活動データ
タイム
12:23
距離
18.3km
のぼり
2399m
くだり
2406m
活動詳細
すべて見る目標の一つであった大無間山を制しました! 私が登山を始めた頃に参考にしていた「やまクエ」というサイトがあるのですが、そこで難易度順にソートすると一番上にくるのが大無間山でした。 名だたる名峰を抑えて全く聞いたことの無い山が最高難易度なんてどんな山なのかずっと気になっていました。 本当はもっと早くきたかったのですが、10月からの終末天候不順と都合が合わず延び延びになっていました。が、連休の谷間に有給を取りとうとうチャレンジです。 前日に一般道を6時間(´Д` )かけて、登山道近くの広い路肩に車を止めて車中泊。4:30スタート予定が起きたら5時過ぎといつも通りの滑り出し。 最初のCPである雷段までは普通の勾配。そこから小屋まではチョットキツイなーというレベルの勾配になります。 小屋付近で雪が残っていました。この時は久々の雪に心踊り、玉にして投げたり遊んでいました。後々嫌になる程味わうとも知らずに… 小屋を過ぎてから山がその牙を剥き始めます。崩壊地までまずは3つのピークを超えるのですが、全てが激登り下りです。帰りも同じことをするんか…と思いながらも意外に楽しくクリアです。前泊して体調万全で望んで正解でした。 そしてウワサの崩壊地に来ましたが、ここはそれ程難しくも無く、ロープをしっかり掴んでいけば問題ないと思います。崩壊地を超えて振り返ると富士山が綺麗に見えました。 そしてここからが最もキツイと言われる小無間山への急登です。距離と標高のグラフを見るとわかりますが、ありえない様な勾配?勾配とも呼べない様な激登りです。途中に雪がカチコチに固まってアイスバーンの箇所も有り、必要以上に難易度を上げてくれます(´Д` ) この激登りを超えると最後のピークである小無間山に到着です。わぁ、雪が積もってるなーと、雪だるまを作りかけましたが、かなり吹雪いて来て、遊んでいる余裕が無いことを思い出してリスタートです。 ここからは山頂までゆるーい勾配を進むはずであり、今日の勝利を確信していましたが、雪が笑えない深さになって来ました。表面は薄い氷の膜で、体重をかけるとバキッと踏み抜けてフカフカの雪になるのですが、この二重構造が脚に無茶苦茶な負荷を与えてくれます(´Д` ) 更に踏み下がった分だけ余計に足を上げなければならず、毎回のモモ上げ運動が負担に拍車をかけます(´Д` ) 更に更に、完全に氷に変わったアイスバーン状態で登り下りがあり、苔の生えて湿った岩以上の滑りやすさを演出してくれます。アイゼンなんて買ってもいないので、ポールの石突きのゴムを外し(知らないうちに雪の中に消えてた)、氷に突き刺します。更に踵から思い切り蹴り込んで強引に段差を作り、支点を確保して進みました。コレが尋常じゃなく疲れました(´Д` ) 全身運動をしているので暑くて喉が渇きます。が、まさかハイドレーションのホースの中の水が凍ってしまい出て来ません。ワイルドにそこら辺の雪の綺麗な所を食べました。 前半に稼いだ時間をロスしつつも何とか大無間山に到着!この前登った日本コバを思い出す様な地味で眺望の無い場所です。辛さにまったく見合わない… すぐに食事の用意でお湯を沸かします。が、火の勢いが弱く、風ですぐに消えてしまいます。やってしまいました、ガス缶を低温仕様の物に変えてくるのを忘れてました(´Д` ) せっかく保温カバーと合わせて先週買ったのに…カロリーメイトのみ食べ、じっとしていると寒すぎるので休憩を早々に切り上げ下山開始です。 帰路こそが大無間山の真価が発揮されます。足がギリギリしか届かない段差の激下りと、小無間山を含めた4つのピークが心をへし折ってくれます。避難小屋までは下山している気は全くしませんでした。 避難小屋に到着したのが16時過ぎ。明るいうちに下山は不可能な時間になりました。 どうせ暗くなるし、全然休憩できてないので少し小屋で休もうと思いましたが、結構雪が降っていたので、帰り道の道路状況が気になりました。まだタイヤを交換してないので、路面凍結でもしてたら帰れなくなります。気温が下がる前に何とか帰らねば…と最後の行動食を食べて下山再開です。 ここからは雪もほとんど無く、下りのみなので楽勝なはずですが、両膝が痛んできました。サポートタイツを履く様になってからは膝の痛みとは無縁でしたが、無理をし過ぎた様です。 膝の痛みはだんだん酷くなりましたが、17:40に登山口まで戻ってこれました。左膝が完全に動けなくなり、脚を引きずって車まで帰りました。 正直、冬山を全く想定していない装備だったので、小無間山で引き返すのが正解だと思いました。また悪い癖が出てしまい、生きて帰ってこられただけで御の字です。今日は大反省(´Д` ) もしこれから登る人がいるなら、冬山装備で行かないと本当に遭難してしまう危険性が高いと思います。ていうか登らない方がいいと思います。どうせ景色も良く無いし。 帰り道にジュース1L、ポテト、ラーメンチャーハンセットを食べたにもかかわらず、帰って体重計に乗ったら1キロ痩せてました。大無間山恐るべし!(;╹◡╹) ( ´Д`) 終わり
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