秋の石鎚

この週末の天気は秋雨前線の影響で雨だというので遠くに出掛けるのは止めて、荷揚げの仕事を入れた。 紅葉🍁だけども天気が、悪そうなので人は少ないだろう。それが、好ましかった。 瓶ｹ森林道を通っていると紅葉は既に1500m位まで見頃になっていた。土小屋の駐車場はこの時期にしては車が少なかった。予想通り。 荷物を背負ってみると予想外に軽かった。30と聞いていたが、25位だろう。だけども今日は紅葉見物がてらなので、急ぐ事はしない。時々、立ち止まり写真を撮ったりしながら、気楽に歩いた。 天気が良ければ、人だらけで、🍁紅葉処では無いが、今日はゆっくりたのしめる。楓の赤色が目に染み入るかのようで、何かしら心が宙に浮きそうな感覚につつまれる。普段は目にも止めない足元にも、赤や黄色の落ち葉が被さって目に鮮やかだ。 ニノ鎖を過ぎるとさすがに人が増えてきたが、良くしたものでそこらになると、さすがに疲れてきて、それなりに全力を出す事になっているので、人も景色もどうでもよくなり、それも又丁度良かった。 小屋に着いて、荷物を下ろして、弥山から、天狗を見ていると、写真の邪魔だから退いてくれと言われた。それも又この時期らしいぞ❗ とはいえ、何時ものこの時期にしては格段に人は少なく、天狗に行き交う人の交通整理のようなうんざりする風景を見ることもなくて良かった。天気が悪いのも、これはこれで良いものだ。 華やかな紅葉🍁も後少しで終わり、これから木々は葉を落とし、冬に向かって準備するようになるのだろう、それは自然の成り行きで、その前の僅な時間をぬってのお祭り騒ぎだ。浮かれてるのは、僕らだけだろう。自然は忙しい。僕らはそれに追い付けない。多くの事は後になってから気がつくのだろう。