幻の西浦砲台 挫折編

2017.11.12(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 45
休憩時間
0
距離
6.5 km
のぼり / くだり
299 / 282 m
1 14
1 28

活動詳細

すべて見る

今年の2月に西浦砲台左翼観測所を探索しましたが、今回はその本体にあたる西浦砲台の探索に行ってみました。 タイトルに「幻の」とあるのは、陸軍によって完成したものの、地盤が悪く砲を据えることなく廃止されたためです。 計画では三十センチ長榴弾砲4門と、かなりの規模の要塞になるはずでした。その後は防空砲台用地として海軍に移管されましたが、結局砲台として使用されたことは無かったようです。 いくつかの戦争遺構系のサイトでは、到達した方々の記録をみることが出来ますが、正確な位置は伏せられています。 ならば自分がログを残してやろうと、勇んで出撃しましたが、見当違いの場所を探していたようで発見できす挫折しました。 しかしこのままでは終われません。捜索エリアの絞込みから再調査したところ・・・ キター。それらしい場所を発見しました。探索の記録は次回「幻の西浦砲台 到達編」をご覧ください。 ※尚、ログのかなりの部分が藪漕と地図に無い道なので、そういうのに慣れてない方にはあまりお薦めできません。

三浦アルプス・二子山・仙元山 スタートはこちら、長者ヶ崎です。遠くに見える山は丹沢山系です。その手前に江ノ島が見えます。子供の頃何度か海水浴に来て、画面中央の小島まで泳いだことがあります。昔に比べると砂浜が狭くなっているような気がします。
スタートはこちら、長者ヶ崎です。遠くに見える山は丹沢山系です。その手前に江ノ島が見えます。子供の頃何度か海水浴に来て、画面中央の小島まで泳いだことがあります。昔に比べると砂浜が狭くなっているような気がします。
三浦アルプス・二子山・仙元山 ボロイですがトイレもあります。結構大きな県営駐車場もあります。
ボロイですがトイレもあります。結構大きな県営駐車場もあります。
三浦アルプス・二子山・仙元山 ホテル音羽ノ森。昔付き合っていた彼女と来たな(お食事だけでしたが)。当時はあこがれのリゾートでした。
ホテル音羽ノ森。昔付き合っていた彼女と来たな(お食事だけでしたが)。当時はあこがれのリゾートでした。
三浦アルプス・二子山・仙元山 音羽ノ森の脇の道を登ります。細い道ですが、画面の家には車がありました。
音羽ノ森の脇の道を登ります。細い道ですが、画面の家には車がありました。
三浦アルプス・二子山・仙元山 振り返ると、長者ヶ崎と音羽ノ森が見えます。
振り返ると、長者ヶ崎と音羽ノ森が見えます。
三浦アルプス・二子山・仙元山 鋭角に右上の道を登ります。
鋭角に右上の道を登ります。
三浦アルプス・二子山・仙元山 なにやら遺構的なものがありました。ただの肥溜めの跡かもしれません。この先は、最近できた崩落地を通過します。少々足場は悪いですが、それほど危険ではありません。
なにやら遺構的なものがありました。ただの肥溜めの跡かもしれません。この先は、最近できた崩落地を通過します。少々足場は悪いですが、それほど危険ではありません。
三浦アルプス・二子山・仙元山 眺めは結構よいです。三浦半島の先端方向です。
眺めは結構よいです。三浦半島の先端方向です。
三浦アルプス・二子山・仙元山 直進すると下ってしまうようです。右の斜面の踏み跡を登ってみます。写真は少し画質を調整して見やすくしていますが、現地ではこんなにはっきりとはわかりません。道標も目印も一切ありません。目標にたどり着けるかはカンです。
直進すると下ってしまうようです。右の斜面の踏み跡を登ってみます。写真は少し画質を調整して見やすくしていますが、現地ではこんなにはっきりとはわかりません。道標も目印も一切ありません。目標にたどり着けるかはカンです。
三浦アルプス・二子山・仙元山 ケモノ道をしばらく登ると、出ました。対空機関砲の銃座の跡と言われている遺構です。四角錐台が4つ正方形に並んでいます。一つは崩壊していました。
ケモノ道をしばらく登ると、出ました。対空機関砲の銃座の跡と言われている遺構です。四角錐台が4つ正方形に並んでいます。一つは崩壊していました。
三浦アルプス・二子山・仙元山 大きさはこんな感じ。自分の身長は178cmです。
大きさはこんな感じ。自分の身長は178cmです。
三浦アルプス・二子山・仙元山 付近にあった踏み跡を辿ると、また遺構がありました。兵舎の跡と言われています。
付近にあった踏み跡を辿ると、また遺構がありました。兵舎の跡と言われています。
三浦アルプス・二子山・仙元山 やたらと細かい部屋割りになっています。トイレでしょうかね。登ってくる途中にあったのと似ています。更に上に登りたいのですが道が見つけられません。
やたらと細かい部屋割りになっています。トイレでしょうかね。登ってくる途中にあったのと似ています。更に上に登りたいのですが道が見つけられません。
三浦アルプス・二子山・仙元山 見上げると斜面の上に有刺鉄線が。地図によると中には航空標識があるようです。中を通れば楽そうですが、不法侵入になるとヤバそうです。
見上げると斜面の上に有刺鉄線が。地図によると中には航空標識があるようです。中を通れば楽そうですが、不法侵入になるとヤバそうです。
三浦アルプス・二子山・仙元山 航空標識の敷地に沿って藪漕です。
航空標識の敷地に沿って藪漕です。
三浦アルプス・二子山・仙元山 有刺鉄線の中には更にフェンスがあり厳重です。VOR-DEMとい施設らしいです。
有刺鉄線の中には更にフェンスがあり厳重です。VOR-DEMとい施設らしいです。
三浦アルプス・二子山・仙元山 どうにかグラウンドらしき場所に出られました。
どうにかグラウンドらしき場所に出られました。
三浦アルプス・二子山・仙元山 航空標識に到る道にはパトカーが。テロ対策で警戒しているようです。進入してたらタイホされていたかもしれません。この先は林道?を歩きます。
航空標識に到る道にはパトカーが。テロ対策で警戒しているようです。進入してたらタイホされていたかもしれません。この先は林道?を歩きます。
三浦アルプス・二子山・仙元山 このへんも眺めがよいです。遠くに大島も見えます。
このへんも眺めがよいです。遠くに大島も見えます。
三浦アルプス・二子山・仙元山 建物がありました。乗馬クラブのようです。
建物がありました。乗馬クラブのようです。
三浦アルプス・二子山・仙元山 秋谷配水池の前を通過。
秋谷配水池の前を通過。
三浦アルプス・二子山・仙元山 車が通れる道はここまで。鉄パイプの先は、先ほどの乗馬クラブの馬場のようです。右手の小道を進みます。
車が通れる道はここまで。鉄パイプの先は、先ほどの乗馬クラブの馬場のようです。右手の小道を進みます。
三浦アルプス・二子山・仙元山 このあたりが山頂付近です。砲台があるならこのへんだと思うのですが、脇道がないか探します。この後は藪の中を彷徨い、何だかわからない写真ばかりなので割愛します。
このあたりが山頂付近です。砲台があるならこのへんだと思うのですが、脇道がないか探します。この後は藪の中を彷徨い、何だかわからない写真ばかりなので割愛します。
三浦アルプス・二子山・仙元山 裂けた大木がありました。地理院の地図には道の記載があり、軍道の跡と予想していたのですが、それらしき物は発見できませんでした。西浦砲台はここではなかったようです。日が傾いてきたので捜索を断念して下山します。
裂けた大木がありました。地理院の地図には道の記載があり、軍道の跡と予想していたのですが、それらしき物は発見できませんでした。西浦砲台はここではなかったようです。日が傾いてきたので捜索を断念して下山します。
三浦アルプス・二子山・仙元山 湘南国際村付近の分岐まで下ってきましたが、通行止めです。
湘南国際村付近の分岐まで下ってきましたが、通行止めです。
三浦アルプス・二子山・仙元山 もう一方の道には石碑が建っていました。「寶剣阪・陸軍中将松井庫之助」とありました。調べてみると明治から大正期の軍人で、築城本部長なる肩書きがあったようです。ググると軍事関係の著書も出てきます。とりあえずこっちへ行ってみます。
もう一方の道には石碑が建っていました。「寶剣阪・陸軍中将松井庫之助」とありました。調べてみると明治から大正期の軍人で、築城本部長なる肩書きがあったようです。ググると軍事関係の著書も出てきます。とりあえずこっちへ行ってみます。
三浦アルプス・二子山・仙元山 あれ、畑に出ました。しかも立入禁止。畑の向こうの建物はファンケルの研修所。その向こうにあるバス通りに出たかったのですが、畑に沿った道は見当たりません。仕方ないので先程の通行止めを星山方面へ下ります。
あれ、畑に出ました。しかも立入禁止。畑の向こうの建物はファンケルの研修所。その向こうにあるバス通りに出たかったのですが、畑に沿った道は見当たりません。仕方ないので先程の通行止めを星山方面へ下ります。
三浦アルプス・二子山・仙元山 出た。陸軍標柱。接近しすぎて前ピンですみません。西浦砲台は陸軍の砲台だったのでこの道は軍道だったのでしょう。
出た。陸軍標柱。接近しすぎて前ピンですみません。西浦砲台は陸軍の砲台だったのでこの道は軍道だったのでしょう。
三浦アルプス・二子山・仙元山 また通行止めです。崩落しているので通行止めにしていたようです。気にしてると帰れないのでそのまま進みます。
また通行止めです。崩落しているので通行止めにしていたようです。気にしてると帰れないのでそのまま進みます。
三浦アルプス・二子山・仙元山 道路に出ました。下山口方面に向かいます。
道路に出ました。下山口方面に向かいます。
三浦アルプス・二子山・仙元山 古道らしく道沿いには庚申塔や権現様が点々とありました。
古道らしく道沿いには庚申塔や権現様が点々とありました。
三浦アルプス・二子山・仙元山 民家の脇の道?を行ってみます。
民家の脇の道?を行ってみます。
三浦アルプス・二子山・仙元山 落ち葉の下には一応舗装があるのですが、ほぼ廃道です。途中で落ち葉に隠れた側溝にはまり痛い思いをしました。
落ち葉の下には一応舗装があるのですが、ほぼ廃道です。途中で落ち葉に隠れた側溝にはまり痛い思いをしました。
三浦アルプス・二子山・仙元山 道路に出ました。ローカルな神社によくある塩ビ管の鳥居です。右手の岩には「石観音」とペンキ書されています。ありがたいものなのでしょうが、書かれていないと何だかわかりません。
道路に出ました。ローカルな神社によくある塩ビ管の鳥居です。右手の岩には「石観音」とペンキ書されています。ありがたいものなのでしょうが、書かれていないと何だかわかりません。
三浦アルプス・二子山・仙元山 御用水源地に着きました。昔は葉山御用邸の水道施設でしたが、現在は役目を終えています。
御用水源地に着きました。昔は葉山御用邸の水道施設でしたが、現在は役目を終えています。
三浦アルプス・二子山・仙元山 一応、皇室関係の施設だと思うのですが、ほったらかし感が・・・
一応、皇室関係の施設だと思うのですが、ほったらかし感が・・・
三浦アルプス・二子山・仙元山 ゴールは水源地入口。ここからバスで帰ります。思い返せば、三十センチ長榴弾砲は100t近い重さがあったそうなので、山頂まで運び上げるのは困難です。意外と人家に近い場所に埋もれているのかもしれません。次回「到達編」に続く
ゴールは水源地入口。ここからバスで帰ります。思い返せば、三十センチ長榴弾砲は100t近い重さがあったそうなので、山頂まで運び上げるのは困難です。意外と人家に近い場所に埋もれているのかもしれません。次回「到達編」に続く

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。