神坂峠登山口から恵那山 帰れないかと思った

地味な百名山と本にも書いてあった通り、前日の木曽駒ヶ岳とは打って変わって、ひと気の少ない静かな山だった。 麓の中津川の温泉併設のホテルで朝食をお弁当にしてもらって、朝6時に出発。神坂(みさか)峠の駐車場には数台の車が停まるだけ。車中でお弁当を食べて出発。 ずっとへなちょこ初心者で、バスやロープウェイ、リフトなどを使った距離の短い、標高差の少ない山ばかり歩いていたので、今日は不安がいっぱい😱 登って降りて登って降りてを繰り返すので、途中の大判山まできたときすでに息も絶え絶え。来た道を戻れるか、本当に心配になって来た。見上げる頂上はまだまだ遠い。 先に戻ってのんびり写真を撮って連れを待っていようか、とも思ったが、さすがにここまで来て情けないもったいない、という気持ちにもなり、意を決して前進することにした。 大判山を下った後はひたすら続く登り坂。何も考えないでひたすら亀のように一歩ずつあるく。 なんとか分岐点にたどり着き、眺望のあまりない尾根道を歩く。頂上がどこかよくわからないまま頂上小屋。100円の協力金でトイレをお借りする。まだ先に頂上があると聞き、しばらく歩いて山頂広場にでたが、ヤグラに登っても眺望はなかった😅 あとでよく見ると、最高地点は最初に通り過ぎた祠のあった所のようだが、登頂の感動があまりないままお昼ごはん。 帰りは登山口の駐車場までひたすら降って、登って降って登って降ってを繰り返し、最後は膝がガクガクした。日暮れまでに戻れて本当にホッとした。 恵那山は中央アルプスの一番南の端っこ。昨日登った木曽駒ヶ岳や宝剣岳がよく見えた。 御嶽山や乗鞍岳、南アルプスの山々だけでなく、北アルプスも見渡せて感動した。何より帰ってこれて本当に良かった😅