二口山寺道-古街道をゆく 〜千年の歴史・二口街道山寺道編〜

今日もまた古街道を歩く日！ 前回は高野道（清水峠）を歩きましたが、今回は荒れていると聞く山寺道を歩きます。 二口街道は、高野道と山寺道の二つで一つです。 前日の雨で増水が心配でしたが、水量を見てみると心配なさそうなので 行ってみることにします。 街道は渓谷の中を通ります。 自然に溶け込みたくて、持ってきたうるさい熊よけ鈴を止めます。 聞こえてくるのはすべてが無駄のない音です。 勝手にですが、山に受け入れてもらったような気がします😅 道は誰かすでに歩いているような感じがしました。 真新しいピンク色のテープがわかりやすいように表示してありました。 が！ このテープを信じて行くと、突然消えて迷ってしまう可能性があります。 私も迷ってしまって、何度かコンパスで方向を確認しながら進みました。 はじめての方は この山寺道を歩いた経験のあるガイドが必要だと思います。 帰りはちょっと失礼して二口林道を帰ってきました。 歩いてみると、荒れている＝自然に戻る 役目を終えた街道は元の姿に戻りつつありました。 そのままの自然の中を歩くのは本当に楽しいです。 沢登りや専売特許の藪漕ぎもたくさんでした（笑） 整備すればいいコースになりそうだが 封鎖してしまい、もう整備までしたくないのが本音なのだろうか このままなくなってしまうのは残念である。 今回も道中誰とも会うことはありませんでした。 次の山行に期待です。 次の山行は、山形市の高瀬地区周辺の予定です。 -- 二口街道の山寺道は、沢道で日が差しにくいことから 鮮魚などの生物を運搬するのに適していたといいます。 また、出羽三山を目指す道者は、二口峠から見る月山を目指して 真っ直ぐにこの山寺へ進んできたといいます。 秋保側の二口番所を通ると、 「山寺道（山伏峠）」と高瀬の高沢に通じる 「高野道（清水峠）」の二つに別れることから由来し 二口街道とも称される。 この二口街道は、宮城山形の最短ルートであるため 関山街道が開通するまでの1000年もの間 交易の要路として栄えた道である。 ペースは、写真撮ったり記録とったりで スローです スタート（7:31）→湯殿山碑（7:44）→千本桂（8:46）→ 千畳敷（9:24）→県道終点（10:27）→二口峠（10:52）→ 二口林道県道ゲート（11:21）→七瀧ゲート（12:28）→ 馬形ゲート（13:05）→ゴール（13:41）