燕岳〜大天井岳〜常念岳 縦走

2015.08.09(日) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 14
休憩時間
1 時間 25
距離
6.0 km
のぼり / くだり
1400 / 157 m
20
26
30
23
7
30
22
DAY 2
合計時間
9 時間 33
休憩時間
2 時間 25
距離
12.2 km
のぼり / くだり
1040 / 1299 m
26
13
17
52
28
44
1 36
55
48

活動詳細

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山の会の方3人と、北アルプス入門者向けとして人気のコースを、2泊3日で小屋泊縦走してきました。天気に恵まれ、最高の山行となりました! 日程は以下の通りです。 8/9 しゃくなげ荘〜(タクシー)〜中房温泉登山口→燕山荘→燕岳 8/10 燕山荘→大天井岳→常念小屋→常念岳 8/11 常念小屋→一ノ沢登山口(ログ別)タクシーでしゃくなげ荘へ 単独行では、序盤のオーバーペースで後半バテて大幅ペースダウンという山行を繰り返していたのですが、今回のグループ行で学んだのは、ペース順守の大切さ。前半は暑さも考慮し、ガイド本記載の指定時間レベルのスピード。抑え気味の前半のおかげで、合戦小屋以降の後半は、むしろスピードアップしました。「北アルプス三大急登」で有名なルートですが、自分のペースさえ守っていれば、無事山頂に立てます。山は逃げません。早く山頂に立ちたければ、ペースを無理に上げるのではなく、早く出発すればよいんですよね、結局。 燕山荘から燕岳山頂は30分程度で行けますが、日差しが強いと、道は埃っぽく、長く感じます。天気の良い日の素晴らしい眺望を味わうためにも、最低 水の携帯をお勧めします。 翌日 燕山荘を出て、大天井岳を経由し、常念小屋に向かいます。遥か向こうまで続く道が美しく見えます。大下りノ頭など、大きなアップ&ダウンがありますが、西側に開ける素晴らしい眺望と、下りから上りへと歩みを進めるにつれ自分がみるみる高みへと登っていく快感が、疲れを感じさせません。そして、大天井岳! 山頂の風景に息をのんでください。天気が良ければ、一生忘れられない風景となるはずです。 大天荘を過ぎ東天井岳付近から、道はガレ場気味のやや単調な道のりとなります。横通岳脇を経て、やっと遥か下に常念小屋を見いだし、ホッとしますが、そこからはかなり傾斜のきついガレ場道となりますので、気をつけて下ってください。 常念小屋の前には、常念岳が聳え立っています。1時間ほど小屋で休憩し、常念岳のピークハントに向かいます。「山と高原地図」では山頂まで1時間となっていますが、猛烈なガレ場を約400m一気に登ることになりますので、この時間設定は、かなり厳しめです。往路1時間20分程度、復路1時間程度を目安にしたほうがいいと思います。山頂付近の足場も不安定ですので、ルート時間に騙されて手ぶらとかペットボトル1本抱えて、といった極端な軽装はお勧めしません。ちなみに私たちが登った時は、ガスが発生し、山頂からの復路にちょっと迷いました。往路の赤い印を慎重に見ながら、足元に気をつけて降りて下さい。 最終日は(ログには反映されていませんが)常念小屋から一ノ沢登山口への5km余りの道を下って下界へと降りていきます。極端な傾斜もなく、途中の滝や満開の高山植物を楽しみながら下ります。その名の通り水際を歩きますので、滑って転ばないよう気をつけてください。 このルートは、天気に恵まれれば、体力と常識的な慎重さで乗り切れるルートです。皆さんも是非楽しんで下さい。しかし、天気の急変や思わぬ事故には言うまでもなく十分気をつけて下さい。 最後に宿泊した小屋についてですが、いずれも携帯の充電サービス(スマホのケーブルは持参)を100円で行っています。水は(大天荘も)宿泊客以外は1リットル200円でした。常念小屋には乾燥部屋があります。燕山荘の朝食は早い者順です。一番早い0430の会は希望者が多いので、30分ほど前に並んだ方がよいかも。 タクシーは、しゃくなげ荘→中房温泉が6900円、一ノ沢登山口→しゃくなげ荘が4700円でした(端数不確かです)。

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