活動データ
タイム
10:36
距離
5.5km
のぼり
694m
くだり
700m
活動詳細
すべて見る8月5日 晴れのち霧 4時起床、5時出発。 気持ちの良い空気の中、3人で歩き出す。 ザックは3人とも出発時の45リットルのザックに雨具、防寒着、食糧、水などを入れた。 剱沢小屋で1人が加わり、全員そろった。 雪渓を渡り、小さな池搪の脇を通り一服剱に向かう。鎖場が2ヶ所(鎖場1、鎖場2)あるが、順調に進む。一服剱の山頂からは前剣が大きく見える。 ここから、いったん武蔵のコルへ下り、前剣に向かってガレ場を登る。(落石に注意)2ヶ所の鎖場(鎖場3、鎖場4)を過ぎると前剣の山頂となる。なお、下りでは、前剣の山頂は通らずに巻いて進む。 前剣を過ぎると鉄製の橋が現れ、鎖場が2ヶ所(鎖場5、鎖場6)続き、前剱の門と呼ばれる狭いコルになる。ここは風が通り抜けるので涼しい。しばらく歩くと、平蔵の頭になる。鎖場7番付近はスラブ状の岩場で滑りやすく注意が必要だ。次に現れるのが8番の鎖場。これを越えると平蔵のコルになる。左上には小屋のようなものが見える。 いよいよ「カニのたてばい」(鎖場9)だ。先行するグループが登っているので、落石に注意しながら進み、「カニのたてばい」の取付きの左下で待機する。ここはフェース状の岩場で、ホールド、スタンスもあり、順調に登ることができた。岩の間を抜け、ガレ場を過ぎると早月尾根の分岐があり、そこからは、すぐに山頂だった。 山頂は思ったより人がいなかったので、食事にした。霧がかかり、景色は無いに等しい。 さあ下りだ。4人ともハーネスを着用するが、上手く付けられない人がいて、時間をロスした。そのため、高校山岳部の後を歩くことになった。(着用方法は事前に練習しておきたいものです。) 「カニのよこばい」(鎖場10)がすぐに現れる。前に団体がいて、少し待機。ここは3本の鎖から成っていて、1本目は下り、2本目が「カニのよこばい」のトラバース、3本目は下りになっている。「カニのよこばい」のトラバースに着くと、赤い丸と矢印のペンキがあり、すぐにそこに右足を置くことが分かった。準備したハーネスから出したシュリンゲ2本のカラビナを鎖にかけ、スムースに進むことができた。ここでハーネスを外した。3本目の鎖を降りると「カニのよこばい」は終わる。 すぐにハシゴがあり、これを下るとトイレがあり、平蔵のコルに着く。続いて鎖場11、鎖場12が現れる。特に、鎖場12は滑りやすいので注意が必要だ。そして平蔵の頭に着く。そこからしばらく歩くと前剱の門になり、鎖場13から、右側を巻くように進む。前剣の山頂を巻くように進むが気を緩めずに歩く。 前剣の下りからは、登り、下り同じ路となる。ここは鎖場とガレ場の下りとなっていて、充分注意して下った。一服剱に着くと、残る鎖場は2ヶ所で順調に下り剱沢小屋に到着した。剱岳本峰は霧で山頂付近は見えなかった。 さっそく、缶ビールを買い4人で無事の帰還を祝った。ここで1人は小屋に泊まり、3人はテント場に戻った。夕食は私が当番で3人分の食事を作る。メニュ-は野菜入りマーボ春雨、大豆で作った肉もどきの生姜焼き、そして混ぜご飯だった。マーボ春雨は何回か作っているので好評、生姜焼きはいまいち肉の味がしない、混ぜご飯はお米を水を多くしてとろ火でゆっくり炊いたが、当り前か少し柔らかい、具も量が少なく物足りなかった。皆さんゴメン。軽量化は充分だったが、もう少し勉強しておきます。 〇我々は、剱岳に行く人が多くは無いと考え5時に出発したが、鎖場での渋滞、登り下りが同じ場所での待機などでガイドブックのコースタイム以上の時間がかかるので、もう少し早く出発すべきだと感じた。 〇ハーネスは4人とも使用したが、山頂で付け、「カニのよこばい」を終わってからは使わなかった。使うのであれば、まごつかないような準備が必要だし、使わない選択肢もある。充分検討が必要だ。 〇剣岳では、毎年のように事故が発生している。今回も事故の情報が掲示してあった。充分にトレーニングを積んでから行かれることをお勧めします。 コースタイム 剱沢キャンプ場発(5:00)剱沢小屋(5:10)剣山荘(5:40)一服剱(6:20~6:30)休憩(7:27~7:32)前剣(7:42)武蔵のコル(8:05)休憩(8:25~35)山頂(9:50~10:40)平蔵のコル(12:12~12:30)武蔵のコル(13:22~13:30)一服剱(13:45~13:50)剣山荘(14:15)剱沢小屋(14:43~15:08)剱沢キャンプ場(15:23) 明日は、立山を縦走して室堂へ下山だ。
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