。槍沢ロッジ、ババ平を通過し、10時30分に天狗原分岐に到着。これなら槍に行ける! 実は想いとは裏腹、この辺りからペースが落ちてきていました。槍沢ロッジより上部は日差しを遮るようなものはほとんどなく、炎天下の中、いつも携行しているアミノサプリや塩飴を出発時のどたばたで忘れてしまい、塩分補給できませんでした。仕方ないので、おにぎりを食してみましたが、効果なく失速。それでも12時40分頃、槍ヶ岳山荘に到着。塩分豊富な?カップヌードル(400円安い!)と塩味ポテトのお菓子を買い、一息入れました。槍の穂先へのルートは渋滞していましたが、13時30分に山頂到着。西鎌側はガスっていましたが、本当に久しぶりに槍からの景色を堪能しました。先もあるので14時には肩の広場に戻り、南岳に向けて出発。南岳への稜線はガスが立ち込め、時折小雨が降るような天気となりましたが、16時30分に南岳小屋に到着しました。 (2日目) 南岳の朝食は並んだ順に頂けます。朝食は4時45分からの予定(実際には4時30分に出して頂きました)だったので、4時前から並び、一番最初のグループで朝食を摂ることができました。本当はもう少し遅くから並んでも大丈夫でしたが、明日は普通に仕事、どうしても今日中に帰らないといけないというサラリーマンの悲しい性でしょうか。。。でもそのお陰で5時15分に小屋を出発。前日の後半から夜半にかけて風強く、ガスに覆われていたので天気を心配しましたが、天気は良さそうです!(やったー)北穂高岳や大キレットを前にして心ときめきます。南岳獅子鼻岩からの下りはスリップ注意ですが、難なくキレットの底部まで下りました。ここから長谷川ピークまでは、「これが大キレット??」と思えるほどのプロムナードコースで、左に常念、右に笠と楽しく歩けます。長谷川ピークからの下りは、最初の馬の背の通過が高度感あり緊張しますが、飛騨側への下降は見たほどではありませんでした。A沢のコルで一息入れ、その後飛騨泣きの通過となりましたが、ホールドはしっかりしており、怖さは感じませんでした。北穂高岳登り途中の滝谷展望台からは滝谷の大岩壁を間近に見ることができ、その迫力に圧倒されました。 大キレットは一見どうやって登るのだろうと思ってしまうほどの岩稜ですが、目印通りのルートをとれば、手掛かり足掛かりがあり、見た目ほどでないと思いました。目印を見逃さないことが大事です。また、すれ違えない箇所が多いので、対向者をよく確認することが大事と思いました。 7時50分頃、北穂高小屋に到着。美味しいコーヒーを頂きながら、越えてきた槍ヶ岳や大キレットを眺めながら想いを寄せました。北穂高岳山頂からの景色はいつもながら最高です。8時30分に山頂を出発。涸沢に10時20分、横尾に12時20分、上高地には14時45分に到着しました。上高地からの直ぐのバスは満席で、バスに乗ったのは16時、自宅に着いたのは22時半となりました。 (感想) 明日から仕事という割には、自分ながら「随分無理したな」という感覚ですが、それ以上に、40年近く心の中に抱いていた大キレットを踏破し、大きな充実感、達成感を味わえた2日間となりました。

槍ヶ岳・穂高岳・上高地 河童橋からスタートです
河童橋からスタートです
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 横尾には既に大勢の方が。。。
横尾には既に大勢の方が。。。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 槍沢ロッジ 順調です
槍沢ロッジ 順調です
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 清流に心洗われます
清流に心洗われます
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ババ平 テントでゆっくりしたい
ババ平 テントでゆっくりしたい
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 天狗原の分岐 時間もある!槍経由で行くぞ!
天狗原の分岐 時間もある!槍経由で行くぞ!
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 やっと槍ヶ岳が見えてきました!もう少し!
やっと槍ヶ岳が見えてきました!もう少し!
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 やっとこさ稜線に到着
やっとこさ稜線に到着
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 大勢の方が登ってます
大勢の方が登ってます
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 槍ヶ岳頂上 残念ながらガスが湧いてきました
槍ヶ岳頂上 残念ながらガスが湧いてきました
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 槍ヶ岳山荘が見えます。結構高い。
槍ヶ岳山荘が見えます。結構高い。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 東鎌尾根方面
東鎌尾根方面
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 中岳はガスの中 ここで登山道は東に曲がります!
中岳はガスの中 ここで登山道は東に曲がります!
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 南岳小屋 ここまで長かったけどヤッターという感じ!!
南岳小屋 ここまで長かったけどヤッターという感じ!!
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 日の出は見れませんでした。残念
日の出は見れませんでした。残念
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 大キレット わくわくドキドキ
大キレット わくわくドキドキ
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 南岳のテン場 結構張れそう
南岳のテン場 結構張れそう
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 いよいよ大キレットの底に向かいます
いよいよ大キレットの底に向かいます
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 日は出ていますが、雲の中
日は出ていますが、雲の中
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 大キレットに朝日が当たります
大キレットに朝日が当たります
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 笠ヶ岳にも朝日と穂高連峰の影が。。。
笠ヶ岳にも朝日と穂高連峰の影が。。。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 南岳を振り返って
南岳を振り返って
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 獅子鼻岩 よく登山道拵えたものです
獅子鼻岩 よく登山道拵えたものです
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 長谷川ピーク 深呼吸してからスタートします
長谷川ピーク 深呼吸してからスタートします
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 長谷川ピークの下り(馬の背)が核心部でした
長谷川ピークの下り(馬の背)が核心部でした
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 馬の背のあとの飛騨側への下降 手掛かり、足掛かりがあります
馬の背のあとの飛騨側への下降 手掛かり、足掛かりがあります
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 一呼吸入れます
一呼吸入れます
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 コルからの笠ヶ岳
コルからの笠ヶ岳
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 信州側はカール状です
信州側はカール状です
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 越えてきた稜線
越えてきた稜線
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 長谷川ピークを拡大してみました 
長谷川ピークを拡大してみました 
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 飛騨泣き 目印がないと、どこを行ってよいやら!?
飛騨泣き 目印がないと、どこを行ってよいやら!?
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ステップがあり助かります
ステップがあり助かります
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 滝谷展望台 絶景です 私の写真では表現できません!
滝谷展望台 絶景です 私の写真では表現できません!
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 北穂高小屋 大キレット満喫しました!
北穂高小屋 大キレット満喫しました!
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 絶景を見ながらの美味しいコーヒーは最高です!
絶景を見ながらの美味しいコーヒーは最高です!
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 北穂高岳山頂
北穂高岳山頂
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 奥穂高岳から前穂高岳
奥穂高岳から前穂高岳
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 奥穂高岳へ続く岩稜
奥穂高岳へ続く岩稜
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 越えてきた縦走路
越えてきた縦走路
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 涸沢からの穂高連峰
涸沢からの穂高連峰
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 横尾に戻りました
横尾に戻りました

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