高取城跡、稲渕の棚田、案山子、そして彼岸花

2017.09.18(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 15
休憩時間
1 時間 40
距離
13.7 km
のぼり / くだり
633 / 661 m
1 35
12
5
31
2 4
31

活動詳細

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 persさん企画のYAMAPイベント、「高取城跡から稲渕の棚田」に参加させていただきました。もともとは9月17日(日)開催予定でしたが、台風が接近し、翌9月18日(祝)の開催に変更となりました。台風一過の快晴、とはいきませんでしたが、曇りのち晴れ、雨は一瞬ぱらついただけで、稲渕の棚田や彼岸花は、日差しの下で見ることができ、ラッキーでした。  出発は、近鉄壺阪山駅。ここから高取町土佐の古くて雰囲気の良い町並みを歩きます。かつては高取城の城下町、壷坂寺への門前町であると同時に昔から漢方薬の町でもあったようで、古い薬屋さんもあり、道端には薬草の解説パネルがいくつも埋め込まれていました。道は徐々に山へと近づき、山へと入っていき、やがて一升坂と呼ばれる急な山道となって、高取城跡へと導いてくれました。途中の「猿石」も見ものです。飛鳥時代の作と推定される貴重な石像で、一見の価値ありです。さらに登ると、いよいよ石垣が現れますが、その規模は予想以上に大きく、特に本丸や天守閣跡の石垣には圧倒されました。備中松山城、美濃岩村城とともに日本三大山城に数えられ、麓から本丸までの高低差やその規模から、「日本一の山城」の表示もいくつか見ました。なお、山頂には標高583.6mの三等三角点「高取」が鎮座していました。  少し下った東屋で昼食・昼休憩をとって下山は猿石から栢森方面へ下りました。この道は途中尾根道で、しかもピークは避けてまく、なかなかよくできた道でした。最後は谷筋に下り、栢森集落の下手に出てきます。ここに、綱掛神事の女綱、少し下流に男綱がありました。その間には稲渕集落にある飛鳥川の飛び石。これを二回渡りました。そのあたりから、真っ赤な彼岸花が田んぼの縁にみごとに咲き始め、やがて案山子たち、そして棚田とコラボしながら白や黄色の彼岸花が現れました。黄色の彼岸花は、全く初めてですし、存在すら知りませんでした。日が差して金色に輝く彼岸花は、感動モノです。  このあと、高松塚古墳に立ち寄って、近鉄飛鳥駅へ。

高取山 出発点の近鉄・壺阪山駅。
出発点の近鉄・壺阪山駅。
高取山 高取町土佐の町並み。白壁の建物が多く、よく保存されています。
高取町土佐の町並み。白壁の建物が多く、よく保存されています。
高取山 歴史ありそうな漢方薬屋さんです。吉野の薬、だらにすけもあるそうです。
歴史ありそうな漢方薬屋さんです。吉野の薬、だらにすけもあるそうです。
高取山 道端に埋め込まれていた薬草の解説パネルです。9種類見つけました。
道端に埋め込まれていた薬草の解説パネルです。9種類見つけました。
高取山 ここは直進します。
ここは直進します。
高取山 最初の彼岸花がお出迎え。ヒガンバナ(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)です。
最初の彼岸花がお出迎え。ヒガンバナ(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)です。
高取山 この黄色は、彼岸花ではなく、キツネノカミソリ(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)
この黄色は、彼岸花ではなく、キツネノカミソリ(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)
高取山 白のヒガンバナも田んぼの畔に咲き始めていました。
白のヒガンバナも田んぼの畔に咲き始めていました。
高取山 水車小屋
水車小屋
高取山 イタドリ(タデ科タデ属)も満開を迎えています。よく見ると、思った以上に綺麗な花なんですが、人気ないです;;
イタドリ(タデ科タデ属)も満開を迎えています。よく見ると、思った以上に綺麗な花なんですが、人気ないです;;
高取山 こちらはツルボ(ユリ科ツルボ属)葉がほとんど目立たず、花だけが地中から生えています。花は下から順番に咲いていきます。
こちらはツルボ(ユリ科ツルボ属)葉がほとんど目立たず、花だけが地中から生えています。花は下から順番に咲いていきます。
高取山 高取城址の石碑を見て、いよいよ山道に。
高取城址の石碑を見て、いよいよ山道に。
高取山 今日のpers隊。ぼく以外の4名です。
今日のpers隊。ぼく以外の4名です。
高取山 一升坂の解説です。
一升坂の解説です。
高取山 猿石。飛鳥時代の作と推定される貴重な石像です。詳しくはふぁんトントさんの解説をご覧ください^^
猿石。飛鳥時代の作と推定される貴重な石像です。詳しくはふぁんトントさんの解説をご覧ください^^
高取山 ハナタデ(タデ科タデ属)
ハナタデ(タデ科タデ属)
高取山 石垣が出てきました。門の跡もいくつも通りました。
石垣が出てきました。門の跡もいくつも通りました。
高取山 だいぶ上部に登ってきました。苔むした石垣。でも、本丸はまだまだ上でした。
だいぶ上部に登ってきました。苔むした石垣。でも、本丸はまだまだ上でした。
高取山 ここまでくると、あとは本丸への登りだけ。
ここまでくると、あとは本丸への登りだけ。
高取山 熊さんや天守は、切り株から掘り出したものでした。
熊さんや天守は、切り株から掘り出したものでした。
高取山 着きました。天守閣が立ってたところが、山頂です。
着きました。天守閣が立ってたところが、山頂です。
高取山 三等三角点「高取」。標高583.6mです。あとで出てくる案山子さんたちにちなんで、今日も「へのへの」(*^^*)
三等三角点「高取」。標高583.6mです。あとで出てくる案山子さんたちにちなんで、今日も「へのへの」(*^^*)
高取山 ゲンノショウコ(フウロソウ科フウロソウ属)です。さっき見た薬草パネルでは白が紹介されていましたが、咲いていたのはピンクの濃いのばかりでした。小さな花なので、マクロレンズの登場です。
ゲンノショウコ(フウロソウ科フウロソウ属)です。さっき見た薬草パネルでは白が紹介されていましたが、咲いていたのはピンクの濃いのばかりでした。小さな花なので、マクロレンズの登場です。
高取山 キンミズヒキ(バラ科キンミズヒキ属)。この季節の常連さんです。
キンミズヒキ(バラ科キンミズヒキ属)。この季節の常連さんです。
高取山 ダイコンソウ(バラ科ダイコンソウ属)一輪だけ咲いていました。
ダイコンソウ(バラ科ダイコンソウ属)一輪だけ咲いていました。
高取山 ミズヒキ(タデ科タデ属)なんとも撮りにくい花の一つです。
ミズヒキ(タデ科タデ属)なんとも撮りにくい花の一つです。
高取山 ナナフシ君が東屋にいました。エダナナフシ(ナナフシ科ナナフシ属)です。さあ、出発!
ナナフシ君が東屋にいました。エダナナフシ(ナナフシ科ナナフシ属)です。さあ、出発!
高取山 国見櫓跡に立ち寄ります。
国見櫓跡に立ち寄ります。
高取山 奈良盆地南部が一望のもとです。
奈良盆地南部が一望のもとです。
高取山 生駒山642mです。山頂の鉄塔群が目印。
生駒山642mです。山頂の鉄塔群が目印。
高取山 二上山517m。
二上山517m。
高取山 この二山の間から覗く、大阪の都心です。ハルカスはよく目立ちますねぇ。
この二山の間から覗く、大阪の都心です。ハルカスはよく目立ちますねぇ。
高取山 ここから、大和三山。春のpersさん企画で周った山々です。まずは畝傍山199m。早くも懐かしいです。
ここから、大和三山。春のpersさん企画で周った山々です。まずは畝傍山199m。早くも懐かしいです。
高取山 耳成山139m。かわいいですねぇ。
耳成山139m。かわいいですねぇ。
高取山 天香久山152m。
天香久山152m。
高取山 再び猿石の前を通り、栢森方面に下ります。
再び猿石の前を通り、栢森方面に下ります。
高取山 杉林と竹藪の競演。
杉林と竹藪の競演。
高取山 完全に竹藪の中へ。尾根のピークを避けてまく、なかなかよくできた道でした。
完全に竹藪の中へ。尾根のピークを避けてまく、なかなかよくできた道でした。
高取山 あとはまた杉林を下りました。最後は谷沿いを下りました。
あとはまた杉林を下りました。最後は谷沿いを下りました。
高取山 アキノタムラソウ(シソ科アキギリ属)
アキノタムラソウ(シソ科アキギリ属)
高取山 山道が終わり、飛鳥川沿いに出てきました。そこには長い綱が架かっています。
山道が終わり、飛鳥川沿いに出てきました。そこには長い綱が架かっています。
高取山 綱掛神事の綱で、ここ栢森のものは女綱。解説の看板には「子孫繁栄と五穀豊穣を祈るとともに、悪疫などこの道と川を通って侵入するものを押し止め、住民を守護するための神事」と書かれていました。
綱掛神事の綱で、ここ栢森のものは女綱。解説の看板には「子孫繁栄と五穀豊穣を祈るとともに、悪疫などこの道と川を通って侵入するものを押し止め、住民を守護するための神事」と書かれていました。
高取山 ・・・だそうです。
・・・だそうです。
高取山 キツネノマゴ(キツネノマゴ科キツネノマゴ属)ピンクの小さな花です。よく道端に咲いています。下唇の模様が独特ですね。
キツネノマゴ(キツネノマゴ科キツネノマゴ属)ピンクの小さな花です。よく道端に咲いています。下唇の模様が独特ですね。
高取山 ノアズキ(マメ科ノアズキ属)堤防、路傍などの草地に生育する多年生のツル植物です。
ノアズキ(マメ科ノアズキ属)堤防、路傍などの草地に生育する多年生のツル植物です。
高取山 アケビ(アケビ科アケビ属)実が大きくなってきました。最後、茶色くなって割れるまではまだしばらくかかりそうです。
アケビ(アケビ科アケビ属)実が大きくなってきました。最後、茶色くなって割れるまではまだしばらくかかりそうです。
高取山 アレチヌスビトハギ(マメ科ヌスビトハギ属)藪の中にこれがあると、実がズボンや靴にびっしりと付き、取るのにかなり苦労します。
アレチヌスビトハギ(マメ科ヌスビトハギ属)藪の中にこれがあると、実がズボンや靴にびっしりと付き、取るのにかなり苦労します。
高取山 サナエタデ(タデ科タデ属)
サナエタデ(タデ科タデ属)
高取山 コウゾリナ(キク科コウゾリナ属)コウゾリはカミソリ。でも、納得いってません。コウゾリナにしては優しすぎる。舌状花数も少なすぎる。どなたか、教えてください!
コウゾリナ(キク科コウゾリナ属)コウゾリはカミソリ。でも、納得いってません。コウゾリナにしては優しすぎる。舌状花数も少なすぎる。どなたか、教えてください!
高取山 彼岸花がいい感じです。飛鳥川に沿って。
彼岸花がいい感じです。飛鳥川に沿って。
高取山 ムクゲの花
ムクゲの花
高取山 一回目の飛び石。
一回目の飛び石。
高取山 ウド(ウコギ科タラノキ属)
ウド(ウコギ科タラノキ属)
高取山 二回目の飛び石。その近くで、画家さんがスケッチしてました。
二回目の飛び石。その近くで、画家さんがスケッチしてました。
高取山 渡ります。
渡ります。
高取山 このあたりから本格的に咲いてきました。神奈備の郷というあたりだそうです。
このあたりから本格的に咲いてきました。神奈備の郷というあたりだそうです。
高取山 男綱。
男綱。
高取山 タラノキ(ウコギ科タラノキ属)秋に小さな白い花を円錐状に咲かせます。この株は、巨大でした。
タラノキ(ウコギ科タラノキ属)秋に小さな白い花を円錐状に咲かせます。この株は、巨大でした。
高取山 案山子コンテストの案山子たち。
案山子コンテストの案山子たち。
高取山 ぼくと同じ、へのへのさんです。
ぼくと同じ、へのへのさんです。
高取山 こっちにも。
こっちにも。
高取山 これはユーモラス。
これはユーモラス。
高取山 ネコが三味線!?うちのネコがみたら怒るやろなぁ。でも、めっちゃ気に入りました。
ネコが三味線!?うちのネコがみたら怒るやろなぁ。でも、めっちゃ気に入りました。
高取山 彼岸花と、実った稲と、妙な案山子たち(*^^*)
彼岸花と、実った稲と、妙な案山子たち(*^^*)
高取山 こんな案山子が実際に立ってたら、田んぼが怖くなります。
こんな案山子が実際に立ってたら、田んぼが怖くなります。
高取山 棚田。
棚田。
高取山 アキカラマツ(キンポウゲ科カラマツソウ属)
アキカラマツ(キンポウゲ科カラマツソウ属)
高取山 棚田に彼岸花と実った稲が段々に。
棚田に彼岸花と実った稲が段々に。
高取山 かわい〜。
かわい〜。
高取山 黄色の彼岸花。初めて見ました。
黄色の彼岸花。初めて見ました。
高取山 日が当たると、すごくきれいに輝きます。なおこの、黄色のヒガンバナは、厳密にはヒガンバナではなく、別種のショウキズイセンだそうです。
日が当たると、すごくきれいに輝きます。なおこの、黄色のヒガンバナは、厳密にはヒガンバナではなく、別種のショウキズイセンだそうです。
高取山 どれが案山子で、どれが人間かわかりません。
どれが案山子で、どれが人間かわかりません。
高取山 白もきれい。
白もきれい。
高取山 オオニシキソウ(トウダイグサ科ニシキソウ属)北アメリカ原産で、中部地方以西に帰化しているそうです。
オオニシキソウ(トウダイグサ科ニシキソウ属)北アメリカ原産で、中部地方以西に帰化しているそうです。
高取山 花はほんとに小さいのですが、よく見ると、赤い小さい果実もついています。
花はほんとに小さいのですが、よく見ると、赤い小さい果実もついています。
高取山 神奈備の郷をあとに、飛鳥駅方面に戻ります。途中、金剛山(左)と葛城山がきれいに見えました。
神奈備の郷をあとに、飛鳥駅方面に戻ります。途中、金剛山(左)と葛城山がきれいに見えました。
高取山 ルコウソウです。漢字で書くと縷紅草。これは、葉が線状でないので、マルバルコウ(ヒルガオ科サツマイモ属)といいます。熱帯アメリカ原産で、江戸時代に観賞用として日本に持ち込まれたそうです。オレンジ色の小さな昼顔といった感じで、花はなかなか愛らしいものです。
ルコウソウです。漢字で書くと縷紅草。これは、葉が線状でないので、マルバルコウ(ヒルガオ科サツマイモ属)といいます。熱帯アメリカ原産で、江戸時代に観賞用として日本に持ち込まれたそうです。オレンジ色の小さな昼顔といった感じで、花はなかなか愛らしいものです。
高取山 こっちは、葉が線状のルコウソウ(ヒルガオ科サツマイモ属)。確かに花は同じ形ですね。マルバの方はクズがはびこる所に自生していましたが、こっちは、誰かが植えて咲かせているようでした。
こっちは、葉が線状のルコウソウ(ヒルガオ科サツマイモ属)。確かに花は同じ形ですね。マルバの方はクズがはびこる所に自生していましたが、こっちは、誰かが植えて咲かせているようでした。
高取山 金剛山。巨大な山体ですね〜。なかなか登る機会に恵まれません😢
金剛山。巨大な山体ですね〜。なかなか登る機会に恵まれません😢
高取山 高松塚古墳に立ち寄りました。
高松塚古墳に立ち寄りました。
高取山 手入れが行き届き、すごくきれいでした。
手入れが行き届き、すごくきれいでした。
高取山 今日の終着点、飛鳥駅。皆様、お疲れでした!
今日の終着点、飛鳥駅。皆様、お疲れでした!
高取山 帰宅すると、新入りのくせに態度のでかいのが完ぺきに寝入っていました。生後2カ月ちょいです。
帰宅すると、新入りのくせに態度のでかいのが完ぺきに寝入っていました。生後2カ月ちょいです。

メンバー

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