活動データ
タイム
04:12
距離
5.5km
のぼり
707m
くだり
701m
活動詳細
すべて見る寒くなりましたね。 うっすらと雪化粧の宝満山へ。 「独りかい?」 キャンプセンターで食事の準備をしていたところ、 初老の紳士から話しかけられる。 天気予報もいまいちだったこの日は登山者も少なく、キャンプセンターにはぼくと彼以外誰もいなかったせいか互いに話が弾んだ。 登山歴40年。 これまで全国のいろんな山に登ってきたが、現役引退してからはずっとここ宝満山に登っているとのこと。 「今だいたい、ここ(宝満山)は1600回くらいだからね。2000回までは頑張るよ。」 そう言ってニカッと笑った顔が、なんの嘘も飾りもない少年のようだった。 40年も山に登り続けてきてるのに、 なぜそんなに、 初めて山に登ったときの感動をずっと抱き続けているような、そんな生き方が、なぜできるのですか 当然そんなこと訊けるわけもなく「じゃ、お先に」と、さっさと行ってしまった彼を、ぼくは食べかけのカップヌードルを慌てて胃に流し込んですぐに後を追ったが、最後まで彼に追いつくことはなかった。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。