槍ヶ岳~初心者でも登れた!

2015.08.17(月) 3 DAYS

活動詳細

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Facebookの登山グループのメンバーと槍ヶ岳に行ってきました。 槍沢ルート(上高地~横尾泊~槍ヶ岳~槍ヶ岳山荘泊)のピストンルートです ■大雨のためルート変更 当初計画は飛騨沢コース(新穂高~槍平小屋泊~槍ヶ岳~槍ヶ岳山荘泊)ピストン予定でしたが、滝谷出合手前ですれ違った登山客に増水で通行は危険言われ、急きょ下山。あかんだな駐車場に向かいバスで上高地へ。槍沢コースにルート変更をしました。6時出発、10時過ぎ下山。上高地に向かう時間などロスタイム6時間。ルート変更する時間としてはギリギリ・・でした。 ■上高地出発 大雨の中13時前に上高地を出発。横尾までの11キロを歩く。長い・・・とにかく長い。ずっと同じ景色だし雨でテンションが上がらない。沢の音なのか雨の音なのか・・ ゴアのレインコートを着ていましたがやはり濡れますね。しかも蒸れるので気持ちが悪い。ジプロックの中に入れていたものは濡れてませんでした。入れ忘れてたものはすべて濡れてた。雨とわかってる時はすべてのものに雨対策が必要なのを実感。 ■横尾山荘 寝る場所が個々に仕切られてる、布団には糊付けされた洗濯したてのシーツが・・・標高の高い小屋は条件があるので仕方ないとは思うものの、雑魚寝やいつ布団を干したんだろう?という布団で寝るのはやはり辛いです。 横尾山荘に泊まってしまったらもう山小屋泊まりが出来なくなってしまかもっていうほど気に入りました。石鹸は使えませんが宿泊者はお風呂に入れます。テン泊者は利用できませんので注意 横尾山荘は素泊まり+お弁当で8,000円。お弁当はクロワッサン2個+デニッシュパン1個+ソイジョイ1+チーズ2+野菜ジュース。この先のルートを考えるとスタミナ的にはどうなんでしょうね?スタミナ切れで殺生ヒュッテに立ち寄りカレーライスを食べました。このカレーで元気出ました。 ■横尾山荘~槍ヶ岳山荘 水俣乗越あたりまでは多少の起伏がありますがおだやかな登りです。途中水場がありますがとても冷たくて美味しいです。雪渓を超えたあたりから登り開始。ここまでで疲れが溜まってるのでかなりきつい・・・天狗原分岐を超えてしばらく歩くと目的地槍ヶ岳が晴れていれば現れます。目の前に現れる槍ヶ岳で一瞬元気が出ますが、槍は見えてるのになかなか近くにならない(笑)槍ヶ岳山荘も見えてるけど・・・遠い。このあたりから普段はあまり感じない私が空気が薄くなってるのがわかりました。ゆっくりゆっくり ■槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳 少しだけ休んでいよいよ槍ヶ岳へ。ヘルメットは槍ヶ岳山荘で500円で借りれます。要らないという人もいましたが、私は必要だと思います。登ることに夢中で2~3回岩に頭をぶつけました。無かったら直撃と思うとやはり必要です。途中登りと下りの一方通行になりますが、ちょっとわかりづらいので注意。よほどの高所恐怖症でなければ、足場がしっかりあるので三点支持を守って登れば怖くないです。ハシゴも見るよりも楽しいですよ。あっという間に頂上到着。写真でよくみる祠を見ると感激ですよ。下山はやはり怖いですが、落ち着いて落ち着いて。鎖もあるので助けてもらいました。イメージでいうとジャングルジムの上り下りと同じ感じです。ただ大自然のジャングルジム、命がけですので慎重に楽しんでください ■下山 二日かけて登ったところを1日で降りるます。あんなに苦労して登ったのにあっという間に槍ヶ岳山荘が遠くなります(笑)雪渓あたりまでは元気よく降りれますが、ここから上高地までは地獄・・・長い。足も痛いし、肩も痛い。疲労も半端ないです。横尾を過ぎて上高地までは修行レベル(笑)フラットな登山道は大好きだけどこの長さは御免。 5:30~下山開始、休憩を何度か入れて15:30に上高地につきました。 ■トレーニング 槍ヶ岳は槍の穂先の岩登りが大変なのかとずっと思ってましたが、そうではないです。槍沢ルートは槍ヶ岳山荘までの長い距離を歩く体力がカギだと思います。槍ヶ岳チャレンジしたのは今年の春。私が槍ヶ岳に行くまでに準備したことをご紹介 ◎登山靴・・まずはハイカットシューズを購入。(それまで使っていたシューズの裏がだいぶすり減っていたのでこの機会に購入しました)慣れさせるためにすべての山をこの靴で登りました。靴との相性を合わせること。 ◎体力勝負・・バテないないためにはたくさんを一気に食べるのではなく少量をこまめに補給していく。補給はお菓子ではなくお米(もち米)がよい。自分の腹八分目の分量を知ること。食べすぎると動きたくなくなります。少ないとバテが襲ってきます。 ◎水分の補給・・やみくもに持ち歩くと荷物が重いだけ。だからと言って飲まないわけにはいかない。ハイドレーションなど利用して少量を回数増やすほうがいいです。水分補給の分量やタイミングを知ること。 ◎荷物対策・・金華山で10キロの負荷をつけて登ったのがとてもよかったです。 初心者の私でも槍ヶ岳のテッペンに立つことができました。真剣に向き合った分だけ感動も大きいです。迷ってる人ぜひ山と向き合ってチャレンジしてみてくださいね (車にスマホを置いてきてしまったため軌跡はないです・・・残念)

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