活動データ
タイム
07:49
距離
7.2km
のぼり
863m
くだり
844m
活動詳細
すべて見る栃木と福島の県境にそびえる荒海山は分水嶺、日本海に注ぐ阿賀野川、太平洋に向かう利根川の「大河の一滴ここより生る」の碑があり、栃木百名山、三百名山にもなってます でも、奥深く登山者も少なく(山開きもありません)従来のルートは土砂崩れで閉鎖され、新しいルートも未整備とか、果たして行けるのか、悩ましかったです、、 そんなある日、何気なく地図で沢や支流をなぞってみたことがあります。戸坪沢始め沢山の小さな沢が、番屋川、舘岩川、伊予戸川、、などと伊南川に注ぎ、只見川となり、会津坂下で阿賀川(あががわ)と合流するや一気に水量を増し、ついに阿賀野川(あがのがわ)と名を変え日本海に注ぐ 文字にすると当たり前、なんだけど、ちょっと感動しちゃいましたヽ(;▽;)、山歩き10年、小さなせせらぎの音や湿った落ち葉のニオイ、地図見てると感じます。冬、凍み雪渡りで山を越え、眼下の阿賀川沿いに走るSLに手を振った思い出とか☺️、、以来この山への思い入れが深まりました。 絶対行く、其れも最高の天気の日に、、そのチャンスがやって来ました。 国道352号線の戸坪沢。駐車場の反対側の工事現場を奥に進み、沢の渡渉からスタート。ピンクリボンあります。すぐに急登です。こちらの登山道はまだ未整備で、木の根が張り枝が邪魔。我慢して1時間弱登ると、本来の登山道と合流です。でも、倒木、木の根、薄く積もった雪と凍った岩で滑り、山頂手前のロープ場などかなり苦労しました。師匠が先頭で注意深く見守ってくれるし、しっかりしたペースで安心して登れました。 山頂は真っ青な青空と360度の眺め。思わず快哉!!「大河の一滴ここより生る」の碑にハグ。写真撮りまくっていたら師匠が「三角点はあっちだよ、行く?」と藪の向こうを指します。となりの小山まで容赦ない藪漕ぎ10分以上でした(≧∇≦) 戻って煮込みうどん作り、また景色に見とれ、1時間半も山頂にいて下山しました。 下山時にはヤマップの「キムタク」さんが見つけた「怪獣の木」発見。そのほかにも「カニの木」も。「お化けのテント」「タコの木」などなど新たな名所?も見つけて来ました(^∇^) あすなろの巨木やユズリハの森なども物珍しいし、春はイワウチワロードになりそうです。 『福島県の山』(64座)踏破という私の小さなミッション、この山で終わりました。意識してから3年くらいかかりましたが、沢山の山仲間たち、ガイドさん、教室の先生、夫、そして師匠、、中には心細いソロも何度かありましたが、新しい出会いも沢山ありました。美しい故郷の自然、山の仲間にあらためて感謝です。
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