晴天の御嶽でしたが…

2015.08.01(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 29
休憩時間
58
距離
10.4 km
のぼり / くだり
1166 / 1161 m
1 10
55
28
1 33
14

活動詳細

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本当は去年のあの日の翌日に登る予定をしていたのですが…あんな事になってしまいました。 当日に予定が無かったら自分達も被害に有っていたのかも知れません。テレビの緊急速報が流れ、戦慄が走った事を今でも思い出します。 当日も朝5:30から50人程の捜索隊が剣ヶ峰に向かったとの事。残りの不明者が早く発見され、家族の元に帰れる事をお祈りします。 現在は捜索中の為、上空にヘリコプター数機が常に旋回して待機しています。爆音の無い静かな山行を希望な方はその状態を考慮したほうが良いと思われます。 毎年登っている御嶽ですが、濁河口からは初めて登りました。 駐車場に到着すると既に15台程駐車されていました。駐車場は30台程は止められる感じです。 登山道は良く整備されていて迷うような所は有りませんでした。森の中を歩く登山道は比較的歩き易く、日陰なので涼しく進めます。ただ、木道が所々朽ちていて踏み抜くかも知れませんので、それなりに注意は必要だと思われます。 森林限界より上になると段差の大きな岩場、ガレ場になるので足元には注意ですが、一気に眺望が開けますのでテンションが上がりますよ。ハイマツ帯を抜けると高山植物が可憐な花を咲かせて迎えてくれますよ。 五の池小屋から継子岳へは稜線歩きになるので難所は有りませんが、貴重な高山植物を踏み付けないように注意しましょう。 五の池小屋から見る摩利支天山は変わらない姿でしたが、剣ヶ峰は灰に覆われ無残な状態になっていました。ここからでは窺い知れませんが二の池も灰で埋もれていると思われます。剣ヶ峰へ合掌してから九合目まで行って三の池を見ると…こちらは相変わらずな見事なコバルトブルー!無事で本当に良かったです。以前のように入山禁止措置が数年間は続くと思っていたので、子供達にこの景色を見せられる事が出来て本当に良かったです。 それでも歩いていると火山灰が降ったと思われる跡があちこちに残っていました。地獄谷からはかなりの距離がある飛騨側にも噴石が飛んで来ていたのでしょうか?ヘルメットを着用されていた方も数名居たのですが自分も携行した方が良かったのか…少し考えさせられました。 本当は継子岳頂上から四の池に向かい、三の池を回りたかったのですが子供が体調不良(高山病?)の為断念。小屋で一泊すればかなり余裕を持って回れると思うのですが…それは次回のお楽しみにしておきます。 摩利支天に登れるようになれば一泊コースも有りですね!まだまだ御嶽の楽しみ方が増えます。 下山時には大きな岩と段差に苦しみました。登りでは気にならなかったのに、それなりの標高で消耗していたのか、かなりキツイ感じです。膝が痛くなるのはやっぱ運動不足と歳ですかねぇ?子供達の身体能力には毎回驚かされますわ。 途中で3~40人程の岐阜県消防・警察の合同捜索隊とすれ違いました。日焼けして屈強そうな若者達はとても頼もしく見えました。頑張って下さい。

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