雨の雲取山・ピークハントならず

2017.10.28(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 43
休憩時間
4
距離
4.5 km
のぼり / くだり
359 / 336 m
6
1
29

活動詳細

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9月の好日山荘登山学校実技講習「京都府最高峰・皆子山」に引き続き、「関西百名山/京都北山・雲取山」に参加した。今回も前回と同じくMガイドだ。 1週間ほど前の天気予報は晴だったのに、今週も台風接近のため、雨の中の山行となった。集合は京都・出町柳駅に7:40。この時間に遅れずに出町柳駅に着くには、家を6:00前に出ないと間に合わない。しかし登山口の花背高原前バス停には車なら1時間半で行ける。登山開始が9:00とのことなので、7:00に家を出ても余裕で間に合う。そこでMガイドに連絡を取り、現地集合のOKをもらった。20年以上前に通った時の鞍馬から先の道がかなり狭かった記憶があったのでGoogleマップでルートを検索すると、滋賀県の堅田から途中越えでR477を通るルートと京都市内を通るルートの時間差は1分。途中越えのルートは名神と湖西道路を通るので運転は楽だろう。又、途中越えからは国道なので道幅もあるだろう。との判断で途中越えルートを選択した。ところがこの判断が大失敗。京都・大原を過ぎてしばらく走ると道幅が狭くなり離合するのも難しい状況になった。おまけにこの前の台風のため倒木(幸い車が通れるように切ってあったが)や木の枝が路上に沢山残っている(これが国道か?)。大原百井町では「この先通行禁止」の看板もある。引き返して別のルートをとると時間には間に合わない。地図を確認すると鞍馬からの合流地点までは残り3kmほど。「行けるところまで行ってみよう」と無理を承知で進んだ。狭くて勾配のきつい道を運転している間は「前から車が来たらどうしよう」と車が来ないことを祈りながら冷や冷やドキドキ。何とか無事に鞍馬からの合流地点に着いた時はホッとした。 花背高原前バス停近くの駐車場に車を停めて、レインウェアを着たりザックカバーをつけたり準備を整え、車をロックしようとするとポケットにあるはずのキーがない。車の中やポケットの中・ザックの中を探すがキーはない。そのうち集合時間になったのでバス停まで行き、事情をMガイドに説明してキーが見つかり次第追いかけることで了承をもらった。車に戻り考えられるところは何度も見るがキーは出てこない。もう駄目かとあきらめかけた時フッと閃いてザックカバーをはずしてみると、ザックカバーとザックの隙間にキーが見えた。この間ざっと1時間。携帯でMガイドに電話をするとうまい具合につながった。すでに一の谷出合を過ぎているとのこと。「道が迷いやすいので、おかしいと思ったら前に進まず引き返すように」との指示を受けた。ツアーやガイド登山の場合でも必ず自分でルート図を作成し持っているが、今回はそれが幸いした。雨がしっかり降る中、寺山峠に到着。ここは、登ってきた進行方向の前にも左の稜線を登る方向にも赤いテープがあり、迷うところだ。地図で確認し一旦下って行くが途中倒木がある。迂回するがその先は踏み跡が見つからない。下る様にも思えるし右に行くようにも思える。一旦寺山峠まで引き返し、地図を確認。スマホで現在地もチェック、進行方向を確認し地図とコンパスを手に慎重に進む。倒木を過ぎた先をよく観察すると今度は斜面に踏み跡を見つけることができた。一の谷出合まで来ると、結構な水量がある沢だ。右に折れて何度か渡渉していくと小屋が見えた。近づいてみると「雲取山荘」の看板がある。手摺には鎖が掛けられ南京錠で施錠されている。小屋の右に回り沢を渡渉しようとした時、人の声が聞こえたので目を上げると、少し先にMガイドを先頭にした人の姿が見えた。もう山頂まで行ってきたのかと思ったが、聞くと雲取峠の先が倒木で通れないため断念し引き返したとの事。ピークハントが出来なかったのは残念だっただろうが、こちらもMガイド以下の参加者と会うことができたホッとした。Mガイドから「よく来れましたね。迷いませんでしたか?」との問いかけがあった。地図がなかったら多分迷わずに来ることはできなかっただろうと思う。 雲取山は標高は911Mの低山だが、ネットでも「道標があまりないので、途中どっちへ進むかわからない分岐がいくつもある」と書かれている。一人で歩いてみて、このルートはその通りだと実感した。 花背高原前バス停を通る帰りのバスは15:00の1本だけなので、Mガイドがあらかじめ予約をしていた名代花脊蕎麦 花竹庵(かちくあん)に寄ってそばを頂く。土日しか営業をしていない、予約が必要な店らしい。雨のためか、我々以外の客は1組だけ。バスの時間までゆったりとした時間を過ごした。山から下りてこんなにゆったりすることは滅多にないことだ。 今回はいろいろと失敗のあった一日だったが、美味しい蕎麦をいただくことができて、「終わり良ければ総て良し」の山行となった。 今回は雨でコンデジで写真を撮ったが、暗くてシャッタースピードが遅くなった上に片手で操作をしていたのでピンボケの写真が多い。ご容赦を!

雲取山 スタート地点を振り返る。
スタート地点を振り返る。
雲取山 登山者への案内板。「道に迷った場合は・・・」とあるのは迷う人が多いという事か?一人で先に行ったメンバーを追いかけるが、大丈夫だろうか。
登山者への案内板。「道に迷った場合は・・・」とあるのは迷う人が多いという事か?一人で先に行ったメンバーを追いかけるが、大丈夫だろうか。
雲取山 雨の中しばらく林道歩きだ。
雨の中しばらく林道歩きだ。
雲取山 少し紅葉が始まっている。
少し紅葉が始まっている。
雲取山 一枚だけ真っ赤に紅葉した葉があった。
一枚だけ真っ赤に紅葉した葉があった。
雲取山 いつの間にか林道がなくなり、沢沿いのルートを歩くと、寺山峠への道標があった。4とあるが、ここまで1,2,3があったか、記憶がない。
いつの間にか林道がなくなり、沢沿いのルートを歩くと、寺山峠への道標があった。4とあるが、ここまで1,2,3があったか、記憶がない。
雲取山 道が細くなり、勾配もきつくなる。
道が細くなり、勾配もきつくなる。
雲取山 雨なので、滑らないよう木の根っこにも気をつけよう。
雨なので、滑らないよう木の根っこにも気をつけよう。
雲取山 斜面の下は登ってきた沢沿いの道が見える。
斜面の下は登ってきた沢沿いの道が見える。
雲取山 少しガスも出てきた。
少しガスも出てきた。
雲取山 倒木に蛇が巻きついているように見える。
倒木に蛇が巻きついているように見える。
雲取山 寺山峠だ。
寺山峠だ。
雲取山 ここは5番。写真がボケているがこの先に大木が杉の倒木が登山道を塞いでいる。
ここは5番。写真がボケているがこの先に大木が杉の倒木が登山道を塞いでいる。
雲取山 雨が登山道に流れ込んでいる。
雨が登山道に流れ込んでいる。
雲取山 一の谷出合までやってきた。
一の谷出合までやってきた。
雲取山 後ろを振り返る。
後ろを振り返る。
雲取山 沢の水量が増えているようだ。
沢の水量が増えているようだ。
雲取山 小屋がみえる。
小屋がみえる。
雲取山 手摺には鎖が取り付けられて南京錠で施錠されている。
手摺には鎖が取り付けられて南京錠で施錠されている。
雲取山 「雲取山荘」の看板。
「雲取山荘」の看板。
雲取山 先を進んでいたMガイド以下のメンバーが戻ってきた。
先を進んでいたMガイド以下のメンバーが戻ってきた。
雲取山 寺山峠まで戻ってきた。
寺山峠まで戻ってきた。
雲取山 少しきつい下り。
少しきつい下り。
雲取山 林道のはずれまで戻ってきた
林道のはずれまで戻ってきた
雲取山 小雨になってきた。
小雨になってきた。
雲取山 前に見える山にガスが・・・。
前に見える山にガスが・・・。
雲取山 花背そば「花竹庵」
花背そば「花竹庵」
雲取山 紅葉の季節に合わせた玄関の暖簾。
紅葉の季節に合わせた玄関の暖簾。
雲取山 もうストーブがつけられている。雨に濡れて寒かったのでありがたかった。レンズが曇っている。
もうストーブがつけられている。雨に濡れて寒かったのでありがたかった。レンズが曇っている。
雲取山 囲炉裏がある。
囲炉裏がある。
雲取山 イタリアの教会の扉を利用したテーブル。
イタリアの教会の扉を利用したテーブル。
雲取山 「花脊」の額。
「花脊」の額。
雲取山 山椒おろし蕎麦。蕎麦の中に山椒を練り込んである。美味かった。
山椒おろし蕎麦。蕎麦の中に山椒を練り込んである。美味かった。
雲取山 陶器の鳥の箸置き。振り返っているのは雌とのこと。
陶器の鳥の箸置き。振り返っているのは雌とのこと。
雲取山 「どうぞお持ち帰りください」との事。ひとつ頂いた。
「どうぞお持ち帰りください」との事。ひとつ頂いた。
雲取山 襖にはいろんな宝船の墨絵が張ってある。
襖にはいろんな宝船の墨絵が張ってある。

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