鳳来寺山・いにしえの名所探訪

2017.11.12(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 29
休憩時間
37
距離
10.6 km
のぼり / くだり
1073 / 1072 m
2 30
12
45
55

活動詳細

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江戸時代、鳳来寺山について作成された「三州鳳来寺名所絵図」に記載があるポイントで、最近YAMAPPERの皆さんが「隠し水」について書かれいるのを読んで、そんなとこがあるんだと思い、もみじまつりの期間中で1年で一番賑やかな鳳来寺山へ行ってみることにしました。 ついでにこれまで行ったことのないところで、絵図に載っている「妙法滝」と、絵図には載っていないけど、前から行ってみたいと思っていた「鬼の酒蔵・味噌蔵」にも行ってみることにしました。3箇所とも一般ルートからはずれたところなので、行く場合は自己責任で、充分注意して下さい。

宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 鳳来寺山の表参道入り口の駐車場に車を止めて、道路を1kmほど歩くと、石段の登りが始まります。いざ1425段に突撃です。
鳳来寺山の表参道入り口の駐車場に車を止めて、道路を1kmほど歩くと、石段の登りが始まります。いざ1425段に突撃です。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 こんな感じの石段を登って行きます。
こんな感じの石段を登って行きます。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 重文の仁王門に着きました。
重文の仁王門に着きました。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 立派な金剛力士像です。
立派な金剛力士像です。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 傘すぎです。デカい杉です。
傘すぎです。デカい杉です。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 石段の両脇には、かつてあった塔頭跡がたくさん続いており、こんな感じの石碑が立っています。
石段の両脇には、かつてあった塔頭跡がたくさん続いており、こんな感じの石碑が立っています。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 石段は続きます。
石段は続きます。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 建物が残っている塔頭は、ここ松高院ともう一つは医王院の2箇所のみですが、両方とも無人です。
建物が残っている塔頭は、ここ松高院ともう一つは医王院の2箇所のみですが、両方とも無人です。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 松高院の少し上に、妙法滝への入り口がありますが、近年は訪れる人もありません。ここから石段を離れ、奥へ分け入ります。今の時期は草も少なくていいですが、夏は相当の藪になりそうです。滝までここから2丁とあります。
松高院の少し上に、妙法滝への入り口がありますが、近年は訪れる人もありません。ここから石段を離れ、奥へ分け入ります。今の時期は草も少なくていいですが、夏は相当の藪になりそうです。滝までここから2丁とあります。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 石垣を2つ降り、更に奥へ進むと、沢に出ます。沢に沿って登って行きます。写真左上にわずかに残る踏み跡をたどります。踏み跡が消えたら、沢の中を登って行きます。沢なので苔むしておりとても滑りやすいです。沢はだいぶ荒れていて、倒木が多く詰まっており、左右に振りながら登りやすいところを見つけながら進むと…
石垣を2つ降り、更に奥へ進むと、沢に出ます。沢に沿って登って行きます。写真左上にわずかに残る踏み跡をたどります。踏み跡が消えたら、沢の中を登って行きます。沢なので苔むしておりとても滑りやすいです。沢はだいぶ荒れていて、倒木が多く詰まっており、左右に振りながら登りやすいところを見つけながら進むと…
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 着きました。妙法滝です。沢の行き止まりが岩壁となり、少量の水が落ちています。絵図には立派な滝に描かれていましたが、水量が少なく迫力はありません。でも、ひっそりと忘れ去られた存在の滝にたどり着いた感慨があります。
水はあまり触る気がしません。何故かと言うと、この沢の上流は鳳来寺横の公衆トイレがある谷筋なのです。
着きました。妙法滝です。沢の行き止まりが岩壁となり、少量の水が落ちています。絵図には立派な滝に描かれていましたが、水量が少なく迫力はありません。でも、ひっそりと忘れ去られた存在の滝にたどり着いた感慨があります。 水はあまり触る気がしません。何故かと言うと、この沢の上流は鳳来寺横の公衆トイレがある谷筋なのです。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 滝の下部のアップ
滝の下部のアップ
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 滝から下流を振り返るとこんな感じ。この中を登って来ました。
滝から下流を振り返るとこんな感じ。この中を登って来ました。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 滝から来たルートを戻り石段に戻りました。
「仏法僧仏法僧と鳴く鳥の声を聞きつつ飲める酒かも」牧水
滝から来たルートを戻り石段に戻りました。 「仏法僧仏法僧と鳴く鳥の声を聞きつつ飲める酒かも」牧水
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 牧水の句がはめ込まれた石垣の上には、医王院があります。ここから石段は急傾斜になります。
牧水の句がはめ込まれた石垣の上には、医王院があります。ここから石段は急傾斜になります。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 医王院から石段を登って少し上に、馬の背展望台への分岐があり、石段を離れ馬の背展望台方面へ向かいます。馬の背の尾根に出る手前に、隠し水への分岐があります。分岐と言ってもはっきりとした道がある訳ではなく、写真の看板から踏み跡に入ります。上方に岩場が出てきたら、東の方向へトラバースしていくと…
医王院から石段を登って少し上に、馬の背展望台への分岐があり、石段を離れ馬の背展望台方面へ向かいます。馬の背の尾根に出る手前に、隠し水への分岐があります。分岐と言ってもはっきりとした道がある訳ではなく、写真の看板から踏み跡に入ります。上方に岩場が出てきたら、東の方向へトラバースしていくと…
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 隠し水です。岩壁の窪みに、小さな洞窟状の穴があり、そこに水が溜まっています。石碑が立っています。
隠し水です。岩壁の窪みに、小さな洞窟状の穴があり、そこに水が溜まっています。石碑が立っています。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 隠し水の水溜りです。雨は降り込まないくらい中に入ったところですが、ずっと水が枯れないそう。
隠し水の水溜りです。雨は降り込まないくらい中に入ったところですが、ずっと水が枯れないそう。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 石碑の裏面に昭和3年建立とありますが、とてもきれいで、もっと新しく感じます。
石碑の裏面に昭和3年建立とありますが、とてもきれいで、もっと新しく感じます。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 隠し水からの眺め。鏡岩の岩壁、鳳来寺本堂、宿坊が見えます。写真の外の右には駐車場からの遊歩道も見えます。もちろん遊歩道からは隠し水がバッチリ見えます。
隠し水からの眺め。鏡岩の岩壁、鳳来寺本堂、宿坊が見えます。写真の外の右には駐車場からの遊歩道も見えます。もちろん遊歩道からは隠し水がバッチリ見えます。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 隠し水から少し下がって見たところです。傾斜50度くらいの岩場ですが、隠し水の真下はかなり下までこの斜面が続いていて、高度感があり、少しビビりました。
隠し水から少し下がって見たところです。傾斜50度くらいの岩場ですが、隠し水の真下はかなり下までこの斜面が続いていて、高度感があり、少しビビりました。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 来た道を石段へ戻りました。相変わらず急な石段。
来た道を石段へ戻りました。相変わらず急な石段。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 スグ上に竜の爪跡があります。ここから胎内くぐりに向かいます。
スグ上に竜の爪跡があります。ここから胎内くぐりに向かいます。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 胎内くぐりの入り口。
胎内くぐりの入り口。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 中から出口を見たところ。
中から出口を見たところ。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 石段に戻り少しの登りで鳳来寺の本堂です。
本尊は峰の薬師ですが、秘仏です。
戦国時代に武田信玄が峰の薬師を甲斐へ持ち帰ったという伝説があり、実際、甲斐善光寺には峰の薬師とされる仏像があります。ちょうど今、その仏像が新城の設楽原歴史資料館の特別展に出展されています。本物なら、446年振りに新城に里帰りということです。
石段に戻り少しの登りで鳳来寺の本堂です。 本尊は峰の薬師ですが、秘仏です。 戦国時代に武田信玄が峰の薬師を甲斐へ持ち帰ったという伝説があり、実際、甲斐善光寺には峰の薬師とされる仏像があります。ちょうど今、その仏像が新城の設楽原歴史資料館の特別展に出展されています。本物なら、446年振りに新城に里帰りということです。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 本堂前からの景色。新東名が見えます。
本堂前からの景色。新東名が見えます。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 本堂上の岩場にある、鳳来寺を開いた利修仙人の石像です。
本堂上の岩場にある、鳳来寺を開いた利修仙人の石像です。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 石段は本堂の少し上まで。そこから急な登山道が山頂へ延びてます。途中の勝岳不動です。
石段は本堂の少し上まで。そこから急な登山道が山頂へ延びてます。途中の勝岳不動です。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 六本杉の切り株
六本杉の切り株
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 清浄水。水が溜まっています。
清浄水。水が溜まっています。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 奥の院。建物が壊れています。
奥の院。建物が壊れています。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 奥の院の岩場からの景色。三河湾まで見えます。
奥の院の岩場からの景色。三河湾まで見えます。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 すごい高度感
すごい高度感
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 山頂に着きました。今日はとても賑やかなので、素通りします。
山頂に着きました。今日はとても賑やかなので、素通りします。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 山頂付近は黄色く紅葉しています。
山頂付近は黄色く紅葉しています。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 最高地点の瑠璃山からの眺め
最高地点の瑠璃山からの眺め
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 瑠璃山の北側の岩場。この先の少し広いところで昼飯にしました。
瑠璃山の北側の岩場。この先の少し広いところで昼飯にしました。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 昼食後山頂に戻り、自然探勝路方面へ向かいました。天狗岩からの景色を眺め(写真撮り忘れ)、巫女石を通過。
昼食後山頂に戻り、自然探勝路方面へ向かいました。天狗岩からの景色を眺め(写真撮り忘れ)、巫女石を通過。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 鷹打場に到着。山々が見渡せる景色の中、ここも大勢が休憩中です。
鷹打場に到着。山々が見渡せる景色の中、ここも大勢が休憩中です。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 東照宮方面に進み、東照宮手前の小尾根のところに鬼の酒蔵・味噌蔵への分岐があります。写真は振り返ってみたところ。木の上に鳥の巣箱が掛かっています。わずかな踏み跡をたどります。
東照宮方面に進み、東照宮手前の小尾根のところに鬼の酒蔵・味噌蔵への分岐があります。写真は振り返ってみたところ。木の上に鳥の巣箱が掛かっています。わずかな踏み跡をたどります。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 5分ほどで鬼の酒蔵・味噌蔵に着きました。洞窟が上下に2か所あります。上の洞窟は幅20m奥行き10m程です。写真は上の洞窟。
5分ほどで鬼の酒蔵・味噌蔵に着きました。洞窟が上下に2か所あります。上の洞窟は幅20m奥行き10m程です。写真は上の洞窟。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 上の洞窟の中から外を見たところ。中の地面には動物の足跡がいっぱい付いています。
上の洞窟の中から外を見たところ。中の地面には動物の足跡がいっぱい付いています。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 下の洞窟です。
下の洞窟です。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 登山道に戻り、鳳来山東照宮(鳳来寺山ではない)に出ました。東照大権現さまにご挨拶しました。この後は鳳来寺本堂にもお参りして、石段を下りました。
登山道に戻り、鳳来山東照宮(鳳来寺山ではない)に出ました。東照大権現さまにご挨拶しました。この後は鳳来寺本堂にもお参りして、石段を下りました。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 石段の途中にある芭蕉の句碑
「木枯らしに岩吹きとがる杉間かな」
石段の途中にある芭蕉の句碑 「木枯らしに岩吹きとがる杉間かな」
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 石段の下までおりてきました。
石段の下までおりてきました。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 入口にある「殺生禁断」の石碑です。
入口にある「殺生禁断」の石碑です。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 表参道沿いにある松尾芭蕉のモニュメントです。自然をめで、流れる雲のように旅した芭蕉のイメージぴったりな私の好きな銅像です。表参道にはこの他にも牧水や家康のモニュメントがあります。

つい説明が長くなってしまいました。最後まで見ていただきありがとうございました。
表参道沿いにある松尾芭蕉のモニュメントです。自然をめで、流れる雲のように旅した芭蕉のイメージぴったりな私の好きな銅像です。表参道にはこの他にも牧水や家康のモニュメントがあります。 つい説明が長くなってしまいました。最後まで見ていただきありがとうございました。

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