立山三山縦走・ロッジ立山連邦泊

2015.08.09(日) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
1 時間 8
休憩時間
0
距離
1.7 km
のぼり / くだり
38 / 190 m
DAY 2
合計時間
9 時間 24
休憩時間
8
距離
10.2 km
のぼり / くだり
1084 / 952 m

活動詳細

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今回は日頃山登りを一緒にしている友達3人(女性)で立山三山縦走を試みた。初めての山小屋は「ロッジ立山連邦」というところで室堂平に位置する谷にある24H温泉が利用できる個室(10000円/1人)を予約。7:10の大阪発サンダーバードで金沢まで行き、金沢からできてから初めて乗車する北陸新幹線「つるぎ」に乗り換え、富山へ。今回は行きだけ立山から室堂までのパノラマバス(室堂までの乗車券+500円)を予約していたため、立山のケーブルの時間を予約する富山から室堂往復の切符は買えないと言われ、1200円の立山駅までの切符を購入。休憩室で電車を待ち、10:59発の電車に乗車、立山に12:02に到着。立山駅で室堂までの往復切符(4310円)を購入。13:00発のパノラマバスまで時間があるため、駅近くのお店でエビのかき揚げ蕎麦を注文。美味! その後、13:00のパノラマバスに乗り込み室堂へ。天気は少し雲があるが良好。山の景色は少しガスがかかり、すっきりきれいとはいかなかったが、通常のバスより窓が大きく天井にも窓があるので、景色は楽しめる。午前中のガスが上がってくる前に利用すればとてもきれいではないかと思う。室堂には、結構人が大勢いた。立山三山を見上げ壮大な景色に感動。綺麗な湧き水をいただき、この日は山小屋まで歩く。途中、みくりが池の透明感のある青を楽しみ、道の傾斜によっては、立山の山が眼前に迫るパノラマとなる道を歩く。黄色や白のかわいらしい花が咲いており、ところどころまだ雪渓が残っている。途中のテン場では色とりどりのテントが映えて、それもまた趣深いところ。雷鳥沢ヒュッテの山小屋前を通り過ぎ、少し谷を降りた場所にその日の宿泊施設であるロッジ立山連邦があった。初の山小屋というので覚悟をしていたが、個室は、清潔で布団も快適。窓から見る眺めがとてもよく(窓を開けると虫が入ってきてしまうが)、水が豊富であるため24H入れるお風呂はこじんまりした浴場とヒノキ風呂があり、外の素晴らしい景色を見ながら入ることができる。飲み水が水道から出る。持参した水よりはるかに美味しい。山小屋経験豊富な友人に聞くと、ここはあり得ないぐらい快適ということだった。夜、満天の星を期待して防寒着を着込んで外へ。星の知識は乏しいが、カシオペアだ、天の川だと、目が慣れる程広がる星空を楽しんだ。  翌朝、ご来光を見ようと4:50ごろから待機をするが、ダウンを着ても寒くなってきて、ラジオ体操やなんやかやをして凌ぐ。朝焼けが山にかかり、とてもきれいだが、結局谷でご来光は難しく、朝ごはんの6時が来てしまい慌てて食堂へ。朝食後、山小屋に別れを告げて、7時ごろにいよいよ立山三山にアタック!雷鳥沢のテント泊の棟の中を抜ける。大学生や高校生の部活動の集団を結構目にする。ちょっと不安定な木の橋がかかる浄土沢を渡り、雷鳥坂へ別山乗越までひたすら登る。とにかく日差しがきつく、日陰に入るとほっとする。これまでの登山よりもリュックが重いので、後ろに引っ張られないようにしっかり登る。休憩をこまめにとって、ゆっくりペースを保って一歩また一歩と歩くと室堂のバス停の標高を超える頃にはアルプスの山々が見える絶景が見えてくる。雄大な景色だ。やっとこさ別山乗越。剱岳が登って来た裏側に、ゴツゴツとした山肌を見せて聳える。いつか登ることがあるのだろうか。今の心境では、いやいや無理無理な感じ。そこから別山に登頂しその先端まで行くと剣岳が迫り圧巻の眺め。引き換えし、真砂岳のピークには行かず、巻いて内蔵助カール、氷河を横目に富士ノ折立の麓に。この時点で相当ばてており、ピークにはいかず大汝山へ。道はちょっと気を抜けば落ちそうな道や岩場の厳しいところもあり、ガスもこの頃にはあがってきていた。大汝山は、手前の小休止できる小屋の前で、少し休憩。重たいリュックを一旦おいて、ピークを目指した。とうとう初の3000m越え。3015mの頂上は岩と岩に挟まった感じであり、記念写真も狭い空間で順番に。その後、また小屋前に戻り、100円を払いエコトイレをお借りした。とても清潔なトイレでした。そこから、雄山へ。ガスが相当上がってきて、下が見えずらくなってきており、友達2人もこの高山プラス硫黄ガスで頭痛が出てきた。それでもなんとか頑張って雄山まで。頂上の雄山神社(料金500円)は、階段を昇って行った先にあり、多いときは50人ほどが窮屈に座るところで、15名ほどで祈祷を受ける。ここに頂上の(3003m)という石碑もある。最後にお神酒をいただいた。神社下には、お守りなどを売る売店があったが、時間的なものもあり、すぐに一の越を目指し下山。ここの岩場はとても怖かった。人があがってくるのを避けるにも力がいる。途中、老夫婦のおじいさんが孫と思われる子供を負ぶっていて、おばあさんがリュックを2つ持って降りていたり、小さな女の子が屈強なお父さんに連れられていたり、見ているだけで感心するような光景をみながら、しかし、一の越まではひとのことはかまっていられず、ほぼ降りるので精一杯という感じ。一の越まで降りてきたところで、友人が高山病かガスのせいか、気分が悪くなり、ここからは休み休みにゆっくり降りる。雪渓が途中5回出現したが、なんとか滑らずに行けた。あたりは相当硫黄の匂い、室堂近くでは雨が。それでも花畑はとてもきれいであったのが印象的だ。そうこうするうちになんとか室堂に帰還した。今回は、3000m級への初挑戦で、やはり立山は景色が良く、花の季節でもあったため素晴らしい光景を見せてくれた。ただ硫黄ガスにはやられた感あり。今度はもう少し早い出発にするまたはコースを臨機応変にとるなどの反省点もあり、勉強になった登山となった。

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