活動データ
タイム
45:45
距離
27.9km
のぼり
2593m
くだり
2591m
活動詳細
すべて見る一度は行ってみたいと思っていた山、飯豊山。 まだまだ経験未熟にもかかわらず、雪渓歩きと縦走を経験してみたくて飯豊山を選びました。 でも、これが大変。 雪渓もなめていました。 (昨年、白馬大雪渓は経験済み) 計画は車中前夜泊、梅花皮沢から石転び沢雪渓を登り、御西小屋まで行ってそこで一泊。2日目に飯豊本山を制覇して大グラ尾根から下山するというコース。 ところが、石転び沢雪渓を登りきるのに、コースタイムの3倍以上もの時間がかかり、一日目は梅花皮小屋までたどり着くのがやっと。 飯豊山荘登山口を午前6時に出たのにもかかわらず、梅花皮小屋到着は日没をはるかに過ぎ、午後7時をまわっていました。御西小屋なぞ、到底行けるはずもなくここで一泊です。 翌朝、持ってきたパンの朝食を済ませ、午前7時に小屋を出発、一路御西小屋を目指します。 しかし計画通りにいくはずもなく、またまたコースタイムの倍、6時間もかかってしまいました。 御西小屋に1時半頃到着。ここまではそんなに急なところもないのですが、なんせ前日の雪渓歩きが足にきていたようで、思ったほど早く歩くことができませんでした。 管理人さんに、 「今夜は飯豊山頂上小屋で泊まるの?」 と聞かれ、 「いえ、これから山頂まで行って大嵩尾根で下ります」と答えたら・・ 「・・・・・・・」 返事が返ってきませんでした。 そして、 「気をつけてね」 と、一言だけおっしゃいました。 知らないというのは恐ろしいですね。 大グラ尾根とはどういうところか、地図上でしか把握していない道を実際歩いてみると大違い。。とてもとても大変な尾根でした。 (私たちにとっては。。) それでも2時から降りはじめたら、8時間ぐらいあれば降りられるだろうと思って位いたのです。そういっても、小屋に着くのは真夜中です。少しでも明るいうちにと下山を急ぎました。 しかし、足の疲れと体力消耗で時間がどんどん過ぎていきます。 尾根は上り下りの連続が数か所、下ったかなと思ったらまた登り返しの連続。 気がつくとあたりは暗くなり始め。ついに日没に。。 ヘッドランプの明かりを頼りに、踏み跡を確認しながら慎重に慎重に降りていきました。 が、なかなか麓につくことはできません。 下山予定時間を過ぎてしまっているので、泊まる予定旅館に電話で連絡を入れました。とにかく気をつけて降りてきてくださいと言っていただき、安心できました。でも、このあともなかなか思うようにペースが上がりません。予定の午前4時になっても、まだまだ先が見えてこない状態でした。 あぁ~あ、ここで遭難?? なんてことも頭をよぎりましたが、幸いに食べ物はまだ十分残っていたし、一か所しか水場のない尾根でしたが、なんとか最後まで水分も足りました。 長く険しい尾根道。 トータル55時間越えのロングタイム登山、2泊3日(いえいえ、1泊3日の)飯豊山の山旅が終了しました。 ここでの反省点はいっぱいあります。 まず、一番は自分たちの体力に見合っていなかったこと。 そして、地図の読みを甘く見ていたこと。 幸いにも大事に至らずにすみましたが、旅館にも迷惑をかけたこと。 一歩間違ったら大惨事になっていたかもしれないこと。 ほんとうに反省ばかりの飯豊山登山でした。 そんな私にとって、とてもハードな山旅でしたが、その中で唯一癒されたのはお花たちです。 中でも一番の目当てだった、「イイデリンドウ」と「ウスユキソウ」が見られたことはここへ行っての収穫でした。 もう一度登りたい? って、聞かれたら・・・ いいえ、一度で十分です。。。(~o~)
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