鞍岳

　明日からの雨予報を受けて鞍岳を目指す。 　森林コースから、らくらくコースで頂上を目指す。杉木立のなかでは吐く息が白く見え冷えを感じる。 　登山道が洗い流された場所では、石を集めて並べ雨水の減速を期待。また、倒木も並べながら進む。 　雨の時、雨水が脇に流れ、洗屈が進まないことを祈る。 　登山道の落ち葉は彩りがなく、木々も落葉してしまっている。カサカサと踏み締める音が気持ちよい。 　木々の中には、赤や黄色に色づいたカエデがまだ残っていて、シャッターを押す。 　鞍岳山頂に着くと、習志野ナンバーの人だろうか、二人が先着していて、暫くすると下って行った。 　九重連山、阿蘇山は、ぼんやりとした感じだった。眼下の草原は、冬の牛の餌のため刈り取られ、杉林とのコントラストがクッキリと見て取れ、冬の準備が行われている。 　誰も居ない山頂を少し下った場所で景色を眺めながら早い昼飯を食べる。 　食事中、登ってくる登山者は少なかった。 　下山は、森林コースでくだる。明日からの雨予報で登山者が多いかな？と思ったが、下りでは誰とも会わなかった。 　汗もかかなかったが、蘇伝寺温泉に浸かって帰る。