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お盆の薬師岳 出迎えられ見送られて

ソラリスさん YAMAP Meister Master

  • YAMAPマイスター:マスター
  • 自己紹介:気が付けば29年間、会社に勤めた事になります。出身は富山なのですが、首都圏勤務が長く、元々、車やバイクで全国を巡るのが好きで、何時の間にか山を訪れて旅行を兼ねて愉しむ山旅スタイルになっていました。何となく各位の山行日記の投稿が高山植物に似ているのかなと感じてます。メンバーさん一人一人の投稿が花です。花の愉しみ方は人其々で、自分はひっそり咲いている花を探すのが好きなようですが、百名山登山に憧れ、残りは8ですので華やかな花にも強い憧れが在りそうです。投稿は減りそうですが時々、花を探しにYAMAPを訪れたいと思っています。
  • 活動エリア:富山
  • 性別:男性
  • 生まれ年:1964
  • 出身地:富山
  • 経験年数:10年以上
  • レベル:初心者
  • その他 その他

水晶岳・薬師岳・黒部五郎岳

2015/08/21(金) 12:41

 更新

お盆の薬師岳 出迎えられ見送られて

公開

活動情報

活動時期

2015/08/15(土) 07:02

2015/08/15(土) 18:43

アクセス:927人

軌跡・時間・距離

軌跡データをダウンロード
累積標高上り 4,308m / 累積標高下り 4,336m
活動時間11:41
活動距離22.86km
高低差1,652m
カロリー895kcal

写真

動画

道具リスト

文章

気が付くと今年も、いつの間にかお盆の時期で、僅か三日間の夏季休暇に有休を加えてみたものの、お墓参りや京都への納骨で無いに等しいお盆休みですが、1日だけ自由な日を貰って北アの薬師岳に日帰りで登って来ました。

お休みになると角を突き合わせる私と父ですが典型的な昭和の父で、山に行ってる暇が在ったら、自宅の庭の草刈りでもしろと叩かれましたが、父も大学生だった頃は自宅の新湊から、歩いて立山雄山に登山したり、金沢の弥生町に昔在った大学の寮から歩いて医王山に登って、実家の新湊方面を隠れて見に行っていたそうなので、自分と同じくかなりの変わり者なのだと思います。(笑) 元々、薬師岳は富山県西部から見えやすい山で、父も幼少の頃は立山より薬師岳をよく眺めていたそうです。

今回、父には父の病気平癒を願って山頂で薬師如来に会ってくると言う名目で薬師岳登山をしてきました。本当は自由になりたかったからという思いも在ったのですが、(笑)薬師岳に久々に登ってみたいと思った事も本当です。

薬師岳は男性的な劔岳と対象的で、丸みを帯びた女性的な優しい山容が特徴なのですが、実際、登山道前半は女性的な高原の中をひたすら、時間をかけて、太郎平の高原地帯の中を登って行く登山道になっています。夏の残暑の厳しいお盆の時期に、この明るい高原の中を歩くのが自分は好きで、過去2度、薬師岳に登っています。登山道に急坂が少なく家族連れも多い山だと思います。登り終わると、そこは黒部源流の黒部五郎や水晶岳、鷲羽岳が眺められる世界です。

登山道後半は沢登りが少し在って、キツいゴーロの道を登りますが 、薬師平からは美しい稜線を眺めながらの登りになり、薬師岳の圏谷(カール)と黒部源流の山々や槍ヶ岳が眺められます。登山道が、このように二部構成になっている山で変化に富んで愉しい山です。

父が幼少だった頃、気にかけていた山は、結局、私にとっても大事な山です。この山の登山口には富山県警の山岳警備隊が誕生したきっかけになった愛知大学山岳部13名の冬山遭難事件の慰霊碑が在りますが、この慰霊碑の存在も在って、自分は本格的な冬山をしていません。(実は、この愛知大学山岳部遭難を現地で確認し第一報を出したのが「山を考える」の著者の本多勝一さんです。)

踏み出す勇気も無いのは事実ですが、やはり、家族に迷惑をかけられないという思いが残ります。冬山は十分な訓練と経験を重ねた一部の人達の物だと思います。

今回、薬師岳頂上で会ってきた薬師如来様ですが手には薬壺らしきものが在ります。如来様のまなざしが気にいっています。会いに行ってきた御利益が在ったかどうか、先々の事は分かりません。自分は今回の登山で、薬師岳の良さを自分の言葉で語ってみたいと思いましたが、登山では何か、新しい発見が出来て、登山が自分の人生を豊かにしてくれるのではないかと思っています。その事が何時も自分の事を気にしてくれる父への詫び状です。

昔からお盆には、亡くなった先祖や家族に再開できると云います。迎え火をして、故人をお迎えし、送り火で、故人を見送ります。太郎平で見た薬師岳と花は、何時もと変わらず自分を迎えてくれました。下山時に振り返って、薬師岳を見上げると何時もと変わらない姿で薬師岳が見送ってくれている気持ちになりました。以前、太郎平小屋で泊まった事が在るのですが、売店では、小学生になる跡取り息子さんが大活躍でした。山小屋では登山者を何時もと変わらず出迎えて、下山者を何時も変わらない笑顔で送り出してました。心を込めて迎えて、心を込めて見送る事が、今更ながら、とても大事に感じた山旅でした。

薬師岳を日帰りする場合ですが、有峰林道の亀谷ゲートが朝6時から夜20時までしか空いてません。日帰りに失敗すると車中泊になりますが折立は快適な場所だと思います。昔の有峰林道は未舗装で目もくらむ和田川沿いの峡谷の道を車で走りましたが、今はトンネルと二車線の道で安全に走れるようになりました。駐車場も臨時駐車場が出来てましたので、車はかなり置ける筈です。

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