岩手山 焼走コース

退職記念「東北、山と秘湯とねぶたの旅」 岩手山 焼走コース 昨夜の雨も上がり、今日は快晴。岩手山は東側の馬返し登山口からが一般的だが、宿の松川温泉からは遠いので、比較的近い北側の焼走コースで登ることにした。ガイドブックでは、このコースはコマクサの群生が見られるらしい。宿を5時前の出発し、登り始めたのが5:50。登山口から山頂が見える。2時間ほど登った砂地の斜面にコマクサの群落がある。昨年の北ア燕岳ほどではないが、広い範囲で咲きまじかに見える。一緒にミヤマウスユキソウも群落の中に咲いている。岩手山は2000メートルちょっとの山だが、登る実質の標高差は1500近くあるので、日帰りは結構登りごたえがある。あまり一人で山に登る機会が少ないので、どうしてもペースがつかめ無い。最初から飛ばしすぎなのだ。そのせいで、山頂までの最後の200mが辛い。何度も休みながら、山頂のお鉢めぐちコースにでた。そこから山頂まではもう一息。四時間半かかってようやく岩手山頂に着いた。眺めは四方とも素晴らしい。昨日登った姫神山の綺麗な三角形が美しい。これから向かう八幡平がすぐ近くに見える。岩手山は最高！ 噴火口周辺のお鉢巡りをして、下山にかかる。噴火口を見ながら歩くと、どうしても昨年の御岳を思ってしまう。ここで万一噴火したら助から無いだろうなと思ってしまう。下りは火山礫の道を一気に1500mを下る。今日の暑さは最近では経験したことのないほど。クラクラしながら、2時間ちょっとで車のところまで着いた。最近にないハードな山行でした。連泊の松川温泉に戻り、温泉、ビール、温泉、昼寝、ビール、夕食、ビール、また温泉の充実した1日でした。