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山登り・アウトドアの新定番

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穂高~槍縦走(夏のじっくり山行)

sixteenさん

  • 自己紹介:2011年の夏に始めて以来、月1~2回くらい登ってます。

    そろそろ自分がどの山にどれくらいの行程で行ったのか、
    記憶が曖昧になってきているので、備忘録を兼ねて記録
    しています。

    夏~秋は上越や日本アルプス、冬~春は関東近辺に出没
    します。

    基本コンセプトは、関東圏から公共交通機関を使って
    行ける、普通の人ができるレベルの日帰りスピード
    ハイキング。

    見所が多く1日しっかり歩けるコースを探しています。

    ゆくゆくはトレイルラン、岩稜帯のピークハント
    をやってみたいと思ってます。
  • 活動エリア:
  • 性別:男性
  • 生まれ年:
  • 出身地:
  • 経験年数:5年未満
  • レベル:初心者
  • その他 その他

穂高岳・槍ヶ岳・上高地

2015/08/10(月) 23:42

 更新

穂高~槍縦走(夏のじっくり山行)

公開

活動情報

活動時期

2015/08/06(木) 07:13

2015/08/08(土) 12:58

アクセス:102人

軌跡・時間・距離

軌跡データをダウンロード
累積標高上り 3,550m / 累積標高下り 3,553m
活動時間53:45
活動距離49.08km
高低差1,697m

写真

動画

道具リスト

文章

ここの所、日帰り山行が続き忙しかったので、今回はじっくり
歩くコースをチョイスした。

兼ねてから目標にしていた穂高岳~槍ヶ岳の縦走。
日本の高い山Top10のうち5つを踏破する贅沢なコース。
そして、このコースは涸沢~北穂の急降下と大キレットがある。

8月は午後になると天候が崩れることが多く、行動はリスクがある。
なので稜線の小屋で1泊、翌日午前中に難所を通過する計画にした。

1日目

初日は稜線へのアプローチ。

天気予報は曇り時々雨。実際に空の様子を見るとイマイチ。
悩んだ末に稜線へのアプローチはザイテングラード経由にした。
ゆったりと歩いて15時過ぎに穂高岳山荘に到着。

山荘に宿泊の申し込みをして、夕食までの2時間で奥穂高岳に
登頂した。

遅い時間なので暫くの間山頂を独り占め。(超贅沢)
雲は多いけれど、幸いにして雨がふる気配は無かった。

結果論だけど、吊尾根方面から登山者がやってくるのを見て、
自分も吊尾根経由にすればよかった、と残念に思ったりした。


2日目
今日が正念場。
睡眠は十分、時間もたっぷりある。
まずは涸沢岳に登り、山頂でゆっくりコースを眺めた。
気力を溜めてから涸沢岳~涸沢槍間の下降を始める。
高度感はかなりあるけど、探せばしっかりステップの岩がある。
(でも浮石や落石には注意)

涸沢槍からの降りは更に傾斜がアップ。
序盤から筋力と集中力をフルに求められるけれど、慎重に
手と足を掛ける岩を選んで降りた。

最低のコルまで降りれば難所は終わりと思っていたけれど
北穂への登り返しにも油断できない岩場があった。
決して南行なら楽というわけではなさそう。

焦らずにゆっくり歩くとやがて北穂高岳南稜に到着。
(標識が無かったためかスルーしてしまった)

北穂高岳の北稜は某大学の学生で一杯だった。
やはり夏山シーズン真っ只中なので人が多い。
とても混み合っていたので写真を取った後北穂高小屋へ移動した。

飲み物を買い、水分を補給しながら大キレットをじっくり眺める。

北穂高小屋出発は9:40になった。
ここで、登山マップの標準コースタイム通り(13時)で南岳へ
到達できない場合は南岳小屋で宿泊すると決めて出発。

序盤は谷底へ吸い込まれるような勢いで降り続ける。
鎖やハシゴをこなして、ひたすら降ると飛騨泣きがやってくる。

大キレット北行の行程で特に難しいのは、飛騨泣きからの降りと
A沢コルから長谷川ピークまでの区間と感じた。

飛騨泣きからの降りの道中には大量の浮石が積み上がっていて、
一歩でもコース外にでたり、コース上でも足の踏み場を間違えると
落石を起こす。

飛騨泣きを越えて安心した所にやってくるので、歩くときは不用意に
一歩を踏み出さないように細心の注意が必要。

A沢のコルはザックを置いて休息できる平場だけれど、
そこから長谷川ピークまでは、人一人が通過するのがやっとの
ナイフリッジが続く。

飛騨泣きから降る時に向かってくる人が見えたら、A沢のコルで
待機するのがベターかもしれない。

でも、今回自分はそこまで注意が至らず、長谷川ピークの手前で
韓国人30人規模のグループと鉢合わせした(滝汗)

向こうは危険ゾーンから「こっちにこい」と手振りして来る。
普通の感覚ならば広いスペースで待機して危険ゾーンでは
立ち止まらないと思うけど、考えなしに数珠繋ぎでやってくる。

そんな所から更に、自分の後続のUSから来たと思われる方が
通過しようとするカオスな状態になった。

最終的に話が通じそうなUSの方に韓国人が一杯来ることを説明
して、2人でナイフリッジ上の狭いスペースに退避。
危険ゾーン付近で10~20分待って韓国人を全員パスさせた。
(完全に失敗で、素直にA沢のコルで待っていたほうが楽だった)

長谷川ピーク手前で時間と気力をロスしたものの、その後は比較的
穏やかなトレイルが続く。

やがて、大キレットを歩いている間ずっと見えていた南岳南側の
断崖が近づいてきた。

斜面をよく見ると、長いハシゴや岩場をこなす登山者が分かる。
ルートは明快だけれど強度の高い登りが20~30分続く。
(南行ではここの岩場が結構難しいかもしれない。)

梯子をこなした後ひと登りすると、木で整備されたトレイルに
変わり難所は終了した。

なだらかな斜面に建っている南岳小屋には13時ごろに到着。
失敗もあったけどほぼオンタイムで大キレットを踏破した。

泊まるのも有りだけれど15分ほど休憩して槍へ向かうことにした。
少々時間が遅いので、同じ方向へ向かう登山者はほとんどおらず
静かな稜線散歩になった。

南岳から20~30分ほど歩くと雷が鳴り始めた。
周囲を見ると、飛騨側から競りあがるように雲が上がってくる。
そして雷は笠ヶ岳の方向から鳴っていた。

一旦天狗原方面に降りることも考えたものの、周囲の風向きから
急に天候が崩れる事は無いと読み行軍を続行した。

長閑なトレイルを巻きで歩き、15時半すぎに槍ヶ岳山荘に到着。
空いていたら槍の穂先に登ろうと思ったものの、人が多く時間が
掛かりそうだったので明日にお預けにした。

今回は槍ヶ岳山荘ではなく、去年お世話になったヒュッテ大槍へ
向かった。

16時過ぎと少し遅い時間になったけれど無事に山小屋に到着。
でも、中に入ってみると「仕込みの関係で宿泊は予約した人のみ」
との紙が張られていた。

仕方ないので殺生小屋に泊まろうかと思いつつ、小屋番の方に
詳しくお話を聞いたら素泊まりならば受付OKとのこと。
ということで素泊まりさせていただいた。

宿泊の受付時に今日の行程を書いたら、マスターが
「頑張りましたね」と言葉を掛けてくれた。

その後、持ってきていた食料を自炊して、夕焼けの槍を
眺めながら食事した。(なかなか風流)


3日目
朝食を待つ必要が無いので4時に起きて準備を開始。
ヒュッテ大槍を5:30に出発した。

東鎌尾根を登って6時過ぎに槍ヶ岳山荘に到着。
槍の穂先には人が一杯取り付いていた。

混んでいる時に槍の穂先を登るのは賢くない。
少し様子をみることにして、山荘でクロワッサンを食べ、
紅茶を頂いてのんびりした。

食事後に再び穂先を眺めるけれど、あまり状況は変わって
居ない様子。このまま待ち続けるのも得策でないので、
見切りをつけて穂先へのアタックを開始した。

穂先には7時半過ぎに到着。
人が一杯なので、一通り景色を見て写真を撮ったあと、
人の流れに任せるように下降を開始した。

が、しかし、なかなか列が動かない。
様子を見てみると、先に降る数十人のグループの年輩の方が、
梯子と鎖が連続するゾーンで動けなくなっていた。

ガイドが必死にコース取りを指示していたけれど、非常に
危険と感じた。

槍の穂先に登る人は多いけれど、決して万人向きではなく
自らの体力と技量にあった登山の重要性を再認識。

アタック完了後、水の補給など済ませて8時過ぎに山荘を出発。
13時前に上高地へ戻ってきた。

今回の山行で得られた教訓は、難所ほどルート取りと足の
置き場の確認は重要ということ。

今度、時間があるときにボルダリングをやってみようかな、
と思ったのでした。

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