山百合と野ウサギに出会った、霧の富士見台。

2015.08.14(金) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 57
休憩時間
1 時間 26
距離
4.3 km
のぼり / くだり
283 / 279 m
55
7
44
14
9

活動詳細

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 yamajijiiさんに教えていただいた涼しい山の第二弾! 岐阜と長野の県境、神坂峠から富士見台高原を散策しました。名古屋市内は早朝から青空もわずかに覗き、これはイケるかと中央道を中津川へ向かったのですが、中津川ICを下りたあたりから大雨に。峠に近づくほどに雨が激しく霧が濃くなり、途中、ほぼ視界ゼロで立ち往生したりも…。これも教えていただいた強清水、風穴に立ち寄りながら、霧が薄くなるのを待ってそろそろと登って行きました。  神坂峠の登山口駐車場は意外にも一杯。他府県ナンバーも多く恵那山に向かった方々なのかなと思いました。 少し戻って、パノラマ登山口下の路肩駐車場に停めて、合羽を着て出発です。  左手が大きく開けた樹林帯を進みます。登山道が笹で埋まってしまっている箇所がいくつかあり、道が細く、左手がすぐ谷なので少々注意が必要でした。笹原の向こうに広がる左手の真っ白な空間を眺めながら、天気が良ければ素晴らしい景色が続くんだろうなーと思いつつ、涼しい風と霧に沈む広大な笹原という幻想的な風景に、「これも素敵だなー」と心洗われる気分でありました。  途中、見たことのない綺麗な野鳥やひきがえると出会いながら、神坂小屋(避難小屋)へ。2つある小屋の手前の方は三代目の神坂小屋だとか。初代神坂小屋には地元・中津川出身の文豪・島崎藤村の直筆による「山小屋」の看板がかかっていたそうですが、それを復元した文字が室内に掲げられていました。とても綺麗で、なんと水洗トイレまである快適な山小屋でした。ありがたい限りです。  雨の中、富士見台に登頂し、神坂小屋付近まで戻ると、大輪の山百合が。富士見台はささゆりの名所と聞きましたがすでにシーズンは終わっています。この日、見たユリはこの一輪だけでしたが、何だか得した気分になりました。  笹原の真ん中を横切って、神坂山の山頂をめざします。途中、遭難碑(昭和30年に中学生4名が落雷で亡くなられた遭難事故を偲んだもの)のあたりで、木陰に何かがごそごそ動く気配。じっと眺めていると、いきなりぴょーんっと大きく跳ねた茶色の生き物。野ウサギです! 大きな後ろ足がはっきり見えましたが、すぐに笹原の中に消えていってしまいました…。残念! でも山百合やら野ウサギやら、眺望の代わりになかなか楽しい経験をさせてもらえて、ラッキーでした!  神坂山の山頂を経て、萬岳荘へ下り、そこから車道を通って神坂峠の駐車場へ。 萬岳荘では、お盆を毎年ここで過ごすというご家族とお話をしたり、富士見台のバッジ(500円)を買ったりしながら一休み。デッキや休憩室もとても綺麗で、素敵なところでした。  晴天ではありませんでしたが、霧と雨ならではの静かで幻想的な富士見台を堪能できて、大満足でした。また天気の良い日に再来したいと思います。

恵那山・大判山・神坂山 富士見台パノラマコースからスタート!視界はゼロですが(泣)。
富士見台パノラマコースからスタート!視界はゼロですが(泣)。
恵那山・大判山・神坂山 膝上まで鬱蒼と茂った笹を掻き分け、進みます。
膝上まで鬱蒼と茂った笹を掻き分け、進みます。
恵那山・大判山・神坂山 大きなヒキガエルがのんびりと横切ります。
大きなヒキガエルがのんびりと横切ります。
恵那山・大判山・神坂山 霧と雨の中をひたすら進みます。
霧と雨の中をひたすら進みます。
恵那山・大判山・神坂山 枝の苔も美しい。
枝の苔も美しい。
恵那山・大判山・神坂山 巨大な笹の斜面に霧が流れ込み、時折視界ゼロに。
巨大な笹の斜面に霧が流れ込み、時折視界ゼロに。
恵那山・大判山・神坂山 足元の花が癒し。
足元の花が癒し。
恵那山・大判山・神坂山 可憐な野の花。
可憐な野の花。
恵那山・大判山・神坂山 晴れていれば、笹原の向こうに大パノラマが広がるのでしょう…。
晴れていれば、笹原の向こうに大パノラマが広がるのでしょう…。
恵那山・大判山・神坂山 平原に出ました。
平原に出ました。
恵那山・大判山・神坂山 涼しい風と優しい雨がしとしと…。なんだか夢の中を進んでいるようです。
涼しい風と優しい雨がしとしと…。なんだか夢の中を進んでいるようです。
恵那山・大判山・神坂山 神坂小屋(避難小屋)に着きました。ありがたいことに綺麗な水洗トイレがあります(維持協力金100円)。
神坂小屋(避難小屋)に着きました。ありがたいことに綺麗な水洗トイレがあります(維持協力金100円)。
恵那山・大判山・神坂山 神坂小屋室内の「山小屋」の文字。初代神坂小屋に掲げられていた島崎藤村の直筆を復元したものだとか。
神坂小屋室内の「山小屋」の文字。初代神坂小屋に掲げられていた島崎藤村の直筆を復元したものだとか。
恵那山・大判山・神坂山 神坂小屋を出て、富士見台山頂をめざします。
神坂小屋を出て、富士見台山頂をめざします。
恵那山・大判山・神坂山 山頂です! 本当は360度の大パノラマらしいのですが、ご覧のように真っ白。雨も強くなってきました。
山頂です! 本当は360度の大パノラマらしいのですが、ご覧のように真っ白。雨も強くなってきました。
恵那山・大判山・神坂山 山頂から下ると、神坂小屋の手前に山百合が一輪。この日、見たユリはこの一輪だけでした。
山頂から下ると、神坂小屋の手前に山百合が一輪。この日、見たユリはこの一輪だけでした。
恵那山・大判山・神坂山 神坂小屋の脇から笹原の真ん中へ進み、神坂山方面へ。笹が茂って道が分かりにくいところがあったので、ケルンが有難かったです。
神坂小屋の脇から笹原の真ん中へ進み、神坂山方面へ。笹が茂って道が分かりにくいところがあったので、ケルンが有難かったです。
恵那山・大判山・神坂山 残念!写せませんでした!!  なんと野ウサギに遭遇。ぴょーんと跳ねて、笹原と霧に消えていきました。本当に夢の中の出来事のようです…。
残念!写せませんでした!! なんと野ウサギに遭遇。ぴょーんと跳ねて、笹原と霧に消えていきました。本当に夢の中の出来事のようです…。
恵那山・大判山・神坂山 霧が一瞬切れて、目前に神坂山の山頂が見えてきました。
霧が一瞬切れて、目前に神坂山の山頂が見えてきました。
恵那山・大判山・神坂山 神坂山の山頂から。一瞬の雲の切れ間からわずかに山影が。
神坂山の山頂から。一瞬の雲の切れ間からわずかに山影が。
恵那山・大判山・神坂山 貴重な青空ショット(笑)。この直後、再び霧と雨で真っ白に…。
貴重な青空ショット(笑)。この直後、再び霧と雨で真っ白に…。
恵那山・大判山・神坂山 萬岳荘へ下る道にて…。
萬岳荘へ下る道にて…。
恵那山・大判山・神坂山 樹林帯を下っていきます。
樹林帯を下っていきます。
恵那山・大判山・神坂山 霧に浮かぶ萬岳荘。ありがたく、ひと休みさせてもらいます。
霧に浮かぶ萬岳荘。ありがたく、ひと休みさせてもらいます。
恵那山・大判山・神坂山 ここは、また何度も訪れたいですね。いろいろなコースを歩いてみたい…。
ここは、また何度も訪れたいですね。いろいろなコースを歩いてみたい…。
恵那山・大判山・神坂山 萬岳荘2階のテラスで。富士見台のバッジ(500円)を買いました。
萬岳荘2階のテラスで。富士見台のバッジ(500円)を買いました。
恵那山・大判山・神坂山 登山口近くに戻ってきました。シラビソと笹の組み合わせは先週の蓼科山のようです。
登山口近くに戻ってきました。シラビソと笹の組み合わせは先週の蓼科山のようです。

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