浅野川”七つ橋渡り”

2017.09.22(金) 日帰り

活動データ

タイム

00:38

距離

2.4km

のぼり

8m

くだり

16m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
38
休憩時間
0
距離
2.4 km
のぼり / くだり
8 / 16 m
38

活動詳細

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先週の連休に皆さんと行く予定にしていた山行きも木曜に急きょの入院でドタキャン。 一週間で退院出来た今日の夜の七つ橋渡りには間に合った。 七つ橋渡りの話は2週間ほど前に妻の知り合いの方から話を聞き私にも行かないかとの話だった。 その時はそれほど乗り気でなかったが今回の入院で二人で行く事にした。 妻も今年に入って体調がすぐれず一度も山に行っていない。 今回の七つ橋渡りさえ歩けるか少し不安があったようだった。 金沢市街地を流れる金沢を代表する川が二つある。 金沢城を中心として南側を流れるのは犀川で北を流れるのが浅野川である。 流れが急で荒々しい犀川を男川と呼び緩やかな流れの浅野川を女川として知られている。 そんな浅野川に昔から”七つ橋渡り”という風習がある。 彼岸の中日の真夜中0時を期して浅野川に掛かる七つの橋を無言で渡ると下の病や長患いせず他人の世話にもならずに逝くことが出来るという習わしです。 コースの出発点は常盤橋で最後が昌永橋になる。 常盤橋⇒天神橋⇒梅の橋⇒浅野川大橋⇒中の橋⇒小橋⇒昌永橋の七つの橋 そんな七つ橋渡りには幾つかの決まりごとがある(以下当日の説明から) ・春秋の彼岸の中日午前0時に出発する。  数珠を持って行く。 ・七つ橋渡りは3回行う事で願いが叶いやすくなります。  秋→春→秋の3回でワンセットになります。  都合で続けて行けなくても3回行けばよいとか。 ・身を清め新しい白色の下着に身を包む。  姑さんや主人の分を代理で持参しても良い。 ・川の上流より下流に向かいS字を書くように進み八橋に成らないようにする。  近年出来た橋もあり正直に歩くと八橋になるので注意する。 ・橋の渡り始めと終わりに頭を下げ数珠を持ち合掌、橋も中央より川上に向かい合掌。  橋ごとで繰り返します。 ・無言で口を利いても振り向いても咳払いしてもいけません。  飴やガム等もいけません。  道の途中で知り合いに話しかけられても返事をしてはいけない。 ・下着は3回で1セットなので最初の下着は3回使う。  下着には名前と生年月日を明記する。 ・下着は七日間洗い和紙に包み紅白の水引を掛け箪笥に保管する。  死んだ時に棺に入れて貰うと三途の川を渡る時の通行手形になるそうです。 その昔周りに迷惑を掛けずに逝きたいとの思いで家族や近所の人に気づかれずこっそりと一人で願いを込め行っていたのではないかと思い。 ご近所さんや家族を誘ってぞろぞろ歩くものでは無かったと思う。

金沢市 ヒガンバナ
 一週間ぶりの外の空気はおいしい。
ヒガンバナ  一週間ぶりの外の空気はおいしい。
金沢市 ヒガンバナも咲き出した彼岸の中日の今晩は0時に浅野川で七つ橋渡りがあります。
ヒガンバナも咲き出した彼岸の中日の今晩は0時に浅野川で七つ橋渡りがあります。
金沢市 郊外の道端にはツルボが可愛く咲いていた。
郊外の道端にはツルボが可愛く咲いていた。
金沢市 卯辰山から見下ろす浅野川
卯辰山から見下ろす浅野川
金沢市 開始前の天神橋詰公園で馬場公民会の方から開始に際しての決まり事や結われなどの説明を受ける。
今晩の参加者は二十数名の方々でした。

今日は今回の為に新調した白い下着を履いて来ましたヨ。
ここを出るとおしゃべり厳禁です。
開始前の天神橋詰公園で馬場公民会の方から開始に際しての決まり事や結われなどの説明を受ける。 今晩の参加者は二十数名の方々でした。 今日は今回の為に新調した白い下着を履いて来ましたヨ。 ここを出るとおしゃべり厳禁です。
金沢市 スタート地点の常盤橋まで移動し日付が変わった午前0時に出発します。

この常盤橋近くには金沢の伝統のごり料理で有名なごり屋さんがありました。
スタート地点の常盤橋まで移動し日付が変わった午前0時に出発します。 この常盤橋近くには金沢の伝統のごり料理で有名なごり屋さんがありました。
金沢市 午前0時になりました。
皆さん無言で橋を渡り始めます。
夜中に無言で歩いてる団体がいたら変な宗教かと思われます。
午前0時になりました。 皆さん無言で橋を渡り始めます。 夜中に無言で歩いてる団体がいたら変な宗教かと思われます。
金沢市 常盤橋(一つ目の橋)

数珠を持ち橋を渡る前に手を合わせ一礼、橋の中間付近で上流部方面を向き一礼、橋を渡り切って橋に向かって一礼します。
これを七つの橋全てで行います。
常盤橋(一つ目の橋) 数珠を持ち橋を渡る前に手を合わせ一礼、橋の中間付近で上流部方面を向き一礼、橋を渡り切って橋に向かって一礼します。 これを七つの橋全てで行います。
金沢市 二つ目の天神橋が見えて来ました。
二つ目の天神橋が見えて来ました。
金沢市 天神橋(二つ目の橋)

上流部方面に向かって手を合わせる参加者の方。
天神橋(二つ目の橋) 上流部方面に向かって手を合わせる参加者の方。
金沢市 昼間の天神橋
天神橋は加賀藩主が卯辰山(左上)にある天満宮に参詣するために架けた橋だという。
昼間の天神橋 天神橋は加賀藩主が卯辰山(左上)にある天満宮に参詣するために架けた橋だという。
金沢市 天神橋と梅の橋の間には友禅流しの歌碑もあります。
天神橋と梅の橋の間には友禅流しの歌碑もあります。
金沢市 浅野川
浅野川
金沢市 梅の橋(三つめの橋)
梅の橋(三つめの橋)
金沢市 車は通れず歩行者と自転車だけが通れる梅の橋。
車は通れず歩行者と自転車だけが通れる梅の橋。
金沢市 日中の梅の橋
日中の梅の橋
金沢市 二度の流失を乗り越えた三台目の梅の橋。
木製の橋で1910年に建造されたものの1922年には水害により流失。再建したものの1953年に再び水害で流失する。このご再建を断念するが金沢市民の強い要望で1978年に現在の橋が建造される。
二度の流失を乗り越えた三台目の梅の橋。 木製の橋で1910年に建造されたものの1922年には水害により流失。再建したものの1953年に再び水害で流失する。このご再建を断念するが金沢市民の強い要望で1978年に現在の橋が建造される。
金沢市 梅の橋脇に咲いていた朝顔
近くに徳田秋生記念館もあります。
梅の橋脇に咲いていた朝顔 近くに徳田秋生記念館もあります。
金沢市 河原からの梅の橋とその奥には天神橋
河原からの梅の橋とその奥には天神橋
金沢市 浅野川大橋(四つ目の橋)
浅野川大橋(四つ目の橋)
金沢市 浅野川大橋を渡る参加者の方々
浅野川大橋を渡る参加者の方々
金沢市 浅野川大橋は現在も幹線道路として多くの車が行き来する一方で近くには東茶屋街があるので日中は観光客姿も多く見られる橋。

1594年加賀藩祖前田利家によって架けられたのが始りだという。
現在の橋は1922年に建造されもう少しで百年が近い橋は3連アーチを描く大正ロマンあふれる橋で金沢のシンボルでもある。
浅野川大橋は現在も幹線道路として多くの車が行き来する一方で近くには東茶屋街があるので日中は観光客姿も多く見られる橋。 1594年加賀藩祖前田利家によって架けられたのが始りだという。 現在の橋は1922年に建造されもう少しで百年が近い橋は3連アーチを描く大正ロマンあふれる橋で金沢のシンボルでもある。
金沢市 今日も多くの観光客だった東茶屋街
今日も多くの観光客だった東茶屋街
金沢市 浅野川大橋を渡り主計町を通って中の橋を目指します。
浅野川大橋を渡り主計町を通って中の橋を目指します。
金沢市 主計町
 金沢らしい雰囲気が残る町並み。
主計町  金沢らしい雰囲気が残る町並み。
金沢市 中の橋(五つ目の橋)
中の橋(五つ目の橋)
金沢市 日中の中の橋
日中の中の橋
金沢市 中の橋を渡る参加者の方々。
この橋は歩行者専用です。
中の橋を渡る参加者の方々。 この橋は歩行者専用です。
金沢市 中の橋から見た浅野川大橋
中の橋から見た浅野川大橋
金沢市 日中の浅野川大橋
日中の浅野川大橋
金沢市 小橋(六つ目の橋)
小橋(六つ目の橋)
金沢市 小橋上流部の川沿いの明り。

小橋近くには天保元年創業の老舗「あめの俵屋」があります。あめの始まりは母乳が出ずに困っている母親たちを見て栄養価の高いものはないかとつくり出されたのがはじめと言われている。
小橋上流部の川沿いの明り。 小橋近くには天保元年創業の老舗「あめの俵屋」があります。あめの始まりは母乳が出ずに困っている母親たちを見て栄養価の高いものはないかとつくり出されたのがはじめと言われている。
金沢市 小橋と昌永橋の間の彦三大橋。
昔からある橋ではないのでこの橋は渡らず素通りします。
小橋と昌永橋の間の彦三大橋。 昔からある橋ではないのでこの橋は渡らず素通りします。
金沢市 昌永橋(七つ目の橋)
昌永橋(七つ目の橋)
金沢市 最後の七つ目の橋を渡り終え手を合わせ一礼します。
まだ終わりません。
最後の七つ目の橋を渡り終え手を合わせ一礼します。 まだ終わりません。
金沢市 最後に昌永橋近くの広誓寺で手を合わせ終了になります。
最後に昌永橋近くの広誓寺で手を合わせ終了になります。
金沢市 広誓寺前で解散です。
ここに来てようやく口も利けますが周辺は深夜の住宅地なので静かに帰宅します。一説では家に着くまで口を利いては行けないとか。

お疲れ様でした。
広誓寺前で解散です。 ここに来てようやく口も利けますが周辺は深夜の住宅地なので静かに帰宅します。一説では家に着くまで口を利いては行けないとか。 お疲れ様でした。

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