アヤメ平～唐松岳

　鳳凰山から下り、明日も天気が良さそうなので、芦安に一泊して櫛形山の峰続きの唐松岳に登りました。 麓から｢みはらし平｣までの林道は分かりづらく、落石もあって時間がかかりました。みはらし平は関東の冨士見百景の一つで、名に相応しく富士山、甲府盆地と東側の山々の眺望は素晴らしいです。20台位の駐車スペース、東屋や鐘、愛を誓う鍵掛けには数個掛かっていました。 　アヤメ平(1,900m)までの山道はゆったりした傾斜で、危険な所はありません。樹木に覆われ、所々に樹名の表示があります。アヤメ平の周辺は鹿よけのネットで囲われ、内部は1m位の草で覆われ、アキノキリンソウ、アザミ、トリカブトなど盛りは過ぎていましたが種々の花が咲いていました。ネットの外はノッペラで背の高い草は皆無でした。ネットの隙間から口を入れ、内側の30㎝位は食べられており、鹿の食害の凄さを実感させられました。アヤメのある所は二重にネットで保護され、シーズンには花が見れるでしょう。立派な避難小屋もあり、数名は泊まれそうです。 　唐松岳(1,856m)付近は唐松樹林で、直径1mを超える古木があります。踏み跡が不明確で赤テープもなく、緩やかな尾根を外れぬことです。名の通り唐松で囲われた山頂には三角点と山名の柱があります。眺望はありません。 　唐松岳を地元の何人かに尋ねても知っていませんでした。登山路の標識に裸山、丸山はありますが、唐松岳が一切ないのも不思議です。みはらし平には3か所の登山口があり東屋の横の階段は急です。櫛形山方向に林道を300m位進むと右側に標識の無い登山口があり、道はなだらかです。(帰路に歩きました) 　アヤメ平まではモミジ平経由(下山で利用)が傾斜も少なく、楽に歩けます。