暴風雨の山頂で凍える：雌阿寒岳：ヒグマが怖いんで（３）

●幸いヒグマには遭遇せずツアー最終日の３座目●斜里岳から南西方向に直線距離で約７０ｋｍの雌阿寒岳に雌阿寒温泉コースで挑みます●列島を低気圧が通過するため雨模様●４合目辺りで雨脚が強くなリカッパを着込む●樹林帯を超えた７合目辺りで冷えてきたのでミドルウエア・レイングローブで防寒対策●９合目手前の大岩の陰で熱いお湯で体を温める●ビレイロープで隊列を組んで猛烈な風雨の中をアタック開始●１５ｍ以上の瞬間風速で体ごと持って行かれそう●単独だったら１００％諦めるところだが、ツアーリーダーの判断はＧＯ●さえぎるものが何もない頂上への稜線を１歩１歩進んでゆく●雨粒が顔に当たって痛い●程なく頂上●そうなんだ！この暴風雨はアタックできる範囲なんだ！●自分の判断で設けてた上限を超えて、レベルが１段上がったことを確信●この天気ではガッスガスで眺望ゼロ●さって、写真を撮って撤退だぁ●慎重に大岩まで降って休憩●注意力を切らさず樹林帯に入り、さらに高度を下げてゆく●他の登山者には１人も会わずに無事下山●登山口の硫黄がキツい温泉に浸かります。