活動データ
タイム
10:29
距離
82.4km
のぼり
1269m
くだり
1441m
活動詳細
すべて見る先日横浜水道みちを自転車で走りましたが、神奈川県には横浜水道みちと双璧をなす、もう一つの水道みち、横須賀軍港水道があります。地理院の地図には横須賀水道と表記されています。 その名の通り、旧海軍によって敷設されたもので、日露戦争の勝利で調子に乗った海軍が、バンバン横須賀の海軍施設を増強したため水不足になり、遥か丹沢山系、愛川町半原から中津川の水を取水し、横須賀市の逸見まで約53km、1912年の着工後、わずか6年の突貫工事で1918年に完成しています。 戦後は横須賀市に移管され、永らく横須賀市民に水道を供給していましたが、老朽化のため2005年に送水は中止され、2015年に廃止となり正式に役目を終えています。 横浜水道同様に地形を無視して、真っ直ぐに通されているため、今回も上り下りの激しい行程となりました。 事前にリサーチしていきましたが、予定外の取水口の探索や、旧陸軍中津飛行場(相模陸軍飛行場)の痕跡を探したり、道草ばかりしていたため、今回もゴールは夜になってしまいました。 ちなみに横須賀以外にも、旧鎮守府(呉、佐世保、舞鶴)と大湊に軍港水道があり、近代化遺産や重文になっているものもあります。今回見た水道遺構は、放置され朽ちかけているものも多く、果たしてどれくらい文化財として残してもらえるでしょう。
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