活動データ
タイム
02:50
距離
6.3km
のぼり
450m
くだり
193m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るアメリカ大陸東部、アパラチア山脈沿いに全長約3500kmにも及んで南北に伸びる、アパラチアン・トレイル(AT)を少しだけ歩いてきた。 今日のメインイベントは、シェルターと呼ばれる簡易山小屋?泊。 事前にネット等で予約、利用料金$4を支払ってある。馬小屋付きのシェルターもあり、そこは宿泊人数と馬の数分を予約する。 この日はあたり一面雲の中で、Newfound Gap登山口(trailhead)から霧雨。眺望ゼロ。いつぞやのマジカルミスティツアー in 丹沢の悪夢が頭をよぎる…。 途中で一瞬だけ陽の光が差すも、すぐにまた真っ白の世界に。まさにグレートスモーキー山脈。 宿泊予定のIcewater Springシェルターをちょっと通り過ぎ、The Jump Off という300m真下が覗ける崖っぷちを見に行ってみたが、やはりここも真っ白。ジャンプオフどころか、雲の上にジャンプオン出来そうなくらい。諦めてシェルターに向かう。 シェルターは、石を積んだ壁に覆われた小屋で、12〜15人くらい寝られそうな二段の板張りスペースと、土間、暖炉、外に調理や食事ができるスペースがあるくらいのシンプルなところ。 みんな寝袋、エアマット、水、食料は持参してる。 宿泊してる人は様々で、春から山に入ってすでに100日超えてる人も数人。春に高校卒業してからずっと歩いてるお兄ちゃん、軍を定年して歩いてるおっちゃん、年齢不詳の長髭で短パンの人、グループでワイワイ歩いてる奴ら、等々。 話題はもっぱらATの話、PCT(パシフィック・クレスト・トレイル。アメリカ西部のトレイル)の話、いかにひとつひとつの装備の重さを減らすかの話など。 そんな話をしている時に一人が、 「ポーカーやろうぜ。俺カード持ってきたんだ!」 「賭けるもんなんて何もないだろ?食料賭けるのか⁉︎」 「大丈夫!チップの代わりにペーパークリップ600個持ってきてっから」 でみんな大爆笑。 乾いた木は見つからず、どんなに頑張っても暖炉の火はすぐ消えてしまい、暖かい一夜は諦めることとなった。 こんなに寒くて眠れなかったのは、過去に何度も無かった。足が冷たくて眠れず、ふと思いついて爪先に防寒手袋を履き、ようやく眠りに落ちた。 翌朝眼が覚めると、晴れていてあたりは霜で真っ白。 楽しい、思い出に残る一泊だった。
活動の装備
- メレル(MERRELL)モアブ ミッド ゴアテックス[メンズ]
- プロトレック(PRO TREK)PRW-6000Y
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