養老山地全縦走 2日目二ノ瀬庭田山頂公園～石津へ下山

1日目の夜からの話になります… 疲労を感じながらゴールの庭田山頂公園に到着しました。ここは山地で唯一、一般車で峠を越すことが出来ます。公園は水、トイレが完備されてるので適地と思いました。でもキャンプ地ではないので間借りで野宿みたいな感じです。 今回は行程が長いので親戚に協力して貰いテントなどの装備をデポして貰ってました。少し休憩してテン泊の準備に掛かろうとすると辺りは真っ暗、仕方なく駐車場脇に幕営します。 食事を済ませ寝てると、22時頃、何台か車がやってきて目が覚めました。 「おい、テントあるぞ」 「こんなとこでマジかよ」 など聞こえてきます。何度かライトで照らされたりして、ちょっかい出されたらやだなと思ってましたが30分位で居なくなりました。 しかし、その後も肝試し、走り屋、ただ騒ぐ若者等、午前3時迄、入れ替わり色々来て、毎回ライトで照らされますし、まともに寝かせて貰えません(>_<) 場所選びが完全に失敗でした。 翌朝は雨音で目覚めました。 天気は午後から回復傾向、それと寝不足から遅いスタートに。 この日前半は林道歩き、やはり疲れが残ってる感じです。 少しして左足に痛みが。騙し騙し歩いてると桜番所過ぎから、まともに足が着けない程になってきました。石津御嶽奥社まで何とか来ましたが足が痛くてちょこちょこしか歩けない。「ここまで来てか…」悔しさが込み上げてきました。 這ってでも行きたい気持ちもありましたが、これ以上悪化したら自力で降りるのも困難ですし、途方に暮れてました。 調度エスケープできる地点でしたので決断します「降りよう…」 時同じく山仲間のkさんから行程はどうです？と連絡を貰い現状を伝えると夜勤前なのに直ぐ駆け付けてくれました。足を引きずる様に石津御嶽登山口まで降りてきて山行は終わりました。迎えの車の中で職場に遅れること伝えてるkさん。暖かいコーヒーとタオルを渡してくれました。ただただ感謝しかなかったです。 今回、全縦走のゴールに設定した南端、多度大社まで到達出来ず終了となりました。 後日、病院で全治1ヶ月の肉離れとの診断でした。1日目の行程がタイト過ぎたのもあります。反省点です。しかし、後からは悔しさはありませんでした。自分の思いをみんなに尊重して貰って山行出来てるんだと改めて知れて。 多度でお店やってる方が次回のゴールは多度大社と当店でと言ってくれたり、デポする荷物を上げ下げしてくれた親戚、登山口まで送ってくれた母親そして山仲間のkさん多くの人に支えられ登山をしている自分がいました。