高山納めておもふ 山の歯みがきの巻

2017.12.01(金) 日帰り

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※山行記録ではアリマセン ※あくまで個人の感想ですm(_ _)m 今週の高山納め予定が頓挫したので、さすがに潮時かとおもふ今日この頃。 今年は強力な協力者のおかげで、ほんとーにたくさんのお山へ行くことができました。 その中で、ほんとーーによく見かけた光景が、水場やトイレのシンクに残された残飯と「歯みがき粉」のぺってしたやつ。 ラーメンのスープを流したか、コッヘルをすすいだか?と思われる残飯も当然NGだと思うのですが、この「歯みがき粉」は衝撃的なほど、行くテン場ほぼ全てで見かけたかも... 水がざぶざぶ流れるほどの水道は少なく、たいていは蛇口から水がチョロチョロ。 そんなところに"ぺっ"と吐いてあるので、流しきれずに白く残されてました。 それを放置する神経もですが。そもそも。 そもそもね、山で歯みがき粉ってどーなんでしょ? こんな広大な自然の中で、自分ひとりが"ぺっ"としたところで、そんなもんは海にスプーン一杯の砂糖を入れたら海水が甘くなるのかって話じゃないのか?って感覚で"ぺっ"とするのかなぁなどと想像します。 しかし、日本人が大好きな、歯を白くしたりツルツルにしたりするような歯みがき粉って「粉」とか言うくらいで研磨剤が入ってるものがほとんど。 オーガニック製品でなければ、ほぼマイクロビーズと呼ばれる、超ちっちゃいプラスチックのビーズが使用されているでしょう。 環境汚染や人体への悪影響については、もう何年も前から懸念されており、海外では製造中止としている国もありますが日本で規制はありません。 大きな問題になっているのは海洋汚染ですが、下水処理しても生活排水からこれが除去できないために問題になっているわけです。 はい。山じゃないじゃん。 でも、海へは山から流れる水が入り込み、また循環して私たちの生活へも影響を与えることになるでしょう。 下水処理しても除去できないレベルなら山で多少"ぺっ"としても関係ないでしょうか。 下水処理で除去できないほどの小さなビーズが、地球表面の約70%を占める海を汚染し人の健康にまで影響を及ぼそうとしているというのに、"ぺっ"とやったそれが大地に染み込み流れ出た先で生きているものたちに、なんの影響も及ぼさないなんて事があるでしょうか。 人が踏みいることじたいが大なり小なりの影響をあたえるのならば、その影響は最小限に済ませたいものだなどと思うのでした。 まる。

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