活動データ
タイム
08:09
距離
9.2km
のぼり
1327m
くだり
1333m
活動詳細
すべて見る岐阜側の平瀬道から白山を目指す時に、尾根を登りながら 右後方に見える 赤く崩落した山。それが三方崩山です。 文字通り “三方が崩れてる山” で、赤茶けた山肌が露出しており 見てカッコイイ山とも言えない… 何年も前から 残雪期の山行として先輩から御誘い頂きながら なかなか実現しなかった山です。(先輩は敗退続きのようです) 私には冬山で なかなか厳しいところ というイメージ。 調べると、無雪期でも登れるらしい。 雪山の下見としての意味もあり 今回お初で行って来ました。 金沢を出てから五箇山~白川郷の道中 R156 は小雨。 テンション⤵️⤵️ 「朝のうちは曇り 昼頃に晴れる」予報でもあるし… とにかくナゼか異常に眠い! 途中の道の駅で仮眠(爆睡)をとって、再出発。 “道の駅 平瀬 ”すぐ向かいからの林道(道幅狭く急な悪路、普通車では難しいかも。道の駅から歩きでもいいと思います)を上がって登山口に着いた時は7時を過ぎてました💧 他には車無し。 出遅れ感がありますが…とりあえず出発です。 落ち葉の積もる道は 分かりづらいので 注意しながら辿ります。 立派な幹の大樹と、落葉の量だけでも ここがブナやトチノキの緑豊かな樹林であると想像できます。 新緑も紅葉もいいのでしょうね。 九折で高度を上げて、谷を抜け、角度を変えて 日の当たる 明るい林の尾根道に出る。 この辺りから しっかり雪を踏むようになります。 なかなかの急坂は ずっと脇にロープが張られていて、帰りにその存在に感謝することに! やがて 視界が広がり細い尾根やガレ場に出ます。 山頂部はガスで見えませんが 白くお化粧した木々の枝が美しい。 ガスで ぼんやり霞むのも幻想的でいい感じです。 谷の向こうに平瀬道の尾根。 雪が付いた様子は穂高の岩か?と思うほど荒々しくカッコイイ! 足元は 雪に覆われた笹や岩で滑るのでアイゼンを装着します。 斜めに落ちているトラバースや岩をアイゼンで乗り越えて。 小ピークを越えても また先に次の小ピークが現れるが… ガスでその先が見えないもどかしさ。 核心部は確かに残雪期にはブロックの付き方で 敗退もあるだろうという細尾根です。 緩く南に折れた尾根の先に トン!とピーク到着。 あらかじめ情報はあったのだけれど、なるほどここからは低木が繁っていて 白山は見えません。 藪こぎでないと奥三方には行けないので 諦めてお昼にします。 食事を始めて数分で、あれよあれよとガスが引いて青空に❕ 御岳、乗鞍岳が大きく。その奥に槍や北アルプスの峰々。 後からトレースを追ってきた女性がひとり。 (今日の入山者は3人だったようです。) 帰りは 行きにはなかった展望を楽しみながらですが、足元は雪が溶けだしてズルズルですよ💦 下の笹や岩にアイゼンが引っ掛かって転けたっ! 危ないわ~ なんともないところでよかった… 細尾根は慎重に慎重に! 滑る滑る。粘土質の急坂に落ち葉は 滑り台状態で、ロープを頼りに勢いのまま走り降ります。 雪の消えた落ち葉の樹林を抜けて登山口へ戻ります。 雪の細尾根歩きもスリルありましたし、歩行距離 わずか片道4.5キロの行程に、標高差1400mが ぎゅっと詰まった なかなか歩き応えのある山でした❗ 青空とフワ雪と霧氷と合わせて、とても満足の山行になりました。
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