活動データ
タイム
07:13
距離
13.7km
のぼり
1226m
くだり
1228m
活動詳細
すべて見る銚子ヶ口(ちょうしがくち)。およそ、山らしくない名前ですが、標高1077mの鈴鹿の山です。鈴鹿にはほかにも、「銚子岳」が藤原岳と静ヶ岳の間にあり、「チョウシ」が、イブネの山頂台地上のクラシともう一つの峰として存在するので、たいへんややこしく、混同しておられる方も多々見受けられます。 さて、今回登った、銚子ヶ口は、東近江市が制定した「鈴鹿10座」の一つです。雨乞岳から北に延びる尾根が杉峠に下り、その後杉峠の頭で二つに分かれたのち、一方はタイジョウから水谷岳(カクレグラ)に向かうのに対し、もう一方がイブネ、チョウシを経て、大峠ノ頭、そしてこの銚子ヶ口、さらには黒尾山へと続いていきます。 なぜ、銚子ヶ口という名前の山なのかは、ほんとのことはわかりませんが、一説では、水が湧き始める山の意味かと言われています。銚子は、水の湧くもの、口は、その最初のところ。雨上がりのこの日も、まさに名前通り、四方に沢が轟音を立てて流れ落ちていく山でした。一方、「銚子岳」は、形が台形で、お銚子に似てるからのようです。「チョウシ」は全くわかりません。 今日の登りには、銚子ヶ口の一般コースともいえる、杠葉尾からの尾根ルートを選びました。一度20年ほど前に辿った懐かしいルートです。長い尾根ですが、尾根芯はほとんど通らず、最初はずっと尾根の左側の山腹を登るルートで、尾根を乗越したらなんと山腹右側の谷に下り、谷沿いを頂上直下まで登るという面白いルートです。 銚子ヶ口にはピークがたくさんあります。最初に着くのは東峰で、次に1077mの三角点峰。その後中峰、西峰を経て、水舟ノ峰。さらに大峠を経てその南にあるのが、今日の最高点、大峠ノ頭(深谷山)1087mです。次に、大峠から下って、水舟の池に寄りました。静かな池です。少しだけ紅葉が始まっていました。 帰途には、見晴らしの良い南峰にも寄り、その後東峰を直進して、モノレールルートで下りました。モノレールとは、山仕事のために付けられた軌条で、風越谷林道へ急降下するルートです。前に来たときは、レールを手すりに、軌条に沿って登り下りしたものですが、今は立派な登山道が整備されていて、びっくりしました。ただ、残念なことに林道が一般車両通行止め。長い林道歩きが必要です。 最後に山ビル情報です。今日は2匹だけ見ました。登り口から少し先です。あまり活発には動いてませんでした。被害は無しです。時々気をつける程度で大丈夫だと思います。
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