剱岳・立山3泊4日の山旅(その3)剱岳本峰往復

2015.08.05(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 36
休憩時間
2 時間 43
距離
5.5 km
のぼり / くだり
694 / 700 m
10
23
24
40
42
9
6
42
2 39

活動詳細

すべて見る

8月5日 晴れのち霧 4時起床、5時出発。 気持ちの良い空気の中、3人で歩き出す。 ザックは3人とも出発時の45リットルのザックに雨具、防寒着、食糧、水などを入れた。 剱沢小屋で1人が加わり、全員そろった。 雪渓を渡り、小さな池搪の脇を通り一服剱に向かう。鎖場が2ヶ所(鎖場1、鎖場2)あるが、順調に進む。一服剱の山頂からは前剣が大きく見える。 ここから、いったん武蔵のコルへ下り、前剣に向かってガレ場を登る。(落石に注意)2ヶ所の鎖場(鎖場3、鎖場4)を過ぎると前剣の山頂となる。なお、下りでは、前剣の山頂は通らずに巻いて進む。 前剣を過ぎると鉄製の橋が現れ、鎖場が2ヶ所(鎖場5、鎖場6)続き、前剱の門と呼ばれる狭いコルになる。ここは風が通り抜けるので涼しい。しばらく歩くと、平蔵の頭になる。鎖場7番付近はスラブ状の岩場で滑りやすく注意が必要だ。次に現れるのが8番の鎖場。これを越えると平蔵のコルになる。左上には小屋のようなものが見える。 いよいよ「カニのたてばい」(鎖場9)だ。先行するグループが登っているので、落石に注意しながら進み、「カニのたてばい」の取付きの左下で待機する。ここはフェース状の岩場で、ホールド、スタンスもあり、順調に登ることができた。岩の間を抜け、ガレ場を過ぎると早月尾根の分岐があり、そこからは、すぐに山頂だった。 山頂は思ったより人がいなかったので、食事にした。霧がかかり、景色は無いに等しい。 さあ下りだ。4人ともハーネスを着用するが、上手く付けられない人がいて、時間をロスした。そのため、高校山岳部の後を歩くことになった。(着用方法は事前に練習しておきたいものです。) 「カニのよこばい」(鎖場10)がすぐに現れる。前に団体がいて、少し待機。ここは3本の鎖から成っていて、1本目は下り、2本目が「カニのよこばい」のトラバース、3本目は下りになっている。「カニのよこばい」のトラバースに着くと、赤い丸と矢印のペンキがあり、すぐにそこに右足を置くことが分かった。準備したハーネスから出したシュリンゲ2本のカラビナを鎖にかけ、スムースに進むことができた。ここでハーネスを外した。3本目の鎖を降りると「カニのよこばい」は終わる。 すぐにハシゴがあり、これを下るとトイレがあり、平蔵のコルに着く。続いて鎖場11、鎖場12が現れる。特に、鎖場12は滑りやすいので注意が必要だ。そして平蔵の頭に着く。そこからしばらく歩くと前剱の門になり、鎖場13から、右側を巻くように進む。前剣の山頂を巻くように進むが気を緩めずに歩く。 前剣の下りからは、登り、下り同じ路となる。ここは鎖場とガレ場の下りとなっていて、充分注意して下った。一服剱に着くと、残る鎖場は2ヶ所で順調に下り剱沢小屋に到着した。剱岳本峰は霧で山頂付近は見えなかった。 さっそく、缶ビールを買い4人で無事の帰還を祝った。ここで1人は小屋に泊まり、3人はテント場に戻った。夕食は私が当番で3人分の食事を作る。メニュ-は野菜入りマーボ春雨、大豆で作った肉もどきの生姜焼き、そして混ぜご飯だった。マーボ春雨は何回か作っているので好評、生姜焼きはいまいち肉の味がしない、混ぜご飯はお米を水を多くしてとろ火でゆっくり炊いたが、当り前か少し柔らかい、具も量が少なく物足りなかった。皆さんゴメン。軽量化は充分だったが、もう少し勉強しておきます。 〇我々は、剱岳に行く人が多くは無いと考え5時に出発したが、鎖場での渋滞、登り下りが同じ場所での待機などでガイドブックのコースタイム以上の時間がかかるので、もう少し早く出発すべきだと感じた。 〇ハーネスは4人とも使用したが、山頂で付け、「カニのよこばい」を終わってからは使わなかった。使うのであれば、まごつかないような準備が必要だし、使わない選択肢もある。充分検討が必要だ。 〇剣岳では、毎年のように事故が発生している。今回も事故の情報が掲示してあった。充分にトレーニングを積んでから行かれることをお勧めします。 コースタイム 剱沢キャンプ場発(5:00)剱沢小屋(5:10)剣山荘(5:40)一服剱(6:20~6:30)休憩(7:27~7:32)前剣(7:42)武蔵のコル(8:05)休憩(8:25~35)山頂(9:50~10:40)平蔵のコル(12:12~12:30)武蔵のコル(13:22~13:30)一服剱(13:45~13:50)剣山荘(14:15)剱沢小屋(14:43~15:08)剱沢キャンプ場(15:23) 明日は、立山を縦走して室堂へ下山だ。

立山・雄山・浄土山 剣岳に向かって5時に出発。  一服剱、前剣を越えて本峰になる。
剣岳に向かって5時に出発。  一服剱、前剣を越えて本峰になる。
立山・雄山・浄土山 雪渓の所もある。
雪渓の所もある。
立山・雄山・浄土山 朝の池搪
朝の池搪
立山・雄山・浄土山 コバイケイソウ か バイケイソウ
コバイケイソウ か バイケイソウ
立山・雄山・浄土山 鎖場1  鎖場は1番から13番まで表示したプレートがあり、その後、4番から1番まで登り下り供用となっている。
鎖場1  鎖場は1番から13番まで表示したプレートがあり、その後、4番から1番まで登り下り供用となっている。
立山・雄山・浄土山 鎖場2
鎖場2
立山・雄山・浄土山 花
立山・雄山・浄土山 一服剱から前剱
一服剱から前剱
立山・雄山・浄土山 剱沢方面を望む。  右下に剣山荘。剱沢のキャンプ場もかすかに見える。
剱沢方面を望む。  右下に剣山荘。剱沢のキャンプ場もかすかに見える。
立山・雄山・浄土山 鎖場3
鎖場3
立山・雄山・浄土山 鎖場4
鎖場4
立山・雄山・浄土山 前剣に到着  まだ先は長い。
前剣に到着  まだ先は長い。
立山・雄山・浄土山 鎖場(剱岳頂上(登り専用))
鎖場(剱岳頂上(登り専用))
立山・雄山・浄土山 鎖場5  手前に鉄製の橋がある。
鎖場5  手前に鉄製の橋がある。
立山・雄山・浄土山 鎖場6
鎖場6
立山・雄山・浄土山 鎖場7
鎖場7
立山・雄山・浄土山 花
立山・雄山・浄土山 鎖場8(?)
鎖場8(?)
立山・雄山・浄土山 カニのたてばい(鎖場9)を登るグループ
カニのたてばい(鎖場9)を登るグループ
立山・雄山・浄土山 カニのたてばい(鎖場9)を登っている様子。
カニのたてばい(鎖場9)を登っている様子。
立山・雄山・浄土山 カニのたてばい(鎖場9)を登る。
カニのたてばい(鎖場9)を登る。
立山・雄山・浄土山 登ってきた別山尾根を振り返る。
登ってきた別山尾根を振り返る。
立山・雄山・浄土山 山頂へのガレ場  早月尾根との分岐付近
山頂へのガレ場  早月尾根との分岐付近
立山・雄山・浄土山 山頂の祠
山頂の祠
立山・雄山・浄土山 登ってきた別山尾根  霧がかかってきた。
登ってきた別山尾根  霧がかかってきた。
立山・雄山・浄土山 カニのよこばい(鎖場10)の入り口の鎖
カニのよこばい(鎖場10)の入り口の鎖
立山・雄山・浄土山 カニのよこばい(鎖場10)  先頭は2本目の鎖(トラバース)に入った。
カニのよこばい(鎖場10)  先頭は2本目の鎖(トラバース)に入った。
立山・雄山・浄土山 カニのよこばい(鎖場10)  2本目の鎖(トラバース)で最初に足を置く場所を示した記し。ここに右足を置く。
カニのよこばい(鎖場10)  2本目の鎖(トラバース)で最初に足を置く場所を示した記し。ここに右足を置く。
立山・雄山・浄土山 カニのよこばい(鎖場10)  2本目の鎖(トラバース)に両足を置いた後続グループ。
カニのよこばい(鎖場10)  2本目の鎖(トラバース)に両足を置いた後続グループ。
立山・雄山・浄土山 カニのよこばい(鎖場10)  2本目の鎖(トラバース)を進む後続グループ。
カニのよこばい(鎖場10)  2本目の鎖(トラバース)を進む後続グループ。
立山・雄山・浄土山 ハシゴが現れる。  ほぼ垂直。
ハシゴが現れる。  ほぼ垂直。
立山・雄山・浄土山 ハシゴ下のトイレ  携帯トイレの使い方を書いた紙が貼ってある。
ハシゴ下のトイレ  携帯トイレの使い方を書いた紙が貼ってある。
立山・雄山・浄土山 鎖場11  
鎖場11  
立山・雄山・浄土山 鎖場12  ここは登る。  
鎖場12  ここは登る。  
立山・雄山・浄土山 鎖場13  
鎖場13  
立山・雄山・浄土山 花
立山・雄山・浄土山 花
立山・雄山・浄土山 花
立山・雄山・浄土山 花
立山・雄山・浄土山 花
立山・雄山・浄土山 雪渓から本峰方面を振り返る。  霧はまだ残っている。
雪渓から本峰方面を振り返る。  霧はまだ残っている。
立山・雄山・浄土山 夕食の一部。  マーボー春雨
夕食の一部。  マーボー春雨

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。