トレイルランニング・FunTrails50K(FT50)参戦

2017.11.18(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 52
休憩時間
9
距離
42.8 km
のぼり / くだり
3093 / 2333 m
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活動詳細

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この11/18(土)埼玉の秩父・飯能で行われたファントレイル50K(FT50)に参戦してきました。既に報道でご存じだと思いますが、100Kの部の参加者が滑落して亡くなられ、レース全体が中止となりました。詳細については別途報道の方を確認していただきたいですが、あってはならない事故が起き、最悪の結果になってしまいました。亡くなられた方はまさかという気持ち、無念だと思います。ご冥福をお祈りしたいと思います。 運営の方々には困難な道のりかもしれませんが、是非事故の検証・改善を行っていただき、来年以降も開催していただきたいとお願いしたいところです。 以下、今後開催されることを祈り、いくつか個人的備忘込みで書いておきます。乱文なので興味ある方だけお読みください。 【前日受付などアクセス】 受付ゴール会場(秩父)、50Kスタート場所(飯能)とも西武線の駅から歩いて行ける距離にあり、初めて行きましたが迷うことなく行けました。トレイルレースって案外アクセス悪いところが多いんだけど、ここに関しては非常に便利でした。(中止後の選手移動に関してもトレイルが西武線沿いというのが幸いした) 【スタート前】 50K、スタートが7時から7時半へ30分遅れる。 これは当日受付の人の装備チェックのため。自分が会場についた時、けっこう長い列ができてて、こりゃあ間に合うんかいのぉと思っていたんだけど、やっぱり間に合いそうにないということで急きょ変更になったようです。最初、その変更に気が付かず、7時スタートだと思ってたので、「え?」って感じに。だって寒いし、アップも7時だと思って早めにやっちゃったからねえ。 ただ、そのあと奥宮さん(大会プロデューサー)の体操でなんか盛り上がったし、選手たちも「ま、仕方ないわ」という感じでなんやかんやのスタートになりました(^-^) 【レース・タイム想定】 自分は今回、このレースを今年後半の勝負レースに位置付けていたので、過去のレースも参考にじっくり検討して挑みました。いまでこそ書きますが目標は10位以内の表彰台。最低でも年代別3位以内。ということで13位以内に入るように考えてみました。 去年のレースを見ると7時間くらいで走れば年代別が狙えそうなので、 去年のラップを参考にして概ね以下の感じに想定) スタート→顔振峠(去年のA8)3時間  顔振峠→県民の森(A9)2時間半 県民の森→ゴール   1時間半 の計、7時間。うまく行けばもう少し短縮できるかなという感じです。 最初の顔振峠までは大きな登りもないしロードも多いので高速コース。 顔振峠から県民の森は、大きな登りと細かいアップダウンで削られるコース 最後のゴールまでは下り勝負 と考えていました。 【レース(実際)】 〇スタート できるだけ前にいないとということで2列目くらいに陣取る。スタート直後、やっぱり周り速い。無理せず様子見ながら20番手くらいで最初の4km進む。 で、ここで痛恨のロスト。3人くらいのパックになっていたけど、左に曲がるところを見落とし直進。往復約2.5km、12,13分のロスト。あちゃーです。日ごろからみんなに「ロストすんなよー、もったいないぞー」と言っておいてなんたる失態。穴があったら入りたい(汗) で、けっこう慌てましたが、ここであきらめたら終わりなんで、冷静になるしかありません。仕方ないので来た道を逆走です。 コースに戻ると前にたくさんのランナー。もうここは一人一人、言い方悪いけど「潰していく」感覚で進むしかありません。無理のない範囲でパスさせてもらいます。ただ、このロストを挽回しようと無理していったツケは後半にやってくるわけですが。。。ラップ見たらロード4分/キロ切るタイムで走ってるし。そりゃあ今のわしにはきつかった(汗) 最初のエイド(A7鎌北湖)までに相当抜いた。もうがむしゃらに。200人くらい抜いたんじゃあないかなあ。。。(数える余裕なかったのであくまでも感覚です) このエイドをささっと通過して、少し行くと、係の人?応援の人?が居たので「前に何人くらいいますか?」って聞くと「25人くらいかな」と。 「ロストしちゃったんで(汗)」と言うと「まだ行けますよ!ファイト!」と声を掛けていただきました。 すごいやる気でたし、行けるだけ行っちゃると奮起。ここから顔振峠・高山不動(A8)までびっくりするくらい体がよく動きました。下りもいいリズムでガンガン行けるしめちゃ楽しかった(^-^) 途中顔振峠でのタイムは3時間5分くらい。ロストを差し引いたらいい感じで進めてるので「とにかく焦らず辛抱」で進みます。 で、このFT50の本番ともいう山岳パートの始まり、高山不動への登り開始です。まあ傾斜もそこそこあるし、いままでの高速コース(及びロストの挽回)の疲労がのしかかってきて、きついきつい。レース前は走れるかなとか思ってましたが、ああ勘違い。一歩一歩進むしかない登りです(泣) そして高山不動手前の階段。あれはきついわあ。ショートカットできるのにコースわざわざあそこ通してるしw お尻もふくらはぎもパンパン。 ここでカチンと来ることが。階段の上にいるおっちゃんが応援でがんばれーとかでなく、「残り5,4,3・・・」とかカウントダウンしながら笑いながら茶化してくるし。 いやいや、友達なら「冗談やめてよー」って返して笑いにするけど、友達じゃないし。こっちはけっこう必死なんやからやめろーと思うけど、こんなところで言ってもしゃーないし、言う元気がもったいないのでスルーします。レースに集中集中。 そのあとのエイドではみなさんにやさしく対応いただき癒されました。たぶん自分の顔とかボロボロだったんでしょうね。ちょっとした会話するとなんでか元気になるんですよね。ありがたやありがたや。 高山不動を出て、また見晴らし台まで結構な登り。だいぶ削られた来た体には堪えます。 この後はアップダウンとロードが入り交ざり進みます。元気なときに走るととても気持ちのいいアップダウンでトレイルも楽しいんだけど、足も心肺も休む暇がないためきついです。 確かこのあたりだったかと思いますが、上空をヘリが飛んでいるのを見ました。よく考えると事故対応のヘリだったんだと思いますが、この後に中止になるとは思いもしませんでした。 ロード区間ですげえ元気な若い男子に抜かれ、「ああ、ここで抜かれるかあ」と少しメンタルもやられつつ丸山・県民の森が近づきます。 大野峠という最後の峠からのものすごい段差の木段と、その後の長い急坂には参りました。 特に長い急坂はまっすぐで見晴らしがいいので、「あんなところまで登り」というのがはっきり見えます。メンタルがポキポキいきかけてるのがわかりますが、時計を見るとスタートから5時間20分くらい。 想定通りじゃん、負けるなと鼓舞していくしかありません。 やっと登り切って丸山だと思った瞬間、なんでもない小枝に引っかかって転倒寸前。足がだいぶ売り切れてきたな。やべえなあ。残り最後10km下りだし、これはSTCのラストキロメーター飲んで頑張ろうと飲んでから、 最終A9エイドに入る寸前、前のランナーとすれ違います。 そして、入って補給して・・・と思ったら運営の方から唐突に 「大会中止です」と。 「??」です。 100の方で事故。なので中止、というニュアンス。 「あー、終わった」 正直すぐにそう思いました。運営がそう言ったら何を言っても覆るわけでもなく、 従うしかありません。 ぞくぞくとエイドに入ってくる後続選手。みんな「え?」です。まあ当たり前ですね。 でも事故の情報を聞くと、みんな「仕方ないね」で冷静です。寒くなったらいけないからみんな持ってる装備品を着よう着ようと。もう仕方ないわー、という雰囲気で誰も文句言わず、談笑しながら帰りの便を待ちます。 エイドの方たちもいろいろ気遣ってくれて、こっちが申し訳ないくらいで。そりゃあ、ここのエイドの人たちも気合入れて準備してくれてたんだなあと思うと切ないです。 少し休憩したら、最初の方に着いた方から車で秩父のゴールまで送りますということで長く待つこともなくドナドナされました。 【コース感想など雑感】 雨が降るって予報があったけど、結局降らず。雨男で有名な奥宮さんに勝る晴れ男、晴れ女の存在に感謝! 50Kコースですが、トレイル部分は普段使われているところが多いみたいで、よく踏まれているなという路面で堅めのところが多い印象です。 木の根っこが露出しているところ、岩がごつごつした激下り区間もあり、それなりにテクニックを要するところが多いので、トレイル経験を積んでる人でないと厳しいなと感じました。 自分はそういうのが大好きなんで楽しめましたね。足はボロボロになったけど(笑) 分岐は一瞬迷うところもありますが、印も案内矢印もしっかり付いました。マーキングを途中ぱぱっと確認しながら進むのもドキドキして楽しいです。それと自分がロストしたのは完全な見落としです。猛省しないといけません。 エイドについては、あまり長居するタイプではないのであっさり通過してますがおにぎり系が置いてあるのはやっぱりうれしいですね。温かいスープなどもありました。 自分は「飲んだらまったりし過ぎちゃうから~」と言って遠慮しました。 エイドの人、笑ってた(^-^)エイドのみなさんお世話になりました。 ザックの腰の部分のポケットに居れていたアスリチューンのジェルを3つ落としてしまいました。 補給したあと、チャックをしっかり閉めていなかったようです。誰か拾って使ってくれたかな(笑) 他の補給食やエイドの補給でなんとかなりましたが、焦りました。こういうところは次にしないようにしないといけません。チャックは焦らずしっかり閉める! 設定した想定にほぼ近いタイムで進めました。 が、最後のエイド以降、走ることが叶いませんでした。どんな下りだったんだろうと、2日経って思い始めてます。来年以降是非開催してもらって再挑戦するしかないんでしょうね。 ただ50の方だと「え?なんで50じゃないの?」って許してくれそうにない人が数人いるので 次は100かな(汗)それまでにしっかり鍛えておこうと思います。 (※今回はエントリー時に資格足りず)

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