初の単独、迷子の倉木山

何度か山登りをして、そろそろ一人でも登れるかなと考えていました。 今回、都合が合わなかったため、良い機会だから行ってみようと思い立ちました。 師匠から登りやすい山を聞いて、下調べもして、当日…曇天。予報では曇りのち晴れですが雲が一面に広がっていて、不安だったため様子を見て昼頃の出発に。 途中の由布岳登山口は路駐する車があるくらいたくさんの人で賑わっていました。 私も下から登ることも考えましたが、前回の体調不良から間もない事と、持病の腰痛を考慮して登山口近くまで車で上がりました。 初の単独登山の緊張でドキドキしてスタート。お花もちらほら見受けられ、癒されます。 下ばかり見ていたせいか、どうやら早い段階でルートから少し逸れて、誰かが通った形跡のある「道らしきもの」を見ながら歩いていました。 大きな木が道に倒れていて、くぐらなくては行けなかったり、道がほぼ斜面と同じようになっているところも多々あり、『こんなに危ない道を通るのかな？』と思いながらもルートから大きく外れている訳じゃないし、引き返そうか悩んでいました。 急斜面に枯れ枝ばかりで捕まるところもない…そんな道もなくなって、木と苔むした岩ばかりの場所まで来て、戻る道も分かりにくくなってきた時、ようやく『ヤバい、戻ろう』と決心が着きました。 焦って足場を踏み外したり、転んで滑り落ちそうになったりして冷や汗が出ました。スマホを落としましたがすぐ気づく事ができて、一度深呼吸して落ち着いてからゆっくり戻りました。 そのまま下山するつもりでしたが、途中で正しい山道が分かり登ってみることに。マップを確認しながらスムーズに登れました。 山頂付近に鹿がいたようで、獣の匂いと鳴き声が私のとこまで届きました。 私はあまり山頂まで行くことがないので、山頂の少し拓けたところまで行くと叫びたいくらい嬉しくて、すぐに岩に登って写真を撮りました。一度諦めていたので感動も何倍もあったように思います。 帰りは違うコースを行こうとしましたが、草で道が全く見えずにまた迷いたくなかったので大人しく通ってきたコースを帰りました。 他にも人がいるかと思いましたが、結局他の登山者とあったのは下山してきてからの登山口付近。なんだか人に出合えてほっとしました。 マップの見方もそうですが、やっぱりまだまだ知識も経験も足りないですね。 今回迷った事も、一人で山頂まで行った事も、とってもとっても勉強になりました！ 私の登山は山頂を目指す登山じゃないけれど、やっぱり登りきると凄く気持ちが良い。 景色だけじゃない感動がある。怖い思いもしたけど良い経験になりました。 でも、たぶんしばらくは単独で行かない…笑